2005年11月30日

TBS井上社長、一問一答

紳士協定「信じている」

30日夕方、東京都港区の新高輪プリンスホテルで、楽天との覚書締結を会見で報告する井上弘TBS社長(撮影:吉川忠行)30日、楽天<4755>と覚書を締結し、資本・業務提携に関する協議に合意したTBS<9401>の井上弘社長の一問一答は以下の通り。

―― 楽天との協議入りに合意した理由は?

 統合提案の撤回のほか、協議期間中に楽天のTBS株保有比率を、みずほ信託銀行に信託するなどで、10%未満まで低下させるという合意が大きな理由。何度も提携しようと以前から言っており、協議を開始しようということ。

―― 業務提携の内容は?

 Eコマース展開、オンライン放送、ポータルの活用などが中心になる。放送と通信の融合は、言うのは簡単だが、商売にしようとするとなかなか難しい。楽天の提案にはまだ目新しいものはなかったが、協議でいい案が出ればと思う。

―― 楽天のTBS株保有が、野球協約違反ではないかということについては?

 協約に従うべき、という以前のスタンスのまま。

―― 協議期間が3月末までとのことだが、一方の意思で打ち切れるか?

 法律論ではいくらでもあるだろうが、覚書は紳士協定。一方的に打ち切ることはないと信じている。互いの立場を重んじると信じている。

―― 打ち切りになった場合、楽天の意思だけで、信託した株を引き出せるか?

 紳士協定を守るという立場で考えている。勝手に、ということはないだろう。

―― 楽天のビジネスモデルや業績など、どのようなイメージを持っているか?

 それを含めて、11月末に答えるつもりだったが、提案が撤回され、これから協議を始めることになったので、発言は控える。イメージ批評を今の時点でするのはいかがなものか。

―― 一連の騒動で、TBS自身の資産の有効活用や業績についてどう考えたか?

 株主価値の向上に甘さがあった。会社の企業価値の向上に貪欲であるべきと反省しており、魅力ある企業にするために、いっそうの努力をしたい。

―― 野球協約の遵守に解釈があるが、楽天はTBS株を何%まで持ってもよいと思うか?

 協約について言う立場にない。個人としては株はダブって持つものではないと思っている。

―― 株式の取り扱いについて、売り先など提案するか?

 現段階で予言めいたことをいうのはよくない。大株主として敬意をもって接する。

―― どうして、楽天と別々に会見を開くのか?

 今日はこれから協議を開始することを決めただけ。定例会見だ。新しく何かをやるという発表なら一緒にやるかもしれないが。

―― 勝ち負けで言うと?

 統合提案にはびっくりしたが、可否について検討しただけで、駆け引きをした感覚はない。勝ち負けではない。

―― マスコミが「休戦」「和解」など言っているが、どうか?

 みなさんが言っているだけ。これまでは協議に入らず、検討していた。今日が交渉のスタートなので、「休戦」でも「和解」でもない。

―― 覚書の延長は、一方が決めるのか、両方が決めるのか。

 信頼関係で話し合うのだから、話し合いで決める。

―― 業務提携委員会はいつ開かれる?メンバーは?

 覚書を締結したばかりで決まっていない。メンバーは未定だが、業務提携関連のチーフは城所賢一郎取締役、財務関連は財津敬三専務。

―― 統合提案から約50日を振り返ると?

 スタッフが真摯に、休みも取らず検討してくれた。頭が下がる。よいスタッフを持ったと感謝している。

―― 楽天の存在は数ある提携先企業の1つか、それとも気になる対象か?

 提携対象として、他社と等距離とみる。大株主だから気になるのは確か。

―― 統合提案から、三木谷社長と一度も会わなかった理由は?

 申し出を検討するだけで、協議の必要がなかったから。【了】

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TBS「複数と組むのが戦略」

井上社長、楽天との覚書締結を記者会見で発表

30日、都内のホテルで記者会見するTBSの井上弘社長。(撮影:吉川忠行)TBS<9401>は30日、楽天<4755>が株を大量取得、持株会社の設立などを提案していた問題で、楽天が経営統合提案を取り下げ、19.09%を保有しているTBS株の一部をみずほ信託銀行<8404>に信託する方針を受け、協議開始のため、楽天と覚え書きを締結した。

 井上弘社長は同日夕方、東京都港区の新高輪プリンスホテルで記者会見を開き、「相手を1社に固定せず、複数と組むのがTBSのIT戦略。1995年に開発局を作るなど、放送局としては、IT分野で先頭を走ってきた」と話し、楽天とは複数の提携企業の1つとして候補に加える方針を示した。

 井上社長は「三木谷社長とは(覚書の締結をした)みずほコーポレート銀行で、約50日ぶりに会った。これからは信頼関係を崩すことがないようにしましょうと話し、友好的な雰囲気で覚書を締結した」と報告した。【了】

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米大使「9条改正は日本の決断」

日本外国特派員協会で講演

30日、日本外国特派員協会で講演するシーファー駐日米大使(撮影:吉川忠行)J・トーマス・シーファー駐日米大使は30日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演し、日米60年の歴史を振り返り「日米の民主主義の機能の仕方や言語、文化は異なり、歴史的にずっと平和的な関係ではなかったが、現在は自由、民主主義、忍耐という基本的なスタンスを信じるに至った」と語った。

 国連改革について、シーファー大使は「米国は改革を望んでいる。日本が安全保障理事会に席を持ってほしいし、それを実現するために他国と連携したい」と話した。

 自民党が結党50周年記念党大会で憲法9条の改正に触れたが、自衛隊改革を米国は支持するかとの質問には「そう結論づけるとすれば、それは日本の決断であり、米国がとやかく言う問題ではない。世界平和のために、日米はもっとできることがある」と答えた。

 また、靖国問題や反日デモなどで冷え込む日中関係を取り持つための米国の役割について問われると、シーファー大使は「最終的に結論を出すのは関係両国で、米国ではない」と応じた。【了】

2005年11月29日

リサイクル「単純に、楽しく」

エコプランとのペットボトル穴あけ減容機

29日、幕張メッセで開かれた「ウェステック2005」で、ペットボトル穴あけ減容機「ペタンペット」の説明をするエコプラントの松田昌和専務千葉市美浜区の幕張メッセで12月2日まで開かれている、廃棄物処理・再資源化技術や機器の展示会「ウェステック2005」では、廃棄物の破砕や分別などに必要な大掛かりな設備が目立つ。そんな中、とてもシンプルな方法で資源循環型社会の推進をはかる企業があった。

 ペットボトル穴あけ減容機「ペタンペット」を展示していたエコプラントの松田昌和専務は、同機を「単純で、特に新しい技術を使っているわけではないが、環境への配慮と便利さを備えた機械」と表現した。投入口からペットボトルを入れると、機械が自動的に穴を開け、押しつぶす。残った飲み物を外に出し、ボトルの容積を減らす。

 同機を使うことで、通常のごみ箱の5倍以上のペットボトルを収納できるので、回収の手間が軽減される。キャップを破損せず、ラベルのはがしやすさもつぶす前とほとんど変わらないため、分別・リサイクルのしやすさは変わらない。

 松田専務によると、現在、子どもがゲーム感覚で楽しみながらリサイクルについて学べるよう、ペットボトルを入れると当たりが出たりカードをもらえる仕組みも考えており、セガなどの玩具メーカーと話を進めているという。

 リサイクルの推進には、必ずしも高度な技術ばかりが必要というわけではないという好例だ。【了】

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資源循環型社会 "地球に愛を!"

