2005年12月19日

食料支援に「1000社集めたい」

19日、都内で会見する丹羽宇一郎伊藤忠商事会長(右)とジェームス・モリスWFP事務局長伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長

丹羽宇一郎伊藤忠商事<8001>会長は19日、東京都港区の同社東京本社で会見し、「5秒に1人の子どもが飢餓で命を落としている現状がある。豊かな国日本は、子どもたちへの援助をするのが世界市民としての務め。民間企業に呼びかけ、協力企業を1000社まで増やしたい」と話した。

 丹羽会長は今年8月に国連WFP協会会長に就任。経済界のトップに呼びかけ、国連世界食糧計画(WFP、本部・ローマ)への寄付を募った結果、現在までに90社以上が賛同し、協力を始めた。丹羽会長は「コーヒー1杯分のお金(200円)で、10人の子どもを1日食べさせることができる。現在、日本は全般的に寄付金が少ないと言われるが、情報開示をし、使途について透明度を高めれば、寄付金は集まると期待している」と述べた。

 共同で会見に出席したジェームス・モリスWFP事務局長は「日本は経済的に成功を収めており、子どもたちに教育や食べ物を与える重要性をよく分かった国で、最大の支援国の1つ。よき市民、よき指導者になる可能性を持っている子どもたちを助け、貧困サイクルを断ち切るために力を貸してほしい」と語った。【了】

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