2005年12月 8日

シリーズ・トップに聞く 第14回 ネットプライス 佐藤輝英社長(後編)

「成長こそ、究極の社会貢献」

05年9月期連結決算で初めて売上高が100億円を超えた、インターネット通販のネットプライス<3328>は、来期も50%近い成長を見込んでいる。共同購入型のネットショッピングで小売のあり方を変えていきたいという佐藤輝英社長に、創業の経緯や社会貢献に対する考え方などを聞いた。

前編はこちら

―― 前期(05年9月期)の業績は?

 売上高が106億円。創業以来初めて100億円を超えた。ウェブ経由で50億円、モバイル経由で50億円と、バランスよく販売している。

―― 今期(06年9月期)の業績予想と今後の方針は?

 今期は売上高150億円を予定している。ウェブとモバイルが半々。モノの販売がビジネスの最終形なので、商品の調達の幅や客層の拡大、売り場(店舗)の拡大を軸として、ビジネスモデルの基盤ができてきたので、これからは拡大する時期にある。

 中長期的には、小売をネットを使って変えていきたい。ネットのバリューを小売に付加し、今まで消費者になかったもの、なかった価値、なかった買い方を提供する。

 ギャザリングという売り方を「業態」にしたい。「業態」というのは、百貨店、スーパー、コンビニ、100円ショップ、専門店、カタログ通販など。業態を作った会社は、業態の中でのルールを作れるし、ルールメーカーには先行者メリットもある。当社はネット小売、もっと突き詰めれば、ギャザリングを1つの「業態」にまで仕上げたいと思っている。

 売上高100億円では業態と呼べる規模ではない。当社の中期の目標は、売上高1000億円。向こう5-10年ぐらいの期間で達成し、当社のビジネスモデルを基に、ギャザリングを小売の1つの「業態」にしたい。

――どのような形での社会貢献を考えていますか?

 企業が成長すること自体が一番の社会貢献。雇用拡大など、企業が新しいバリューを提供し続けることで、その周辺のビジネスも拡張する。今まで商品を作っていなかった企業が商品を作ることになるかもしれない。そういう意味で、企業成長自体が、社会にいい影響をもたらすと思う。

 成長するのは、変化に対応しているから。変化に対応できない企業は衰退する。成長こそ、究極の社会貢献であり、企業の経営者としては企業を成長させることがミッションだと考えている。【了】

【会社概要】

商号株式会社ネットプライス

創業

1999年11月
上場2004年6月(東証マザーズ上場)
証券コード 3328
資本金11億1243万円
売上高106億5500万円(05年9月期連結)
代表取締役社長佐藤輝英(さとう・てるひで)
従業員数234人(05年9月末連結)
本社東京都渋谷区恵比寿1-19-19
恵比寿ビジネスタワー17F
電話番号03-5739-3360(代表)
URL http://www.netprice.co.jp/

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