2007年9月30日

07年9月の読書記録

折口雅博『起業の条件―若者文化からビジネスを生み出す方法』(経済界、1997)
最近、騒がれたGWGの折口氏の著書。10年前のもの。起業し、裏切られた経験がリアルに書いてある。イタイ目にあったことも書かれており、この手の本の中でも秀逸と思う。非常に勉強になった。僕も夢と構想力、執念と鉄の意志を持って、事業を成長させよう。

鬼頭宏昌『小さな飲食店 成功のバイブル―赤字会社から年商20億円企業までの軌跡』(インデックスコミュニケーションズ、2006)
著者とは先日、友人の紹介でお会いすることができた。会う前に読もうと思ったのだが、手に入るのが遅れてしまった。タイトルにある通りの紹介を受けていたので、ギラギラした外資コンサルの人みたいのを想像して会ったのだが、実際はコテコテの名古屋人。大げさなことは何も言わず、淡々と自分の経験と考えを語ってくれた。この本もそう。奇抜なことが書かれているわけではないし、一見当たり前のことが学ぶ。それをすれば成功するのに、そのアタリマエがいかに難しいかということだろう。いい本だ。

犬飼ターボ『チャンス―成功者がくれた運命の鍵』(飛鳥新社、2005)
物事をうまくコントロールする人の習慣が分かりやすく書かれている。小説ではなく、やはりビジネス書だと思うが、とても読みやすくてよかった。「人生は自分の思った通りになる」という考え方は、真実だろうと思う。何度も読み直したい。

稲盛和夫『稲盛和夫の実学―経営と会計』(日本経済新聞社、1998)
「人間として何が正しいか」で、経営の判断をするという氏の姿勢に感激。会計をシンプルなものと捉え、そうすることが経営の透明化に役立つという意見に思わず頷いた。

吉岡淳『カフェがつなぐ地域と世界―カフェスローへようこそ』(自然食通信社、2004)
府中市にあるカフェスローができた顛末や経営の方針について書かれた本。コンセプトを貫き、地道に応援者を増やしているさまが描かれている。面白いアイデアが満載だった。本が出てから3年が過ぎている。その後の展開に興味があるので、近々著者に会いに行こうと思う。

神田昌典『60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法』(ダイヤモンド社、2002)
経営をうまくやることは、(多くの場合)カリスマ性ではなく、必要なことを着実にやることだ。この本は、経営者が押さえるべきポイントについて丁寧に書かれている。自分が考えていること、していることと照らし合わせると大変興味深かった。

カイ・バード、マーティン・シャーウィン『オッペンハイマー 上 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』(PHP研究所、2007)
オッペンハイマーについては「原爆開発プロジェクトを指揮した人」というぐらいの知識しかなかったが、この本で彼の人となりがよく分かる。上下巻あるが、今ゆとりがないので、下巻は後日読みたい。全部読んでいないが、彼自身の苦悩がよく描かれている。膨大な資料を分析した著者に感謝したい。

児玉浩憲『未来医療O‐リングテスト―オームラ博士の挑戦』(医道の日本社、1997)
パクチーが水銀などの重金属を排出する働きがあるということを記した論文などを探していて出会った本。O-リングテストという方法で医学の発展を考える大村博士の半生を描いた本だった。非常に興味深い。O-リングテストについて、もう少し何か読んでみたい。

山口真美『正面を向いた鳥の絵が描けますか?』(講談社、2007)
視覚を中心とした感覚の発達について書かれた本。赤ん坊を被験者とした実験もいくつか書いてあり、息子のことを思いながら読むのも楽しかった。「正面を向いた鳥の絵が描けますか?」という命題も、本書の内容も大変興味深かった。しかし、この表題はないだろう。タイトルのつけ方に異議あり。

『飲食店のエレメントコレクション (2)』(商店建築社、2001)
『最新レストランの空間デザイン集』(テンポ、2006)
店舗の内装を考えるインスピレーションになった。シンプルなものを考えているので、これらの本に書かれているようなゴテゴテ感は必要ないのだが、内装を作りあげている仕掛けや考え方を学ぶことができた。

岸宣仁『職場砂漠 働きすぎの時代の悲劇』(朝日新聞社、2007)
やや読みにくい本。格差社会の裏側を描いている。働き方については社会人経験者の誰もが考えたことがあるだろう。本書に書かれている犠牲者と、自らの境遇に違いはあるのかないのか考えてみるとよいと思う。加害者に共通する特徴を見ていて、新興IT企業で学歴や職歴を“粉飾”してのし上がっている人のことを思い出してしまった。

