7&i 既存枠を超えた流通企業へ
ミレニアムと経営統合を発表
セブン&アイ・ホールディングス<3382>とミレニアムリテイリング(本社・東京都千代田区、和田繁明社長)は26日、東京都千代田区の赤坂プリンスホテルで会見し、事業提携と経営統合に関して合意したと発表した。
また、セブン&アイの取締役会は同日、ミレニアムの和田繁明社長を代表権のある副会長とするする人事を発表した。2006年5月下旬に開催予定の定時株主総会後に就任する。
セブン&アイは野村プリンシパル・ファイナンスが保有するミレニアム株式65.45%の全てを06年1月末に取得する予定。残り約35%の株式についても、すでに保有する7社と水面下で接触済みで、買取またはセブン&アイ株との交換で合意している。同年6月にはセブン&アイが、ミレニアムを完全子会社化する見込み。
ミレニアムリテイリングは、そごうや西武をグループ内に抱える持ち株会社。コンビニエンスストア大手「セブン-イレブン」やスーパーマーケット「イトーヨーカ堂」のセブン&アイ・ホールディングスは、ミレニアムと経営統合することで、世界規模の総合流通グループになる。
会見で、セブン&アイの鈴木敏文会長は「ミレニアムの和田社長とは、ゴルフや流通業の関連で長年仲がいいが、経営統合については1カ月ほど前に話し始めた。コンビニやスーパー、百貨店のどれが生き残るかということではなく、それぞれが良さを出し、力を合わせて新しいものを作り上げるのが大事」と話した。
和田社長は「伝統の百貨店と革新のスーパーの融合。とはいえ、“西武に卸すとヨーカ堂に行く”ということではない。流通ルートをごちゃまぜにし、業界を混乱させるために統合したわけではない」と述べた。
日本の消費者志向の高級化、個別多様化に対応する策として、経営統合を選んだ両社は、経営統合の理由を「流通・小売業界において主導的な役割を果たし、既存業態の枠を超えお客様の立場に立ったグローバルな総合流通グループを形成する」としている。【了】