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ブラッドフォード大学大学院 体験記 フセイン拘束"Ladies and gentleman - we got him." 戦争開始から8ヶ月経って、サダムフセインが捕らえられた。イラクにいる米軍をはじめ、世界中がテレビを通じて大騒ぎしているように見える。 サダムフセインによる圧政が繰り返されることはないという意味では、彼の拘束を喜ぶイラク国民も数多くいることだろう。町には市民による祝砲が鳴り響き、跳び上がって喜ぶ人々の姿が見られたという。 ◆ イラク各地で住民らが喜びの声
(日経新聞) ◆ フセイン氏拘束: 「やっと平和がくる」バグダッドは歓喜の渦 【バグダッド福島良典】フセイン元大統領拘束の知らせにバグダッドは14日、歓喜の渦に包まれた。住民は祝砲を上空に撃ち、車のクラクションを鳴らして拘束を祝い、「お前を捕まえたぞ」と雄たけびを上げた。 しかし、フセイン拘束により急に治安が回復するわけではない。イラク国内では今日も20人が死亡する「自爆テロ」が起こった。イギリスの政治家の中にも「フセイン氏からの拘束から自由になったことで米英軍への抵抗が国民運動化するかもしれない」と見る者もいる(ギャロウェー英下院議員)。日本政府は慎重なコメントしかまだ発表していないが、「治安に非常にいい影響があることを期待している」と述べている。こうした言葉がいつの間にか「治安は好転した」などとすりかえられないようによく見ておく必要がある。すでに「自衛隊派遣に有利な状況になっていく」との認識を示しており、今日のセンセーショナルなニュースを、自衛隊をイラクに派遣するためのカードとして使おうとしている。米軍がバクダッドに入城したとき、多くのイラク国民が歓喜しているというニュースがあったのをよく覚えておく必要がある。 インド政府は14日に米軍から要請されていたイラクへの派遣見送りを決定した。その結果、米国から「私たちは異なる決定を望んだが、インドは引き続き、重要な戦略的パートナーだ」というメッセージを受け取ったらしい。日本は国連よりも日米同盟を重視するのか。そうしたところで「重要な戦略的パートナー」とみなされうるのか。アメリカとの関係が今までと変らないとして、自衛隊がアメリカの指示の下に「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」することによって、日本を敵視する国・人々が増えるというマイナス面はどのように考えられているのだろうか。 例えば、アラブの国々で「フセイン政権の終焉は喜ばしい」が、そのフセインを拘束したのがアメリカだということが面白くないと感じている人がたくさんいそうだ。自らの都合により「正義」の定義を変える国に従うことが、「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」国のすべきことであろうか。 日本にとってサダムフセインの拘束が"good news"なのかかどうかは、現状では全く判断できない。 Copyright (c) 2000-2003 BEEMANet All Right Reserved. |