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「ウェステック2005」始まる

29日、千葉市の幕張メッセで廃棄物処理・再資源化技術や機器の展示会「ウェステック2005」が始まった廃棄物処理・再資源化技術や機器の展示会「ウェステック2005」(同実行委員会主催)が29日、千葉市美浜区の幕張メッセで始まった。12月2日まで。

 15回目の開催となる今回は「もっと地球に愛を!」がテーマで、廃棄物のリサイクルや分別技術、同関連システムなど約130社の製品やサービスが展示されている。

 開催初日の同日、資源循環型社会を実現するための最新技術と活動に授与される「ウェステック大賞2005」の表彰式が行われた。環境大臣賞には、徹底した品質管理と積極的な情報公開を評価されたアラックスと竹中土木の「君津環境整備センター」と、ビルのテナントから排出される廃棄物を分別・リサイクルし、循環型スペースを実現させた宮城県仙台市でファッションビルを運営する一・四・一の「環境にやさしいビル作り」の2つが選ばれた。

 開場時間は午前10時から午後5時まで。最終日のみ午後4時まで。入場料は一般1000円、学生500円、団体(10人以上)1人あたり800円。【了】

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2005年11月25日

スラムの天使「平等な教育を」

タイのプラティープさん、学生らに語る

タイで38年間、子どもたちの教育やスラム住民の生活向上のために活動し、“スラムの天使”とも呼ばれるプラティープ・ウソンタム・秦さんが25日、東京都豊島区の立教大学で公開講演し、聴講に集まった国際開発などに興味のある学生らに、自らの体験を語った。

 プラティープさんはタイ最大のスラムであるクロントイ出身。16歳のとき、教育の機会を持てないスラムの子どものための私塾「1日1バーツ学校」を開いたことや、正規の学校ではなかったため、タイ政府から閉鎖命令や立ち退き命令があったが、平等な教育の機会を与えたいという信念から、社会の圧力と闘ったことなどを話し、「生み育ててくれた両親の懸命な姿や、スラム生活時代の他地域との差を見た自らの経験を原動力にしながら、“公正さ”という信念を常に持って活動してきた」と語った。

 また、プラティープさんは「文化を学びあい、交流しあうことが、将来につながる」と、交流の大切さを説明。「大人が青少年に問題提起し、青少年は考える力を養う必要がある。地球上でどのような変化が起きているか学習し、自らや地球が直面している問題について考え、準備していかなければならない」と語りかけた。

 1978年に活動の功績が認められ、アジアのノーベル賞と言われるラモン・マグサイサイ賞(社会福祉部門)を受賞し、その賞金を元手に、“希望の灯火”を意味するNGO(非政府組織)「ドュアン・プラティープ」を設立し、スラムの子どもの教育や福祉改善に力を尽くしている。2000年3月からは、上院議員を務めている。【了】

ゴーン社長「越境M&Aは失敗しがち」

日本外国特派員協会で講演

「国境を越えたM&Aはしばしば失敗する」と話す日産自動車のカルロス・ゴーン共同会長兼社長(撮影:吉川忠行)日産自動車<7201>のカルロス・ゴーン共同会長兼社長は25日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演し、「国境を越えたM&A(企業の買収と合併)はしばしば失敗する。会社はプラスチックのブロックのように簡単にくっつかない。企業文化は結果論ではない」と話した。

 ゴーン氏は「財務諸表には企業文化という項目はないが、利益などの価値に表れてくる」と述べ、日産の経営再建の成功がルノーのやり方を持ち込まず、日産の企業文化を尊重したことにあるとした。ルノーが日産を統合する可能性についても、「統合すれば短期的に利益が上がるかもしれないが、長期的なメリットにはアライアンス(提携)の方がよい」と否定した。

 仏ルノーの社長兼CEO(最高経営責任者)でもあるゴーン氏は、ルノーの中期経営計画が来年2月に発表されるのは遅すぎるのではないかとの指摘に、「最初から2月と言っている。早くできたから発表したり、遅らせたりするのではなく、コミットメントを守る。また、計画の発表よりも実行が大切だ。発表日が計画の開始日でなければならない」と語った。【了】

2005年11月24日

NTTコム「再編は顧客のニーズ」

和才博美社長

「ユビキタス社会は顧客の“顔”が見える」と話す和才博美社長(撮影:吉川忠行)エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズの和才博美社長は24日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれている「NTTコミュニケーションズフォーラム」で基調講演し、NTTグループの事業再編に伴う同社の役割について、「長距離と国際通話を受け持ったのは、インターネットが存在する前の電信・電話の時代。同じ体制、やり方では顧客ニーズに合わない」と話した。

 NTTは今月、中期経営戦略でグループの一体化を打ち出した。NTTコミュニケーションズは、NTTレゾナントと事業統合し、インターネット接続・ポータルサイトを集約するほか、NTTグループの法人向けソリューションサービスも、NTTコミュニケーションズに一本化する。

 和才社長は「ブロードバンド、ユビキタス社会は顧客の“顔”が見える、パーソナルなサービスを提供する時代。これまでの顧客に質のよいサービスを提供するだけでなく、潜在的顧客に訴えて量をいかに拡大するかが、ビジネス成功の鍵だ。当社はICT(情報通信技術)化をワンストップで提供する会社になる」と話した。【了】

王大使、靖国参拝を再度けん制

中国大使として初めて、外国特派員協会で会見

日本外国特派員協会で中国大使として初めて会見した王毅駐日大使(撮影:吉川忠行)中国の王毅駐日大使は24日、中国大使としては初めて日本外国特派員協会(東京都千代田区)で会見し、「A級戦犯の扱い方は完全に日本の内政問題ではない。A級戦犯は国際的にも裁かれた、侵略戦争の指揮者の象徴的な存在で、日中の政治的基盤や世界の秩序などに関わっている。民衆や一般の政治家に行くなと言ったことはなく、国家の最高指導者が参拝するのが問題。昔の傷に塩を塗られているようだ」と首相の靖国参拝を批判した。

 東シナ海のガス田開発をめぐる日中間の対立について、王大使は「中国側が進めているガス田の作業は、日本の主張するラインより離れた中国の海域で行っている」と話し、境界線についてそれぞれ異なった主張があるものの、中国は境界線の早期確定と、お互いの利益のための共同開発という大きな目標について日本側に提案していると説明した。

 増大する中国の軍事費については、「中国は経済建設を中心に進めている。確かに毎年、軍事予算は増えているが、国家予算に対する比率では下がっているのも事実」と述べた。

 ブッシュ大統領が「台湾は中国にとって民主主義のいいモデルになる」と発言したことについて問われると、王大使は「台湾問題の本質は、民主化するかどうかではなく、統一か分裂かということだ。1つの中国という原則を認めるのが対話の基盤で、その原則を認めればすべての問題が対話を通じて解決できる」と話した。

 1972年の日中国交正常化時に比べ、日本人の中国への印象が否定的になっていることをどう思うかとの質問に、「マスメディアの役割は大変だ。(今年)4月の反日デモの現場で、投石シーンはわずかだったが、メディアが何百回も繰り返し放送したので、見た人はそれがすべてと思う。中国は全面的な改革中の国で、いいところも改善すべきところもあるが、一部でなく全体的な中国を伝えてほしい」と記者団に注文した。【了】

■関連動画
11月24日動画ニュース

シリーズ・トップに聞く 第13回 バルス 髙島郁夫社長

「豊かな時間とか空間を提供できるのが強み」

balstksm.jpgインテリア・雑貨小売のバルス<2738> は、住空間を構成する家具や雑貨を、横断的に顧客に提供する「ホームファーニッシング」というスタイルで、インテリア関連ショップを展開している。家具メーカーから独立し、デザインでビジネスを拡大していきたいという髙島郁夫社長に同社の戦略などを聞いた。

―― 会社の概要は?

