2005年12月19日

シリーズ・トップに聞く 第15回 アマナ 進藤博信社長

「“写真文化”の育成に力を入れたい」

「アマナ」進藤博信社長ビジュアルコンテンツ企画・制作のアマナ<2402>は、「ビジュアル」に関する、顧客のニーズにすべて応えられる「トータルビジュアルソリューション」の提供を目指し、業務改革を行っている。創業以来、同社を率いる進藤博信社長に、今後の方針などを聞いた。

―― 会社の概要は?

 企業の広告や販売促進に必要な、写真やビジュアル(CGやイラストレーションなど視覚に訴えるコンテンツ)を提供している。

 提供の仕方は2通りで、1つは企業からオーダーを受け、100%オーダーメードで作る「ビジュアルコンテンツ」という方法。もう1つはストックしてある中から選んで提供する「ストックフォト」という方法。当社は、3000人を超える写真家と契約しており、ウェブ上に約60万点、提携企業分も含めると約7300万点の写真を取り扱っている。

―― 創業の経緯と沿革は?

 1979年の創業から26年。

 もともと私は、フリーランスの広告フォトグラファーだった。会社を興し、最初の10年で、今のビジネスの中核をなす、写真の制作、写真のストック、写真のデジタル加工という3つの仕事を立ち上げた。

 次の10年には、2度のM&Aや、海外進出などを含めて、それぞれの事業を拡大した。今世紀に入ってからは、全事業のデジタル化に一生懸命に取り組んでいる。アナログの時代が終わり、現在はフルデジタルに向かって、すべての業務を改革中。

―― 特長と強みは?

 ビジネスモデルが最大の特長。「ビジュアルコンテンツ」制作と「ストックフォト」提供の2つの事業を1つの会社で行うのはレアケース。この規模でこの2事業をやっているのは世界中探してもどこにもなく、オンリーワンである。

 この2事業を持つことが強みになっており、写真に関するあらゆる問題について、顧客に解決策を提示するのが当社の役割と考えている。

―― 前期(04年12月期)の業績は?

 上場後初めての決算だった。売上高は86億300万円、経常利益は5億7500万円、純利益は3億9900万円で、計画通りに達成できた。

―― 今期(05年12月期)の業績予想と今後の方針は?

 今期の業績は、第3四半期が終わった段階で売上高、経常利益とも順調に推移している。3カ年計画を発表しており、2007年12月期に売上高100億円の計画があるが、1年前倒しで、来年達成できる見通し。

 今期、海外事業の売却で、売却益がたくさん(約54億円)出た。この資金を活用して、同業者のM&Aを積極的に進めている。当面の目標としては、顧客の写真に関するさまざまな問題をトータルに、フルデジタルで解決できるビジネスモデルをできるだけ早く確立したい。

―― どのような形での社会貢献を考えていますか?

 アマナ契約作家をはじめとしたプロのフォトグラファーやレベルの高いアマチュア写真愛好家のための「フォトログ」(写真日記)サービスを公開している。ビジネスのベースに写真があるので、“写真文化”の育成に今後も力を入れて行きたい。それが当社の社会貢献。【了】

【会社概要】

商号株式会社アマナ

創業

1979年4月
上場2004年7月(東証マザーズ上場)
証券コード 2402
資本金10億9564万円(05年11月)
売上高86億378万円(04年12月期連結)
代表取締役社長進藤博信(しんどう・ひろのぶ)
従業員数383人(04年12月末連結)
本社東京都品川区東品川2-2-43
電話番号03-3740-4011(代表)
URLhttp://amana.jp/

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