男は黙ってヨーガ! ビジネスマンはヨーガで、心身ともにリフレッシュ
ヨーガが熱い。日本では今のところヨーガ人口のほとんどが女性だが、男性の比率も徐々に高まっているという。ビジネスマンが仕事の息抜きにするエクササイズとしても注目され始めているヨーガを、実際に体験してみることにした。
気持ちよいと思うところで止める
ヨーガを実体験するために僕が訪れたのは東京都渋谷区のインテグラルビューティー代官山スタジオ。ヨーガ・インストラクターの佐々木彩子先生に、これからヨーガを始める人にお勧めのポーズを3つ教えてもらった。
まずは、「パリヴリッタ・スカ・アーサナ」(安楽坐でのねじりのポーズ)。あぐらの姿勢からウエスト周辺をねじる。消化不良・便秘・ウエストの引き締めに効果があるそうだ。なんとか先生の真似をしようと勢いをつけて体をひねると、佐々木先生に「力を入れず、イメージの力を使ってねじってみてください。気持ち良いと思うところで止めてくださいね」と注意された。「無理をしないこと」がヨーガの鉄則その1。
次に、「トリコーナ・アーサナ」(三角のポーズ)。脚の裏側や筋肉がよく伸びるポーズで、脚の筋肉が強化されるという。力を抜きながら先生の真似をしていると、「ちゃんと呼吸していますか」と佐々木先生。ポーズに気をとられ、ついつい呼吸を乱していた。「深い呼吸で、“吸う”と“吐く” を繰り返す」のがヨーガの鉄則その2。基本的に、息を止めないよう注意。
心身のバランスを保つこともヨーガの魅力
3番目は「ガルダ・アーサナ」(ガルダ鳥のポーズ)。これはバランスが難しかった。バランスを戻そうと必死にもがいていると、佐々木先生の「身体のバランスだけではなく、一点に集中して行うことで、心のバランスをも整えていくと言われています」というお言葉。バランスが取れないのは、心の乱れがあるからだろうか。バランスが崩れる前に直そうとするのではなく、バランスを崩さないよう、ゆっくりとポーズを作り、ゆっくりと元の姿勢に戻る。これが心の乱れを整える、ヨーガの鉄則その3。
このスタジオに通う男性で、ヨーガ歴2年の山本聡明さん(37)は「ヨーガを始めて、肩こりがずいぶん軽くなった。月2回ほどヨーガをすると、身体のコンディションがよくなる」と話した。仕事でコンピューターに向かうことが多いという山本さんにとって、ヨーガはいい気分転換になっている。
ヨーガの効果について聞くため、東京都新宿区にあるマリーシアガーデンクリニック総合診療部医長の渡邉美和子さんを訪ねた。渡邉先生によると「ヨーガはインナーマッスル(身体の深部にある筋肉)を強化するのに効果的。男性は筋トレなどで、アウターマッスル(身体の表面に近い筋肉)を鍛える人が多いが、インナーマッスルもあわせてトレーニングしないと、全体のバランスが悪くなり、身体にダメージを与えることもある」。 ヨーガは、心身のバランスを保つのに効果があると言えそうだ。
即効性のヒート・ヨーガにもチャレンジ
さらに、男のヨーガについて聞くと、渡邉先生は「生理的に女性と異なる効果が実証されているわけではない」と話した。しかし、先生は短期集中で効果を求める男性群がヨーガを始める入り口としてヒート・ヨーガという、高温・高湿度の条件で行うヨーガを勧めてくれ、「筋肉を温めるので関節への負担が減り、通常よりも身体が柔らかくなるので、即効性も期待できる。せっかちな男性には最適かもしれませんね。ただし、大量の汗をかくので、水分補給を怠りなく」と教えてくれた。
早速、ヨガスタジオに戻り、ヒート・ヨーガを体験することにした。部屋には3台のストーブ、2台の加湿器と、床暖房があり、室温38℃、湿度65%! そこにいるだけで汗をかく暑さだ。「ヨーガの発祥地インドの温度にも近いな」などと思いながら、インストラクターの三浦明子先生に指導をお願いした。
身体が柔らかくなっているようで、三浦先生に言われるままに身体を伸ばしたり、ねじったりするのが気持ちいい。流れる汗は滝のよう。汗と一緒に身体の老廃物が流されるとのこと。時おり飲む水はいつもよりおいしく感じられ、気分もそう快になった。
男は黙ってヨーガ! 暑いから黙るしかない。でも、気持ちいい~!!【了】
今回の記者 今回の記者 佐谷 恭(SATANI, Kyo)
ライブドア・ニュースセンター記者。
インド好きが高じて、ヨーガ取材へ。