 当社はいわゆるホームファーニッシングという小売の業態。もっと簡単に言えばインテリアショップを展開している。マーケットのピラミッドと言うか、ハイエンド(最高級品)の「AGITO(アジト)」という業態からわりとベターゾーン(中上級品)の「franc franc(フランフラン)」まで、4業態を中心に展開している。

 現在、フランフラン80店舗、アジト1店舗。アッパーミドル向けの業態「バルス東京」を2店舗オープンしたが、今後、国内で10店舗、海外で20店舗ぐらい展開しようと考えている。

―― 創業の経緯と沿革は?

 1990年に創業。92年にフランフラン1号店が、天王洲アイル(東京都品川区)でスタートし、粛々と店舗を増やしてきた。

 もともと私は家具メーカーにいて、当社を家具メーカーの新規事業として始めた。96年にMBO(経営陣による自社買収)し、独立。2002年にジャスダック上場、今年2月に東証(2部)に上場した。

―― 特長と強みは?

 小売業だが、マーケティング主体になっているブランドというような意識をしている。従来のインテリアショップと扱っているもの自体はそれほど変わらないかもしれないが、商品、店舗、サービスの開発を、ブランドを意識してマーケティングを行っている。例えばフランフランでは、家具やマグカップを売っているが、付加価値をお客さんに認めてもらうことが大事。

―― 前期(05年1月期)の業績は?

 売上高が約185億円、経常利益が約11億円。

―― 今期(06年1月期)の業績予想と今後の方針は?

 今期は売上高が220-30億円で、経常利益は13-14億円ぐらいの予定。3年ぐらい後に小売ベースで、500億円の売り上げを目標にしている。

―― どのような形での社会貢献を考えていますか?

 基本的にモノを店で売っているわけだが、豊かな暮らし、豊かな文化を提供していることが、当社の社会貢献。日本の住環境は世界的に見れば非常に貧弱で、終戦後に洋風化が始まって約60年しか経っていない。現在は、日本人がもともと持つカルチャーと、洋風化したものを受け入れるカルチャーをミックスして、ようやく自分たちの暮らしが形作られてきたというところにある。

 家具で言えば、従来型の家具屋ではなく、当社のようなライフスタイル型の店舗で買う人が増え、お客様が自分たちのライフスタイルを重要視し始めた時代ともいえる。こうした暮らしを広めることが一番の社会貢献だと思う。ものを食べたり、寝たりする時間が、くつろぎや楽しさに置き換わっていくことが大事と思う。豊かな時間とか空間を提供できるのがわれわれの強みだし、一番の社会貢献だと考えている。【了】

【会社概要】

商号株式会社バルス

創業

1990年7月
上場2002年7月(ジャスダック上場)
2005年2月(東証2部上場)
証券コード 2738
資本金14億7774万円(05年10月末現在)
売上高189億9411万円(05年1月期連結)
代表取締役社長髙島郁夫(たかしま・ふみお)
従業員数209人(05年1月末)
本社東京都渋谷区神南1-19-4
電話番号03-5459-7500(代表)
URL http://www.bals.co.jp/

インタビュー内容を 動画ニュースでご覧いただけます。

■バックナンバー
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21LADY 広野道子社長
ウィズ 横井昭裕社長
アドバックス 齊藤大社長
サンコーテクノ 洞下実社長
鉄人化計画 日野洋一社長
メディビック 橋本康弘社長
黒田精工 前田哲也社長
グラフテック 奥文郎社長
ジャルコ 北野敬之社長
アビックス 熊崎友久社長
アドテックス 黒瀬克也社長

2005年11月21日

子ども兵士の存在を忘れないで

元子ども兵士のバンヤさん、チャイナ・ケイテッツィさんが講演

人権団体アムネスティインターナショナル日本が主催する講演ツアー「子ども兵士のいない世界をめざして」に講師として招かれている元子ども兵士のバンヤさん(27歳、タイ在住)とチャイナ・ケイテッツィさん(29歳、デンマーク在住)が19日、東京都豊島区の立教大学池袋キャンパスでそろって講演した。それぞれの子ども兵士時代の体験と、社会復帰までの道のりなどについて話し「子ども兵士の存在を知ってほしい、忘れないでほしい」と訴えた。

 ミャンマー(ビルマ)で13歳から17歳までを子ども兵士として過ごし、現在はビルマ人権教育機関(HERIB)で勤務するバンヤさんは、「国別で見ると子ども兵士の数は(旧)ビルマが世界で最も多い」と述べた。バンヤさんによると、ミャンマー政府軍40万人の4割程度が子ども兵士で、政府軍に対抗するいくつかの民族武装グループの中にも、合計で7000人ほどの子ども兵士がいるという。

 ミャンマーには民族的な弾圧から、一カ所に定住できない国内避難民という存在があり、家族から離れて 武装グループに加わりやすい条件がある。「民族を守るため」という宣伝で自発的に兵士となる者もいれば、生活の糧を得るためにやむなく軍に加わったり、誘拐などで強制的に徴兵される例もある。兵士となった子どもらは、敵兵だけでなく一般人を含む殺人や、村の焼き討ち、レイプなどをさせられる。乱暴な行為をすればするほど褒められるため、中にはそうした蛮行を英雄的行為として自慢する子どもらもいるという。

 ミャンマー政府は子どもの権利条約と女性差別撤廃条約を批准しており、18歳未満の徴兵はしないと表明しているが、子ども兵をめぐる環境に変化はない。紛争地域のモニタリングも大きく制限されており、国際機関などによる圧力を拒んでいる。

 ウガンダ生まれ、デンマーク在住で、『Child Soldiers(子ども兵士)』の著者チャイナ・ケイテッツィさんは「子ども時代を取り戻せないことが最もつらい。料理人から、スパイ活動や上官のボディーガードまで、何でもやらされた。不特定多数からの性的虐待も受けた」と話した。 

 チャイナさんは1984年、8歳のときに当時の反政府勢力だった国民抵抗軍(NRA=現政権)に捕まり、その後11年間NRAで兵士として上官のボディーガードを担当した。不特定多数から性的関係を強要され、14歳で父親不明の息子を産んだ。1995年に他の兵士から武器を盗んだと疑われ、処刑を免れるためケニア、タンザニア、ザンビア、ジンバブエを経由して、バスで南アフリカへ逃亡。4年間、南アフリカに滞在した後、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の援助で、デンマークに移送された。

 デンマークで心理療法士1人とソーシャルワーカー2人に、社会復帰の手助けをしてもらったチャイナさんは「私はまだラッキーだった。軍から逃げることはほとんど不可能だし、家や家族を失い、逃げる場所もないことが多い。逃げたとしても、どこの国に行くかで受けられる支援に差があるし、社会復帰をしたとしても元の国に戻り、再び兵士になる人もいる」と、元子ども兵士に対して国際的な対応策が確立していないことを訴えた。

 元子ども兵2人は「友達や家族に伝えてほしい。それを繰り返せば、やがてはその声が政府にも届くだろう」と、子ども兵士の問題に関心を持つ人が増え、その結果として子ども兵が減っていくことへの望みを語った。同講演には、国際協力などに関心の高い学生ら約160人が集まった。【了】

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[書評]アキ・ラー編著『アキラの地雷博物館とこどもたち』(10/12)

2005年11月20日

”萌え~”は、若者世代の新しい感嘆詞!?

