アイネス、純損失21億円

個人情報漏洩事故などで05年3月期の業績予想を下方修正
 情報システムのアイネス<9742>は7日、05年3月期の業績予想を修正し、純損益が従来予想を19億円下回る21億円の赤字になったようだと発表した。前の期は13億円の黒字だった。自治体ビジネスでの個人情報の漏洩で他の自治体との商談が停滞したため、売上高が大幅に減少し、事故対応費用もかさんだ。
 売上高は従来予想を39億円(9.4%)下回る、前の期比8.5%減の374億円、経常損益は前回予想を29億円下回る5億円の赤字(前の期は33億円の黒字)だったようだ。
 個人情報漏洩事故は昨年9月、同社の元社員が埼玉県八潮市と草加市の市民の個人情報の一部が記載された書類を可燃ごみとして捨て、清掃業者が発見したことから判明。発見時に回収されたため、不正使用された事実は確認されていないという。
 この事故で、同社は八潮市など14の自治体から1-3カ月の指名停止処分を受けたが、商談状況は正常化してきているという。先月28日には再発防止策を発表、事故のあった9月10日を社の「個人情報保護の日」に制定し、「持たない」「預からない」「運ばない」の個人情報保護3原則を定めるなどした。【了】

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