2006年12月19日

液晶TV好調、07年も伸びると予測

19日、会見する秋草直之JEITA会長JEITAが民生用電子機器の国内生産金額など発表

電子情報技術産業協会(JEITA)は19日、2006年(1月-12月)の民生用電子機器の国内生産金額が前年比6.2%増の2兆7218億円になる見込みだと発表した。サッカーワールドカップ・ドイツ大会などのスポーツイベントで薄型テレビの販売が好調だったのが奏功した。液晶テレビの伸びは特に著しく、同32.4%増の7278億円を見込む。

 デジタルカメラも7154億円で、同10%伸びる見通し。国内で「手ぶれ防止」「広角」など多機能コンパクト型の販売が堅調なほか、欧米でコンパクト型、一眼レフともに国外への出荷額も伸びている。一方で価格下落と海外生産の伸びが進んでいるポータブルオーディオプレーヤーは同83.5%減の27億円、オーディオ機能つきパソコンなどに押されているホームオーディオも、前年比49.9%減の65億円と縮小傾向にある。

 07年の見通しについて同協会は、地上波デジタル放送のエリア拡大や、テレビのフラット化がさらに促進され、06年比4.5%増の2兆8437億円になると予測している。

 同日、東京都港区の東京プリンスホテル・パークタワーで会見した秋草直之会長は「日本経済はゆるやかながら着実に回復しているといわれるが、個人消費も堅調で、回復は時間の問題」と楽観的な見通しを語った。また、中国・浙江省が品質が基準に満たないとして富士通、NEC、東芝などのノートパソコンを販売停止にした件について、「3社合同で対応すべく検討中。上海にも飛び火したと言われ、慎重に構えている」と困惑の表情を浮かべた。【了】