市民の自主性が復興を促進
小千谷市の災害復興担当者が災害時の教訓を杉並区民に
新潟県中越地震で行政側で活動した新潟県小千谷市総務課長の太刀川俊一さんの防災講演会「『新潟中越大震災からの教訓』~立ち上がれ!団結小千谷」が13日、東京都杉並区のセシオン杉並で開かれた。太刀川さんは「市民が自力で復興させるという気持ちが大事。行政はもちろん最大限のサポートをしたが、市民や自治組織の自主性が小千谷を救った」と体験談を語った。
行政の働きとして、太刀川さんは情報収集と職員の事前研修の重要性を話し、「最低限職員を事前に研修しておくことが必要で、ベストなのは全国的な組織を作ること。いざというときに他地域から判定に来る体制があれば、公平性を保てるだけでなく、人員も確保でき、混乱を抑止することができる」とアイデアを述べた。
杉並区は新潟県小千谷市と災害時相互援助に関する協定を結んでおり、昨年10月に発生した新潟県中越地震に関するさまざまな支援を行っている。3月末までに区が小千谷市に4500万円にも上る義援金を届けただけでなく、復興支援コンサートや田植え体験などで交流を行っている。【了】