アッカなど、M2M開発の企業連合

「可能性に、市場はまだまだ気づいていない」
6日、「M2Mコンソーシアム」を発表する(左から)マイクロソフトの眞柄泰利専務、アッカ・ネットワークスの湯崎英彦副社長、ウィルコムの瀧澤隆執行役員アッカ・ネットワークス<3764>、ウィルコム(東京都港区、八剱洋一郎社長)、マイクロソフト(東京都渋谷区、ダレン・ヒューストン社長)の3社は6日、東京都千代田区の大手町サンケイプラザで会見し、さまざまな分野で使われている「機械」をITやネットワークでつなぐテクノロジーの推進と市場開発を目的とした企業連合「M2Mコンソーシアム」を設立したと発表した。
 M2Mは「Machine to Machine」の略で、コンピュータやカメラ、自動販売機、エレベータ、家電などあらゆる電子化された「機械」を通信ネットワークでつなぐことを指す。遠隔地から監視やコントロール、データ取得などを行うことができ、すでにある機械をより効率的に使えるようになるとされている。
 同コンソーシアムには、設立時点で約20社が参加を表明している。発表した3社が幹事会メンバーとなり、情報交換の場を提供したり、展示会やセミナーで活動成果を一般公開する予定だ。M2Mの基盤技術や、製造業・流通業に特化したワーキンググループの設置がすでに決まっているほか、教育、防災、環境などの分野でも検討を進めたいとしている。
 これまでも、それぞれの会社が別々にM2M事業に取り組んだ例はある。しかし、開発スピードやコスト面での課題が多く、普及が進んでいなかった。ウィルコムの瀧澤隆執行役員は「共同作業で市場のポテンシャルを大きくしたい。M2Mの可能性に、市場はまだまだ気づいていない」と、伸びる市場への期待感を語っている。
 アッカの湯崎英彦副社長によると、国内では産業用機械だけでも、年間1000万台ほど新規導入される。ITのインフラとプラットフォームを提供する3社は、コンソーシアムの設立でM2Mの認知度を上げ、新たな市場をリードしたい考えだ。【了】
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