LDオート、決別はまだ?
定時株主総会を開催、羽田前社長が復帰
ライブドアオート(LDオート)<7602>の定時株主総会が29日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開かれ、昨年より15人多い154人の株主が出席した。会社提案の取締役6人選任の件について筆頭株主(51.0%)のライブドア(LD、東京都港区、平松庚三社長)からの提案との調整に時間がかかったほか、5期連続で赤字が続く同社の業績改善策などに質問が集中し、同社が想定していた時間の2倍の約2時間かかった。
LDオートが提案した取締役候補は6人のうち、2人がLD提案により選任されなかった。代わりに取締役に選ばれたのは、LDが提案した候補者であるLD証券投資銀行本部のスティーヴィン・ポング氏と曽良(かつら)俊介氏の2人。また、05年11月15日から06年2月9日までの約3カ月間、LDオート社長を務めた羽田寛氏は、LDからの取締役就任要請を5月末に辞退していたが、LDオート提案の候補者リストにも名を連ねており、結果として株主総会で取締役として選任され、LDオートへの復帰を果たした。
LDオート復帰の理由について羽田氏は「署名やメールなどで社員の8割から戻ってきてほしい、なぜ会社を見捨てるのだという意見をもらった。LDオートには、業界ですぐにでもトップに立てるポテンシャルがある」と話した。同社の井上博文社長によると、羽田氏は当面は非常勤取締役として勤務するが、身辺整理がついた後は、活躍する機会を考えているという。
つまり、今回の株主総会でLD関係者が3人選ばれたことになる。一方、LD元社長・堀江貴文や元取締役の宮内亮治の両被告と同じ05年11月に取締役に就任した大塚哲也氏と中野正幾氏の2人もLDオート取締役として在任中。LDオート取締役の計11人のうち、5人がLDの“息のかかった”取締役のままだ。株主総会までにLDと「完全決別」との報道もあったが、株主総会後に行われた株主とメディア向けの意見交換会で、井上社長は資本・業務提携の解消などについても、口を濁して意思を明らかにしなかった。【了】
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