水で“焼く”調理器、健康機能UP

シャープがヘルシオの新ラインナップを発
シャープ<6753>は8日、東京都豊島区の武蔵野調理師専門学校のキッチンスタジアムで、過熱水蒸気オーブン「ヘルシオ」の新ラインナップ3機種を発表した。
 「ヘルシオ」は、水蒸気をさらに加熱して高温状態になった無色透明の気体を調理に利用する。水蒸気というと“蒸す”ためのものと思われがちだが、高温状態になった水蒸気は、食品を“焼く”ことができる。発表会でも、高温化した水蒸気で紙を焦がすデモンストレーションが行われた。
 新ラインナップでは、従来機種よりも加熱水蒸気をパワーアップさせ、脱油・減塩・抗酸化物質の保持という3つの“健康調理”機能を充実させた。メタボリックシンドロームなど生活習慣に起因する症状の予防に効果的な調理をうたい文句に、健康に敏感な消費者の取り込みを狙う。
 同社の実験データによると、海老の天ぷら130gを温めなおした場合のカロリーは、電子レンジの約450kcalに対し、ヘルシオでは約370kcal。塩鮭80gを焼く場合の減塩率はガスグリルで6.5%に対し、ヘルシオでは25%以上だった。また、庫内の酸素濃度を0.5%以下に抑えて調理するため、食品の油脂酸化を抑制でき、食材の風味を守ることができるという。
 機種は、20リットル(AX-HT3)、26リットル(AX-HC3)、30リットル(AX-1000)の3つ。最上位モデルの「AX-1000」は、“ヘルシオプロ”の愛称を持つ大型タイプで、一度にたくさんの料理が作れる2段調理機能を搭載している。
 9月10日に発売予定。価格はオープンだが、同社の市場想定価格は「AX-HT3」が8万円、「AX-HC3」が10万円、「AX-1000」が15万円。【了】
8日、シャープ「ヘルシオ」の新ラインナップ発表会で、監修した健康メニューを披露する料理研究科の高城順子さん(撮影:吉川忠行) ヘルシオシリーズの最上位機種「AX-1000」(撮影:吉川忠行)

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