最近、テレビや雑誌などでよく見かける“萌え”という言葉。意味は何となく分かる気もするが、実際に使ったことがないため、どういう場面で発するものなのか、いまいちつかめない。誰が、いつ、どこで“萌え”るのか。オタクの聖地秋葉原で、萌えの世界を探った。

“萌え”の対象は「限定的」

秋晴れがさわやかな日の夕暮れ時、ライブドアでコスプレサイト「Cure」を担当する長永由紀さんと、秋葉原へ行った。

最初に訪れたのは、アニメキャラクターをかたどった人形(フィギュア)などを販売するホビーショップコトブキヤ秋葉原店。店内には無数のフィギュアが並べられており、いきなり圧倒された。趣味で作ったプラモデルの大作を、サンプルとして店内に展示している赤星陽一店長に聞くと、「精巧なフィギュアを作るにはかなりの技術が必要です」とのこと。

手がかかっているだけあって、値が張る。中には何万円というものもあった。これでは、収集するのも大変だなとつぶやくと、長永さんが「“萌え”というとき、対象は絞り込まれていて限定的。数を集めるというより、“萌え”る1つのものにお金をかけるんです」と話していた。

買った商品を箱から出さない人もいると聞いた。「なんで?」と思うのは、まだ“萌え”ていない証拠なのか。「箱入り娘」ということなのだろうが。

“萌え”たキャラには、なりきりたい!

次に向かったのは、ファンが自分でサイドストーリーを書いた漫画や小説の同人誌などを販売するまんだらけ秋葉原店。数万点の同人誌が所狭しと並べられている。店内では、仕事帰りのサラリーマンや学生風の男性が、自分の趣味に合うものを熱心に探していた。同人誌も価格の幅が広い。長永さんによると、人気や発行部数で値段が決まる。“プレミアム”がついた同人誌は、1万円を下らない。また、どの同人誌も薄いのが特徴だ。買う前に中身をみることはできず、サンプルとして1ページのコピーが添付されたものが多かった。予備知識がないと、何をどう選べばよいか全く分からない。

店内で変わった衣装を着る女性がいた。同店の店員の桃花さん(コスネーム=コスプレをするときの名前のこと)だった。コスプレとは、漫画やアニメなどの登場人物と同じ格好をし、その人物になりきること。桃花さんは、今“萌え”ている小説のキャラクターの衣装を着て、仕事に励んでいるそうだ。彼女は「自分にしっくりするものを着たい」ので、既製品を買うよりも、衣装を自作することを好む。

激しい感情の高ぶりが“萌え”

カルチャーショックだった。
見知らぬ世界を垣間見た僕は、少し疲れた。そんな僕を見て、長永さんが連れて行ってくれたところは、メイド喫茶ガーデンフェアリーというところ。休めるのかなぁと思いながらも、後に付いて入店した。

 「お帰りなさいませ、ご主人様!」

入るなり、そんな声が聞こえ、動揺した。屋敷に戻ってきた主人を、エプロンドレスを着たメイドが迎えるのがメイド喫茶の設定らしい。漫画やゲームでこのスタイルが流行となり、今やコスプレの主流ともなっているとか。 カルチャーショック!
カルチャーショック!
店内はいたって普通だった。値段もほかの喫茶店とほとんど変わらない。違うところと言えば、店員が客と話すことを前提としているところだろうか。物珍しさと会話を求めて、客は後を絶たない。男性客だけでなく、女性客やカップルもいた。

ポイント制を取っている店も多いという。何度も来店し、ポイントをためると、メイドの女の子と一緒に写真を撮れるという。その時点で、すでに主従逆転しているようにも思うが、この際そうした矛盾には目をつぶろう。ウエイトレスをしていた女の子に“萌え”について聞いてみると、「自分がかわいらしい格好をすることに“萌え”ている」という。客が“萌え”るだけではなく、働く側も“萌え”る気持ちを持っている。これは大きな発見だった。 ―「かわいい」「気に入った」「愛してる」―。

このような、人に対しても、自分に対しても、ストレートに言いにくい言葉を、“萌え”と表現しているのではないか。ある一部に対する、激しい感情の高ぶり“萌え”。これは若者の新しい感嘆詞といえるのかもしれない。【了】

今回の記者 佐谷 恭(SATANI, Kyo)
ライブドア・ニュースセンター記者。
“萌え”つき症候群

2005年11月18日

楽天に沈黙貫く TBS井上社長

中間決算財務説明会で

東京放送(TBS)<9401>は18日、東京都千代田区のキャピトル東急ホテルで、投資家向けの06年3月期中間決算財務説明会を開いた。同社に経営統合を提案する楽天<4755>への対応に関心が集まったが、同社の井上弘社長は、楽天問題には沈黙を守った。

 説明会の司会者が、冒頭で「現在は微妙な時期にある。社内外の専門家による精査が終わる今月末をめどに考え方を伝えたい」と、楽天問題には触れないことを前置きし、質疑応答が始まる前にも、「楽天との関係については遠慮して頂きたい」と話した。

 説明会終了後、井上社長は「セキュリティーの関係で」(司会者)、足早に会場を後にした。【了】

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東京一の商店街はどこだ?

都主催の“まちおこし”グランプリ

東京都内の商店街の優れた取り組みを表彰する「第1回東京商店街グランプリ」(東京都産業労働局商工部主催)の発表が18日、東京都千代田区の秋葉原ダイビルで開かれ、イベント部門で青梅市の「青梅宿アートフェスティバル2004 昭和モダンの青梅宿」、活性化部門で板橋区の「板橋縁宿事業」が、それぞれグランプリに選ばれた。

 同グランプリは、商店街の取り組みを広め、より多くの人が商店街を訪れ、その役割を再認識してほしいと都が企画したもの。イベント部門57件、活性化部門29件の計86件の応募があり、各部門からグランプリ、準グランプリと優秀賞3件が選ばれた。

 「青梅宿アートフェスティバル」は、青梅の特徴を活かした街づくりをするため1991年に始まった事業で、‘昭和モダニズム’と‘和’を意識したイベントとして毎年開催されている。同フェスティバル企画委員長の横川秀利さんは「一過性のものではなく、長編小説のように継続性のある街づくりをしたい。JR東日本が『昭和の街 青梅』に合わせたレトロステーションを作ったのもその一環」と街づくりの成果を強調した。

 「板橋縁宿事業」は、旧中仙道「板橋宿」の‘縁切榎(エノキ)’と‘結びの欅(ケヤキ)’を活用したまちおこし。周辺8つの商店街に、受験、仕事、恋愛など人生に関するテーマのおみくじ処を設置し、旧板橋宿周辺を散策できる仕掛けを作った。板橋区商店街連合会第1支部の榎田時男さんは「板橋縁宿ブランドを広めたい。06年は板橋が中山道宿場町会議の幹事を担当するので、タイアップも検討している」と、今後の展開にも期待感を示した。

 グランプリ発表前に基調講演した、コラムニストの泉麻人さんは「行きたいと思うのは、地形や歴史など、街の舞台にあった店が並んだ商店街。六本木ヒルズみたいなものを作れば客が来るという考えは違うと思う」と話した。

 東京都は、入賞した商店街の優秀な取り組みを、ウェブサイトや事例集などで紹介する。同グランプリは今回が初回で、これから毎年行われる予定。【了】

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イベント部門でグランプリを受賞した「青梅宿アートフェスティバル」企画委員長の横川秀利さん(撮影:吉川忠行) 活性化部門でグランプリを受賞した「板橋縁宿事業」板橋区商店街連合会第1支部の榎田時男さん(撮影:吉川忠行)