⇒過去の記録:
 07年8月
 07年7月
 07年6月
 07年5月
 07年4月
 07年3月
 07年2月
 07年1月

2007年9月24日

第1回公開試作会

パクチーハウスのメニューの開発を続けているが、このたび初めての公開試作会を実施した。

パクチーハウス第1回公開試作会

10月中にも何度か予定しています。興味のある人は、ぜひ参加して感想を言ってくださると助かります。詳しくはパクチーハウスのサイトにて。

2007年9月22日

せたがや健や化プロジェクト、公開審査

三軒茶屋の産業公社で、「せたがや健や化(すこやか)プロジェクト」という保健所の助成金の公開審査があったので行ってきた。「食育」という観点で、なかなか面白い(自分で言うなって)企画を2つ出した。さてどうなるでしょうね。

助成金というのはお金がもらえるので、オイシイ話なのだとなんとなく思っていたが、実はそうでもないというのが最近の感想。使い方に制限があったり、不足しても補填してはくれないが、余ったら返さなければならなかったり。項目ごとに事前申請なので、ある項目でお金がかかり過ぎても、他の項目で節約してお金を回すことは許されないらしい。

「儲かる」ことが前提でないし、提出書類も多くて面倒だが、それでも参加したのには訳がある。経堂に店舗を構えるので、周辺のエリアもしくは世田谷区全域との関わりを持ちたいと考えている。事業計画の中にもいくつか地域の人が集まるような仕組みを書き出してあるが、このプロジェクトに関わることは、その第一歩である。10月に最終審査があり、11月から事業をやれというのは、パクチーハウスのオープンのためにあるようなものではないかと勝手に解釈し、地域との協働第一弾をやることにしたのだ。

各2時間ほどかけて、書式に基づいてプロジェクトの計画を書き起こしたことは意義があった。「何となく面白そう」と思ったアイデアが、紙の上に表現をすると「やっぱり面白いぞ」というものに変わったからだ。だから助成金が出ても出なくても、書いたことは実行するだろう。

終わった後、まだ暑い日ざしの中、渋谷へ向かった。2日前にセルリアンタワーの近くで自転車のチェーンが切れたので、放置したままだったからだ。チェーンのない自転車を持ち帰るほど辛いことはない。途中自転車屋に寄って直そうと思ったのだが、随分お金がかかることとパーツの取り寄せに時間がかかるということで、断念した。電柱や地球を蹴りながら、約1時間で帰宅。10kmぐらいあると思うから、まぁまぁの記録だ。お陰で道中のアップダウンについて随分詳しくなった。

2007年9月20日

ネット媒体の取材

今週はパクチーハウスの内装について決定すべく、いくつかのデザイン会社からプレゼンテーションを受けている。見積もり金額、デザイン、キャラクターなどなどいろいろな視点で見ているが、すべてを満足するものはなかなかない(アタリマエか)。しかし、僕の中には明確な基準があるので、それを満たすよう動いて&動かしていきたい。

空いていた時間に、今日はネット媒体の取材を受けた。会社の事業の取材ではなく、日本パクチー狂会について。昨日の晩連絡が来て、電話でインタビューしたいといわれたが、誤解があるとイヤなのでその会社まで行った。その後用事を済ませてさっき帰宅したら、早くもチェック用原稿が来ていた。

僕もライブドア・ニュース時代は、取材から2時間以内に原稿を掲載するのを目標にしていたが、その世界から離れて約半年。ネット企業の素早さに驚いた。でも、拙速では困る。どうしても気になる点を15個ぐらい指摘した。「原稿チェックなんていいよ」と帰り際に言いかけたが、言わなくてよかった。それから電話取材でなく、直接出向いてよかったと思う。

取材は難しい。こちらの考えを誤解されないように分かりやすく伝える必要がある。慣れもあるだろうが、先方の意図を的確に汲み取って、それに即して話した方がよかったなと思う。今日は勢いを見せつけてやろうとして、盛りだくさんに話をしすぎた。伝えたい内容を書かせるぐらいのスキルを身につけたい。

2007年9月14日

NPOカプラー、誕生

地域とビジネスをつなぐNPO法人「カプラー」の設立が東京都に認められ、11日に登記を完了した。僕が4月から関わっている世田谷の起業家グループで作った組織である。僕は副理事長を仰せつかった。

今後の展開はまだまだ未知数だが、パクチーハウスではカプラーとともに食育関連事業を行うつもりだ。また、経堂に店舗を設けるので、カプラーのネットワークを利用しながら地域との結びつきを深めていきたい。

