2005年12月 1日

海賊版流通を防ぐ協議会設立

知財権利者団体とオークション事業者の共同機関

1日、「インターネット知的財産権侵害品流通防止協議会」の概要について説明するコンピュータソフトウェア著作権協会の葛山博志戦略法務室長(右)とヤフーの別所直哉法務部長インターネットオークションで海賊版などの取り引きを防止する民間機関「インターネット知的財産権侵害品流通防止協議会」が1日に設立され、幹事団体であるコンピュータソフトウェア著作権協会とヤフー<4689>が、東京都港区の日本レコード協会で記者説明会を開いた。

 著作権、商標権、意匠権など知的財産の権利者団体とオークション事業者が共同し、音楽やアニメ、コンピューターなどのソフトウェアの海賊版や、ブランド品や家電製品の模倣品が、オークション上で取り引きされるのを防ぐのが狙い。知的財産の違法流通量を減らすことで、権利者と消費者を守るとともに、オークションの発展と健全利用を促す。権利団体とオークション事業者が、分野ごとに連携した例は今までもあるが、さまざまな分野で横断的に連携するのは初めてという。

 同協議会は、当面の課題として◆オークションを悪用した出品者情報の開示制度◆海賊版や模倣品の出品停止活動の強化◆知的財産侵害を防ぐための共同啓発活動?について検討し、2006年3月末までにこの3点について意見集約を目指す。

 具体的内容については、これから協議したいとしている。コンピュータソフトウェア著作権協会の葛山博志戦略法務室長は「3点はあくまで当面の活動。さまざまな問題について情報交換できれば」と話し、ヤフーの別所直哉法務部長は「それぞれが知恵を出し合い、今より1歩でも2歩でも進み、ネットオークションが健全に発展するようにしたい」と抱負を語った。【了】

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