2005年11月16日

TBS制作費増、経常利益が半減

通期業績予想を下方修正

東京放送(TBS)<9401>が16日に発表した、05年9月中間期(4-9月)連結決算で、経常利益が前年同期比50.0%減の56億7300万円だった。衆議院選挙関連番組などで制作費が増加したことが響いた。

 売上高は同0.4%増の1491億9900万円、純利益は同64.4%増の125億7300万円だった。「3年B組金八先生 第7シリーズ」や「ヤンキー母校に帰るスペシャル」など、連結子会社のDVD販売が好調で、売上高と純利益はほぼ予想通りの結果となった。

 併せて、同社は06年3月期通期業績予想の下方修正を発表。売上高は従来予想を0.8%(24億円)下回る、前期比0.4%減の3006億円、経常利益は同予想を19.4%(35億円)下回る、前期比34.0%減の145億円、純利益が同予想を9.2%(18億円)下回る、前期比78.9%増の177億円となる見込み。テレビスポット収入の見通しが厳しく、横浜ベイスターズへの支援金の支出がテレビ部門の費用として発生する見込みという。【了】

2005年11月15日

スカイマーク、通期は経常赤字へ

中間決算と業績予想の下方修正を発表

スカイマークエアラインズ<9204>は15日、06年3月期の単体業績予想を下方修正し、経常損益が従来予想を19億円下回る、4億円の赤字になる見込みと発表した。

 原油高騰で燃料費負担が増加し、東京-関西線の低迷で旅客収入が減ったことが響いた。売上高は同予想を20億円下回る365億円、純損益は14億円下回るゼロの見込み。

 同日発表した05年9月中間期(4月-9月)単体決算では、売上高が184億3100万円、経常利益が5億9800万円、純利益が10億2700万円だった。東京-徳島線、東京-関西線などは低迷したが、7月1日から9月13日までの高需要期に期間限定運行した東京-那覇線が、8月に搭乗率90%となるなど、搭乗実績は予想を大きく上回った。

 同社では、高需要路線への集約化を計っており、低迷した2路線に加えて、東京-鹿児島線の運航を、今期末から順次休止する予定。【了】

[書評]後藤健二著『ダイヤモンドより平和がほしい 子ども兵士・ムリアの告白』

輝くダイヤの裏にあるものは?

 「大人が子どもを恨んでいる」

 戦争には金がいる。そして、金があれば戦争は続く。
 ダイヤモンド産出国の1つ、西アフリカのシエラレオネでは、その利益は生活を豊かにしなかった。代わりに、銃などの武器が国中に溢れ、利潤を奪い合う戦争が長期化した。

 一方で、兵士の数は減り、人数を確保するために、子どもが誘拐され、軍人にさせられた。武器を持っていなければ怪しまれないという理由で、子どもは軍のスパイとなり、身体が小さく動きが早いという理由で、戦闘の最前線に送られた。そして、素直な子どもたちは、指示されたとおりに家を焼き払い、人々の手足を切り落とすなどの残虐行為を繰り返す「戦闘マシーン」になった。

 本書は「うれしそうでもなく、悲しそうでもなく、うつろな眼でまったく感情のない表情」をしている、両腕を失ったシエラレオネ人の、1枚の写真を見た著者が、その表情の謎を解くために現地入りし、書いたルポルタージュである。

 取材の過程で、著者はその1年前に3年間過ごした軍から脱走した元子ども兵ムリア・ソレイに出会った。感情や恐怖心を消すために、皮膚を切って麻薬を体内に埋め込まれた彼は、キラー・イン・ザ・ブッシュ(やぶの殺し屋)と言われるほどの、“優秀な”兵士だった。

 元子ども兵士は、戦闘から離れ、必死に社会復帰を目指している。しかし、彼らは被害にあった住民や自分の家族から恐れられ、恨まれている。元子ども兵士への理解のある人でも、<許す。けれど、決して忘れない……>と話すことを受け止め、ムリアは毎日、神に祈ることにしている。消えない苦しみを持ちながら、ようやく生きる希望を見つけた彼は、最後に自らの夢を語る。

 遠い国の話だろうか。光り輝くダイヤモンドの、サイドストーリーとしてぜひ読んでおきたい作品だ。ふりがなつき。(汐文社、2005年7月、1365円)【了】

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2005年11月14日

日産、iPod対応ナビを発表

iPodが接続できるHDDナビゲーションシステム(上)と、同システムを搭載した「ウイングロード・ライダー」「ウイングロード・ライダー」を発売開始

日産自動車<7201>は14日、子会社のオーテックジャパン(本社・神奈川県茅ヶ崎市、片桐隆夫社長)がiPodアダプター付専用HDDナビゲーションシステム、専用サウンドシステムを、「ウイングロード・ライダー」に、メーカーオプションとして設定したと発表した。iPodが接続できる仕様は、国産車で初。

 助手席のグローブボックス内にある接続ケーブルに米アップルコンピュータ社のiPodシリーズを接続すると、ナビ画面のタッチパネルでのiPod操作ができ、音源を車のスピーカーを通して再生できる。また、つなぐだけでiPodの充電もできる。

 東京都中央区のアップルストア銀座で、新型「ウイングロード」担当デザイナー3人のトークセッションが開かれ、「ウイングロード」の開発エピソードやデザインコンセプトを紹介した。デザイン本部プロダクトデザイン部の齊藤欣一プロダクトチーフデザイナーは「革命がおきるんじゃないか。CDやMDの分の空間が他用途に利用できる」と、iPodが接続できる新仕様について説明した。

 同日、日産はフルモデルチェンジの「ウイングロード」を全国一斉に発売開始した。車内空間の広さを特徴としており、ラゲッジルームは最大412リットル。また、後部座席を最後部までスライドさせると、上級車「シーマ」以上の空間を確保できるという。【了】

2005年11月11日

数百円で飛行機に乗る日は来る?

「アライアンス同士が競合する時代」

11日、都内の外国特派員協会で会見する国際航空会社連合スターアライアンスのヤーン・アルブレヒトCEO(最高経営責任者)(左)と全日空の山元峯生社長。(撮影:吉川忠行)羽田空港の第4滑走路ができる2009年ごろに、低価格のキャリアが、日本の空のビジネス路線に参入してくるかもしれない。全日本空輸<9202>の山元峯生社長は11日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で、国際航空会社連合スターアライアンスのヤーン・アルブレヒトCEO(最高経営責任者)と会見に臨み、変わりゆく日本の航空業界について展望を語った。

 欧州では、ライアンエアーやイージージェットなど格安航空会社が台頭し、航空運賃を大幅に下げるなど競争が激化している。空席を安く提供するサービスなど、料金体系も多様で、国際線の1区間が1ポンド(約200円)を切る“激安チケット”も存在する。飛行機の機種を絞り込んで大量購入することで、機体購入やメンテナンスの費用を低く抑え、機内でのサービスや乗組員数を最低限にすることで、航空運賃を下げている。

 山元社長は、全日空が“激安チケット”を販売する可能性については否定した。しかし、「リーズナブルな運賃で、一定以上のサービスを提供していきたい」と話した。

 日本航空<9205>が先月25日、世界の大手8社で構成する国際旅客連合ワンワールドへの参加を決めたと発表したことについて、アルブレヒトCEOは「アライアンスのメリットがようやく理解された。乗客はマイレージなどアライアンスならではのサービスを求めている。99年にアライアンスに加盟した全日空は時代を先取りしてきた」と語り、これからアライアンス同士が競合する時代になるとの認識を示した。

