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ブラッドフォード大学大学院 体験記 火災報知器
これでイギリスに来てから7回目だ。火災報知器は、当たり前だが、火事の危険性を警告するものである。したがって、その音の大きさは尋常ではないし、長い間その音を聞いていると、それだけで消耗する。どうせ誤作動だろう、とは思っても、本当に火事である危険性がないとは言えないので、避難するしかない。眠い目を擦りながらズボンをはき、上着をはおる。 避難経路に従って玄関までたどり着いた頃、消防自動車が到着する。イギリス人はレイジーだと思っていたが、消防士だけは例外であるらしい。すばやい対応だ。たくさんの消防士が建物に入り、火災の可能性を探る。検査がいい加減なのかどうかは知らないが、異常に早い。3分ごには隊長らしき人の「Everything is fine.」という言葉で消防士は去っていく。住民もそれぞれの部屋へ戻る。 しかし、「Everyshing」は「fine」なのだろうか。火災報知器で無理矢理叩き起こされたという事実だけで、すでにfineではない。また、一度や二度ならともかく、こう頻繁にあっては神経が磨り減るというものだ。実際に火事が起こる可能性は高くはないけれども、本当にそういう状況になった場合、「また誤報か」と思って避難すらしない人が出るかもしれないのは狼少年の例をひくまでもない。 ◇
僕はPre-sessional英語コースのためにQueenMary(University of London)のVareyHouseに20日間を過ごし、その後Bradfordに移ってKirkstoneHallに2日間滞在した。WardleyStudentApartmentsには昨日引っ越してきたばかりだ。それぞれの寮で毎回火災報知器の音を聞いている。また、たまたま訪れたPubでも火災報知器が鳴ったことがあるし、歩いていて火災報知器が鳴り響いている建物の前を何度通ったか知れない(これは数にカウントせず)。 はっきり言ってうんざりしているが、今後もまだまだ何度も聞くことになるだろう。火災の原因を作らないこととあまり驚きすぎない(しかし、きちんと警戒する)ように気をつけよう。ハァ・・・。 ◇ <例1>初めてイギリスで火災報知器の音を聞いたのは、渡英後初めての週末だった。タイ人のフラットメートが「タイ風オムレツ(卵にナンプラーを混ぜて焼くという極めてシンプルなもの)を作ってあげるよ」というので待っていると・・・。「Oh,
my god」という言葉を彼が発するや否や、オムレツから煙が出て、あっという間にサイレンが鳴ったのだった。温度調節が難しい電気調理器を使いこなすのはかなり難しい。とくに、初めて料理をするような留学生は「火加減」もよく知らないようだし・・・。 本当に火事になったとき、また大惨事になるような気がするのは僕だけではないはず・・・。(2003年9月17日)
<追記>2003年9月20日、本当に燃えました・・・。 Copyright (c) 2000-2003 BEEMANet All Right Reserved. |