今日はメンバーの1人の自宅で、設立記念の宴会をした。家主がまた面白い人だった。昨年度まで教員をしていて、独自の教育法と面白いアイデアを持っている人だ。今後自宅を教育のための場に開放することを検討中ということで、期待&できることで協力したい。教育現場の崩壊が叫ばれる今、一方で独自の努力をしている人が各地にいる。そういう人が有機的に結びつけば、間違いなくいい流れが作れるだろう。

カプラーのメンバーは「これからやる」人が多い。アイデアがまだ行動に至っていないわけだが、メンバーそれぞれが刺激を与え合うことにより、化学反応が少しずつ起こっていると思う。法人化した今後は、とにかく継続していくことで大きな変化を生み出せればと思う。先発組&行動派として僕は、メンバーからアイデアをもらって自分の糧としつつ、プロジェクト実行の後押しをするつもりだ。

2007年9月13日

www的な交友関係?

会社設立にも協力してくれた友人U氏の紹介で、中野で働く社長A氏と会った。

「U氏とはどうやって知り合ったの」と聞かれ、簡単に説明したが、分かりにくかったようだ。最も簡単な説明は、「“大学時代の友人”H氏が“高校時代からの友人”としてU氏紹介してくれた」で済むが、僕とH氏は同じ大学を卒業しているが、大学で知り合ったわけではない。また、H氏とU氏は高校時代に知り合ったが、同じ高校に通っていたわけではない。

まぁそんなことはどうでもいい。僕の友人のほとんどは、知り合った過程の説明に長い時間を要するか、当人同士でもよく分からないことが多い。そして、そういう友達同士が花見などで知り合うのだ。www的とでも表現しようか。そのクモの巣が、今日もまた広がったということだ。

彼は2年半前から会社を経営している。まだ詳しく聞いていないが、大変な時期もあったようだ。しかし、徐々に安定してきているとのことだ。「基盤は作ったので、面白いことをしたい」というひと言にも重みがある。事業の安定にはそれが継続していく仕組みが必要であり、さらなる成長には好奇心と実行力が必要だと思う。“面白いこと”に対する欲求は、僕もいつまでも持ち続けたいものだ。

昼食を食べながらの1時間は、あっという間に過ぎてしまった。また近いうちにじっくり語りましょう!

2007年9月10日

自転車で五反田へ

五反田で用事があった。天気は芳しくなかったが、今日は今週ではマシな方だというのでしぶしぶでかけた。

駅に着き、到着した電車に一歩足を踏み入れたとき、忘れ物に気づいた。五反田に行く目的でもある、データを入れたUSBメモリを忘れていた。何しに行こうとしてるんだか…。

僕を乗せない電車が通過した後、一瞬太陽が光った。電車には乗るなってことだな。先週、五反田に行くと決めたのは、自転車でかっ飛ばしたいと思ったのもあった。しかし、悪天候の予報により、その思いとは関係なく、五反田に行くことだけが残ったのだった。忘れ物により、突如、その思いが実現することになる。

家に戻り、再び外に出たときには、自転車の鍵を手にしていた。雨雲が空を覆っていたが、雨が当たることはない気がした。往路は約45分。進むごとに空が明るくなった。復路は約50分。家に近づくごとに雲行きが怪しくなった。そして、家に帰り着いた直後に雨が降り出す。

まったく運のいい日だった。爽快に汗を流せたので、気分が頗るいい。

目的のために手段があるのだろうが、目的だけでなくその手段も心地よいものにしたいと、ちょっとした一日の体験から思った。

2007年9月 2日

パクチー展、大成功

渋谷のマークシティーウェスト内にあるクリエーションスクエア渋谷(CSS)で、9月2日までの7日間パクチー展を行った。

paxi10.jpg(撮影:ロキさん)

平日はたま~に来てくれる方とじっくりお話することができた。土日は時間帯によっては歩くのが困難なほどの混雑ぶりだった…。日曜日にはCSSの入場者数が新記録を更新。

嬉しかったのは、来場した友達に勧められて来た人が結構いたこと。展示は小規模だったけれど、できるだけ会場にいて、パクチー談義していたのがよかったようです。

多くの方とコミュニケーションが取れたことは、本当によかった。“パクチーのコミュニティー「paxi」”という名で、サイトを2年強運営し、それなりの集客ができてはいるが、パクチー展でこそ、本当のコミュニティーが実現できた気がする。主催者の僕とだけでなく、来場者同士も「パクチーでつながる」ことができていた。

会期中、不動産屋から連絡があり、パクチーハウスの場所が正式に決まった。小田急線・経堂駅から徒歩3分のところです。土日は急行も止まるので、新宿からたったの9分! ぜひお越しください。11月オープンに向けて、これから全力で準備します。