 スターアライアンスは来年6月の成田空港の拡張時に、日本路線を持つ加盟11社のうち10社を、第1ターミナル南ウイングに集結させる。乗り換え時間の短縮とシステム手順の統一化により、アライアンス内での乗り換え客の利便性を向上させるという。また、加盟社で機体を共同購入する案なども浮上しているようで、航空各社の収益力と乗客の満足度を両立させる手段を模索している。【了】

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全日本空輸(ANA)
日本航空(JAL)
スターアライアンス
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2005年11月10日

SB、中間期は5期ぶり黒字

「自信を深めている」と話す孫正義ソフトバンク社長(撮影:吉川忠行)06年9月中間期(05年4-9月)連結決算

ソフトバンク<9984>が10日に発表した05年9月中間期(05年4-9月)の連結決算で、営業利益は44億円で、中間期としては5期ぶりの黒字だった。前年同期は67億9000万円の赤字だった。ブロードバンド事業の営業利益が第2四半期に、事業開始後初めて34億8300万円の黒字となった。

 売上高は前年同期比72.1%増の5227億8700万円。経常損失は134億8300万円、純損失は41億8200万円で、前年同期より赤字幅が縮小した。

 孫正義社長はブロードバンド事業の黒字化を、携帯電話への参入決定とあわせて同日発表した2大ニュースとし、「トンネルはいつか抜けるものと分かってみると嬉しい。自信を深めている。これまでは潜水泳法のようなものだったが、これからは息をしながら伸ばしていく」と、通期は営業損益、最終損益で黒字化できる見通しを示した。【了】

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孫社長「笑っちゃうぐらい大きな差」

携帯電話への参入決定で

10日行われたソフトバンクの第2四半期決算説明会で、携帯電話の参入認定書をかかげる孫正義社長。(撮影:吉川忠行)ソフトバンク<9984>の孫正義社長は10日、東京都千代田区の帝国ホテル開いた06年3月期第2四半期(6-9月)決算説明会で、移動体通信と固定ブロードバンド市場の営業利益を比較し、「笑っちゃうぐらい大きな差」と評した。

 発言は同日、総務省が同社の子会社BBモバイルに、携帯電話の参入認定書を交付したのを受けたもの。同社がすでに取り組んでいる固定ブロードバンド市場では、約500社が数百億円規模の営業利益を争っているのに対し、移動体通信市場では現在、3社で1.3兆円の営業利益を上げている。

 孫社長は「7-8年前からの念願がかなった。大変恵まれた市場で、“利益プライベートクラブ”に参入できたようなもの。ただ、一気にシェアが取れるとは思っておらず、無理をせず、一歩一歩着実にやりたい」と話した。

 同社はこれまで、ブロードバンドインフラの整備と固定通信事業の先行投資で、赤字先行の事業展開をしてきたが、携帯電話事業では利益確保を優先する方針という。【了】

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備えあれば憂いなし!あなたを守る防災グッズをチェック

「災害は忘れた頃にやって来る」と言われるように、災害が起こってから、対策について考える人が多いのではないだろうか。気象庁によると、今年は9月末までに、人的被害を伴う地震が18回と、過去10年間で最多となっている。台風や大雨での土砂災害も記憶に新しい。災害についてより意識させられる今こそ、災害対策について考えてみよう。今回は防災グッズをチェック!

まずは持ち運びやすい避難セットを

災害に備えるために、何が必要だろうか。三越デパート日本橋本店で、売れ筋商品について聞いてみた。

生活雑貨部の時野谷亘マネージャーが最初に紹介してくれたのは、「避難ホームセット」。リュック型で持ち運びが便利な「非常用持出袋」の中に、長期保存できる水やアルミ箔製の鍋から、懐中電灯、応急処置のための道具までが一通り入っている。災害対策の第一歩として、人気を集めているそうだ。「枕元など災害発生後すぐに持ち出せる場所か、避難した後に戻って取り出せる場所に置いてください」と、時野谷マネージャーはアドバイスをくれた。

個別商品では、コンパクト肌着セット、簡易トイレ、保温効果の高いアルミ製ブランケットなど、避難で家を離れたときに役立つ商品が売れ筋だ。また、最近とくに売れているのは、携帯電話にも付けられるストラップ付のホイッスル。軽く吹くだけで大きな音がするので、地震の際などに閉じ込められたときに、体力を消耗せずに、助けを呼ぶことができる。日頃の防犯対策にも役立つ。

防災グッズを実体験

防災グッズを実体験するため、livedoor デパートの小平貴司さんに最新の防災グッズを用意してもらった。

最初に試したのは蓄電も発電もできる「充電ちゅ~太」という商品。コンセントや車のシガーライターで充電でき、ハンドルを回せば発電もできるので、電池がなくなっても大丈夫。LED(発光ダイオード)ライトとFM・AMラジオのほか、緊急サイレンと携帯電話を充電するためのアダプターも付いている。重量が278gとコンパクトなので、かばんに入れておけば、日常生活でも便利な商品だ。

次に紹介してもらったのは、缶入りのパン。「パンの缶詰。」カンパンかと思ったら、そうではなく、柔らかい食感のパンだった。“非常食”という感じがしないのがいい。最近は簡単に温められる商品や、味にこだわった商品も開発されているという。緊急時でも、いや、切羽詰まったときだからこそ、普段のものに近いものが食べられれば、精神的にも落ち着くことができると思う。

まだある防災グッズ 点検を新たな習慣にしては?

3つ目に“挑戦”したのは「mizu-Q(ミズキュー)」というストロー型浄水器。川や池の水や、風呂の残り水を、飲めるようにするというスグレモノ。付属の粉末除菌剤で、水中の大腸菌を処理し、活性炭やサンゴなどを使ったフィルターが汚れた水を浄化するという。泥水を飲むにはやはり抵抗があったが、飲んでみると、味は普通の水と同じだった。ろ過技術がどんどん進化すれば、災害時に水で苦労することがなくなるかもしれない。

 “着る防災グッズ”というのも開発されている。3日間生き延びることを目的に設計された「いざコート」の試作品を着用させてもらった。消防と同じ素材を使った防火・防水・防寒コートで、使いやすさを考慮して配置された24個のポケットに、さまざまな防災グッズを収納できる。“いざ”という時は、このコートを手に逃げればよい。身軽に動けるし、両手が自由に使えるのが嬉しい。

水や食糧など、災害グッズは保存期間が3年から5年のものが多い。定期的に見直して、新しいものと交換し、使い勝手を試すのが重要だ。備えあれば憂いなし。防災グッズの点検を、新たな習慣にしてみませんか。【了】

今回の記者 今回の記者 佐谷 恭(SATANI, Kyo)
ライブドア・ニュースセンター記者。
避難訓練が好き。火災報知器は嫌い。

2005年11月 9日

はしのえみ、ボランティア体験

松ぼっくりを使ったクリスマス飾りを作ったはしのえみさん難病に苦しむ子どもとその家族のための宿泊施設で

欽ちゃんファミリーのはしのえみさんが9日、東京都世田谷区のドナルド・マクドナルド・ハウスせたがやを訪問し、1日ハウスマネージャーとしてボランティアの主婦らと交流した。ハウス内を見学し、説明を受けた後、松ぼっくりを使ったクリスマス飾りをボランティアらと一緒に作った。

 ドナルド・マクドナルド・ハウスは難病に苦しむ子どもとその家族のための宿泊施設。子どもが長期間入院する場合、家族は賃貸アパートやホテルに宿泊し、経済的・精神的に負担を強いられることが多いが、同ハウスは“Home away from home”(我が家のように寛げる第2の家)をコンセプトに、安らげる場所を提供したいとの意図で運営されている。同様の施設は世界各地で展開されており、国内4カ所を含めて28カ国254カ所ある。

 見学を終えたはしのさんは「撮影所に近いので、目の前を何度も通っていたのに、この施設の存在を知らなかった。病院は緊張感にあふれ、無機質なイメージがあるが、館内は手作り感があり、リラックスできる空間だと思った。ホテルのアメニティーグッズなどが、ここに宿泊する人の助けになると聞いたので、今後も直接届けに来たい」と話した。【了】

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2005年11月 8日

国際大会はチャリティー目的で

千葉ロッテのバレンタイン監督

「野球の国際大会はチャリティー目的で」と話す千葉ロッテマリーンズのボビー・バレンタイン監督(撮影:吉川忠行)

 プロ野球日本一に輝いた千葉ロッテマリーンズのボビー・バレンタイン監督(55)が8日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演し、「ワールド・ベースボール・クラシックは世界一を決める“競争”ではなく、世界の一流プレーヤーが集い、野球の素晴らしさをそれぞれの母国に伝えるという意味合いを持つ」と語った。

 バレンタイン監督は、10日から始まるアジアシリーズ「コナミカップ」などの野球の国際大会について、「チャリティー目的にすることが重要。特に、被災地の子どもたちへのチャリティーができれば」と話した。

 また、国際的な大会を続けるために、選手たちも収益分配への発言権を持つべきとの認識を示し、「世界のコミュニティーに対して手を伸ばすため、受け取るばかりではなく、与える姿勢が大切」と述べた。

 自らの去就について問われると、「監督のオファーは来ている。仕事がチャレンジングであること、評価、感謝されること、自分にとって心地よい場所であることを大切にして決めたい」と話し、米ドジャースに戻る可能性については明言を避けた。【了】

自衛隊被ばくの可能性を指摘

劣化ウラン被ばくに苦しむ元米兵が講演

自衛隊の被ばくの可能性を指摘するイラク戦争帰還米兵ジェラルド・マシューさん(右)と妻ジャニスさんイラク戦争帰還米兵ジェラルド・マシューさん(31)と妻のジャニスさん(31)が7日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演し、「サマワ駐留中の自衛隊とその家族は、米軍が使用したさまざな武器に含まれる劣化ウラン(DU)の影響で病気や身体障害などに苦しむことになるかもしれない」と話した。

 ジェラルドさんは2003年4月からイラク南部で兵站(へいたん)業務に従事していたが、突如として頭痛など原因不明の症状が出たため、同9月に帰国した。当初はイラクの暑さなどが原因だと考えたが、帰国後も症状が続いた。04年6月にジャニスさんが女児ビクトリアちゃんを出産したところ、指3本と右手の大部分が欠けていた。ジェラルドさんが尿検査を受けると、劣化ウランの放射線反応が陽性だった。ジェラルドさんの症状は悪化しており、帰還前の症状に加えて、神経障害やストレス障害にも悩まされているという。

 現在、ジェラルドさんとビクトリアちゃんを含む数人は、米国防総省に損害補償を求める訴訟を準備している。米コネチカット州とルイジアナ州では今年7月に、戦争帰還兵が劣化ウランの被ばくテストを受ける権利を認める法案が通過した。

 劣化ウランは、核燃料を濃縮する過程で出る核廃棄物。放射性物質で、半減期(放射線が半分になる期間)は45億年とされる。密度が非常に高く、戦車の装甲板も突き抜ける威力を持っているため、対戦車機関砲や戦車砲などの弾丸に用いられる。日米両政府は、劣化ウランは危険だという指摘を否定している。【了】

2005年11月 7日

六本木ヒルズに"雪の森"が出現

クリスマスイベント「Artelligent Christmas 2005」がスタート

7日夜、六本木ヒルズアリーナで行われたクリスマス・イルミネーション点灯式で「アーテリジェントクリスマス」の開始を告げるモデルの森泉さんとスノーチルドレン。(撮影:吉川忠行)イルミネーションで“雪の森”を表現―。東京都港区の六本木ヒルズで7日夜、毎年恒例となったクリスマスイベント「Artelligent Christmas(アーテリジェントクリスマス)2005」の開始を告げるイルミネーション点灯式が行われた。

 六本木ヒルズアリーナの大階段から多国籍の子どもらで構成されたスノーチルドレンとモデルの森泉さんがゴスペルの歌声に合わせて入場し、ステージの上で両手を挙げると、一斉にイルミネーションが点灯された。

 昨年まで、六本木ヒルズを東西に横切る“けやき坂”のみで実施していたクリスマス・イルミネーションを、今年は66プラザなどにも広げ、六本木ヒルズに一体的な世界感を作った。「劇場都市」をコンセプトに、雪が舞い降りるイメージで、白と青のLED(発光ダイオード)を基調に構成されている。

 “けやき坂”には、全長400メートルにあるケヤキ62本とその周辺に、昨年より3万個多い約37万個のLEDを設置。“雪の森”に迷い込んだような空間をイメージしているという。

 66プラザにはケヤキ19本に約1万7500個のLEDが使われている。白色LEDでふわりと積もった雪を、4色に変化するマルチカラーLEDで吹き抜ける風を、それぞれ表現している。

 毛利庭園でも11月下旬から、樹齢300年を超える大イチョウが3万個のLEDで彩られる。

 同イベントは、12月25日まで。期間中、クリスマスコンサートや六本木ヒルズ限定商品の販売なども行われる。【了】

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六本木ヒルズ

MS、学生発掘のプランを発表

グローバルな青田買い?

「大学と連携しなければIT進化のための大きなチャンスを逃す」と話すマイクロソフトのダレン・ヒューストン社長(撮影:吉川忠行)
マイクロソフト(東京都渋谷区)は7日、東京都港区のグランドハイアット東京で会見し、同社のダレン・ヒューストン社長が「学生時代はデジタルライフの始まりであり、大学と連携しなければIT進化のための大きなチャンスを逃す」と話し、同社が7月に設立した「マイクロソフト産学連携研究機構(IJARC)」の取り組みについて説明した。

 同社は、才能ある学生を日本中から発掘するため、最新の開発用ソフトウェアを学生に安価に提供するキャンペーンを展開する。また、同社社員を講師として最新の技術動向を教えるセミナーを全国20カ所で10月から開いているほか、プログラミング知識などの育成を目的としたオンライン教育コンテンツを11月中旬から順次提供する。

 習得スキルを試す場としては、世界規模の技術コンテスト「第3回Imagine Cup(イマジンカップ)」を06年夏にインド・デリーで開催予定で、今年はソフトウェアやプログラミングだけでなく、ショートフィルム部門などを設け、学生のデジタルやコンピューターテクノロジーに対する興味を喚起する。

 また、同社は産学連携の成果を家庭や教育にも広げることにも言及し、小学校などで1人1台のパソコンを設置するアイデアなども示した。ヒューストン社長は「日本はITインフラが先進的で、次の課題はどうシナリオを組み立てるかだ。マイクロソフトはシナリオの提唱者としてプロジェクトを進めていく」と話した。【了】

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ゲイツ氏、産学連携の強化を発表(6/28)

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MSDN student(マイクロソフト・デベロッパー・ネットワークの学生向けページ)

2005年11月 4日

元少年兵「戦闘は誇りだったが…」

5日からの講演ツアーの抱負語る

子ども兵士として戦闘を経験したビルマ(ミャンマー)出身のゼヤー・リンさん(27)は4日、都内でライブドア・ニュースのインタビューに、「守られるべき存在である子どもが、世界中で戦争に巻き込まれていることを日本のみなさん伝えたい」と話した。

 ゼヤー・リンさんは「子どものころ、恐怖感もありながら、戦闘に参加することはコミュニティーの一員としての誇りだと思っていた。しかし、多大なプレッシャーをかけられた毎日でもあった。判断能力のない子どもは守られるべき存在で、政府軍や反政府軍に利用される状況はなくすべきだ」と自らの経験について語った。

 ゼヤー・リンさんは13歳でカレンニ民族進歩党軍部に徴兵され、17歳のときに最前線で政府軍との戦闘に加わった経験を持つ。5日から12月4日まで行われる「子ども兵士のいない世界をめざして」(アムネスティインターナショナル日本など主催)と題する講演ツアーのため来日している。【了】

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栄養価の高い"血合い"を商品化

「食品・飲料フェア・秋2005」で発表

「食品・飲料フェア・秋2005」でマグロの血合いを使った商品「アリメント」を紹介する宮澤新一リーフ社長
4日まで開催されている調理システムの見本市「食品・飲料フェア・秋2005」(食品新聞社主催)で、これまで廃棄されることが多かった“マグロの血合い”を使った商品が展示されていた。

 オンラインショップ「匠のセレクト倶楽部」で無添加の海産物を販売するリーフ(東京都大田区、宮澤新一社長)が、同見本市で初めて公開した。“マグロの血合い”は栄養価は高いことが知られているが、臭いがきついと敬遠されがちで、漁師などが食べるほかは、ほとんど流通ルートに乗っていないという。

 宮澤社長は「高タンパク、低カロリーで栄養価の高いマグロの中でも、血合いは栄養の密度が高い。脳の発育に欠かせないDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれるほか、子どもの成長に必要な7つの栄養素のうち6つを補える、バランスの取れた食品だ」と話す。同社は独自の薫製技術で臭みを抜いた“マグロの血合い”を「アリメント」(ポルトガル語で栄養という意味)の商品名で販売するため、流通経路を開拓している。【了】

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2005年11月 2日

食の安全は食材だけではない

「フードシステムソリューション2005」が開幕

東京ビッグサイトで始まった「フードシステムソリューション2005」の会場調理システムの見本市「フードシステムソリューション2005」(食品新聞社主催)が2日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。4日まで。

 同見本市は今年が初回で、コンビニ弁当や惣菜など「中食」産業の工場で使われる大型の調理設備が主に展示されている。「食育の推進と食の安心・安全」をテーマに、219社が出展。初日は8136人が来場した。

 事務局の中津川栄之助マネージャーは「食育や食の安全というと、食材に注目が集まることが多いが、(同見本市では)製造機器やシステムに焦点を当てた。まだ知名度は低いが、来場者4万人を見込んでいる」と話した。

 開場時間は、午前10時から午後5時まで。4日は午後4時まで。同時開催で「食品・飲料フェア・秋2005」(食品新聞社主催)、「2005食肉産業展」(同展実行委員会)なども開かれている。【了】

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“対話”は国際人への第一歩

ダイムラーとユネスコ、青少年の国際交流プロジェクトへの参加を呼びかけ

青少年の国際交流プロジェクト「モンディアロゴ」の発表会に出席した(左から)独ダイムラークライスラーのシュテファン・ベルンハルトさん、ユネスコのローラ・ウォンさん、画家でユネスコ平和のアーティストの節子・クロソフスカ・ド・ローラさん、ダイムラー・クライスラー日本のハンス・テンペル社長ダイムラー・クライスラー日本は2日、東京都渋谷区の国連大学本部で、青少年の国際交流プロジェクト「モンディアロゴ・スクール・コンテスト」の発表会を開いた。03年秋から行われた最初のコンテストの報告をし、現在募集中の第2回コンテストへの参加を呼びかけた。前回は日本からの参加がなかったため、マスコミや教育関係者を通じて広く訴えたいと、独ダイムラー・クライスラーと国際連合教育科学文化機関(ユネスコ・本部パリ)から担当者が来日した。

 同コンテストの参加資格者は14歳から18歳の生徒。4人から30人でチームを作り、コンテスト事務局が異なる地域のチームをパートナーとして組ませる。パートナーとなったチーム同士は、Eメールや電話、手紙など、可能な手段で連絡を取り合い、1つのテーマを研究し、目標を決めて5カ月間“対話”を行う。“対話”の内容をプロジェクトレポートとして記録し、その成果をユネスコ本部に提出する。

 第1回のコンテストには126カ国から約1万5000人が参加。研究テーマには、人種差別、ステレオタイプ、移住、文化遺産などが選ばれたという。成果発表はビデオやウェブサイトへの記録のほか、絵画、彫刻、演劇などに表現したチームもあった。

 第2回コンテストの締め切りは11月15日。優秀な成果を出したと認められた25組の代表者計50人は、メキシコで開催予定のモンディアロゴ・シンポジウムに招かれ、成果をプレゼンテーションできる。

 審査員の1人で、ユネスコ平和のアーティストの節子・クロソフスカ・ド・ローラさんは「日本人が素晴らしい意見やアイデアを持ちながら、上手に発表できない姿を見てきた。若い人が本当の意味での国際人になる機会がここにある。ぜひ参加してほしい」と話した。

 「モンディアロゴ」は、青少年の文化を超えた対話、相互理解、交流の促進を目的とした、ダイムラー・クライスラーとユネスコの共同プロジェクト。スクールコンテストのほか、将来の技術者育成を目指す「モンディアロゴ技術賞」を授与し、情報提供の場として「モンディアロゴ・インターネット・ポータル」を展開している。

 「モンディアロゴ」は、エスペラント語の“モンド”(世界)と“ディアロゴ”(対話)を組み合わせた造語。【了】

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モンディアロゴ

2005年11月 1日

環境税は日本に適応できるか?

「日独気候政策シンポジウム2005」開催

気候政策での日独間の協働の可能性について話す「日独気候政策シンポジウム2005」(独ヴッパタール気候・環境・エネルギー研究所、地球環境戦略研究機関主催)が1日、東京都渋谷区の国連大学本部で開かれた。「日本におけるドイツ年」関連イベントとして行われた。

 同シンポジウムでは、政府の取り組みとして環境税制改革と温室効果ガスの排出量取引制度について、ドイツやEUの事例を紹介し、日本での導入の可能性やあり方について議論した。また、日独の企業や自治体、NGOの気候変動への取り組みと政府への働きかけについて、意見交換が行われた。

 冒頭のあいさつで、環境省の小林光・地球環境局長は「環境税の仕組みは必要。環境負荷に応じてそれぞれが税を負担することで、税収をさまざまな環境対策に使える。環境への強い政策メッセージになる」と、10月25日に発表した環境税の具体案の実現を訴えた。

 環境省が発表した環境税案については、日本経団連の奥田碩会長が「効果が無いばかりか、わが国産業の国際競争力を低下させる」、経済同友会の北城恪太郎・代表幹事 が「税収の使途と費用対効果の根拠が、依然として不明確」と、経済界から強い反発が出ている。【了】

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日本におけるドイツ年始まる

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環境税の具体案=環境省
地球環境戦略研究機関