08年4月の読書記録
●山下柚実『客はアートでやって来る』(東洋経済新報社、2008)
サービス業の顧客の捉えかたに関して大いに学んだ。「お客さまは神様でなく、王様。自分が仕える王様を選ぶことが出来るはずだ」という発想は、我が意を得たりと思った。本の最後に「私は人のネットワークを大切にしながら、プロセスを楽しんでいます。生きていく喜びを感じていますので、経営には自信があります」と書かれているが、僕も経営者として同じことを言えるようになりたい。この本の主人公である栃木県の温泉旅館「大黒屋」の室井俊二社長に会いに行きたいと思う。
●城繁幸『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代』(筑摩書房、2008)
著者自らのこれまでの主張を、さまざまな生き方をする人へのインタビューを通じて世に問いかけている良著。これまでの彼の著書と比べて格段によくなっている。これまでの著書の端々に見られた“川崎工場での愚痴”から脱却し、人事コンサルタントとして飛躍している気がする。
●李登輝『最高指導者の条件』(PHP研究所、2008)
表面的な知識ではなく、幅広い背景的知識がリーダーに求められるという著者の主張に納得。日本の教育を受けた著者が、今の日本のリーダーが失っているものを鋭く指摘している。と同時に、国家的リーダーでなくても、何らかの指導的立場にある者が意識すべきポイントが分かりやすく書かれていた。
●西澤亮一『社長よりも偉いもの 新卒に見捨てられた会社の復活物語』(ランダムハウス講談社、2008)
会社の成長時に立ちはだかる壁とその解決例について、ストーリー形式で分かりやすく伝えている。会社の理念や事業のコンセプトを固めていくプロセスが興味深かった。著者が自分より若いのが驚きだ。経験値の量は年功序列でないのだなぁ。
●西田文郎『ツキを呼び込む 究極の成功思考』(インデックス・コミュニケーションズ、2008)
てっぺんの大嶋氏が常々紹介している西田文郎さんの本をはじめて読んだ。コンパクトでとても読みやすい。ポジティブシンキングのチェックリストとしてGood。
●泉正人『最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術』(ディスカバートゥエンティーワン、2008)
仕事を効果的に行うための仕組み化。著者ほど徹底的にやればかなりのメリットとなるだろう。部分的に取り入れるだけでも役立ちそうな知恵が満載。
●吉澤大『儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方』(日本実業出版社、2008)
業務のマニュアル化についての必要性を痛感した。面倒だからこそ、すぐやるべきなんだなぁ。「閑散期の擬似繁忙期化」にも興味アリ! 実践したい。
●稲垣太郎『フリーペーパーの衝撃』(集英社、2008)
最近急増しているフリーペーパーについての分析。僕はまだ質が低いと思っているのであまり読まないのだが、取材を受けた立場から言うと一部のフリーペーパーは有料誌よりよほど人を行動させる力を持っているようだ。海外のフリーペーパー事情も興味深い。日本で日刊無料紙が流行らない事情については、大手新聞社の閉鎖性と傲慢さがあるのだな…と感じた。
●本田直之『人を出し抜く超・仕事術―「レバレッジ思考」を20代でマスターせよ! 』(主婦の友社、2008)
仕事に対する考え方で、非常に参考になる本だと思う。しかし、同シリーズで7冊も出ているのは?と思う。(他のは読んでいないが、)この人の本を全部読むよりは、1つでも実践してみることが大切だと思う。それが同じ著者の本を先月も読んだ僕の、正直な感想。
●松本順市『上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか? 』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション、2008)
マネジメントに必要なのはコミュニケーションと思う。組織が大きくなればなるほどそれが難しくなるのは、多くの企業の例を見るとよく分かる。著者の経験から出来たこの著書を大いに参考にしたい。
●株式会社ワイキューブ『社長力の真実 』(ロコモーションパブリッシング、2005)
ネット上で無料配布していたので頂いた本。ISBNついて値段もつけられているけど、ただの営業パンフレットだ。

コメント[3]
kyoさん、トルクメニスタンのこと、昔、HPで書いてましたよね?
ニヤゾフ像が撤去されるらしいですよ。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/7382512.stm
近いので一度は行ってみたい国です。
Posted by kenta at 2008年5月 4日 12:21 | 返信
あえてやってるんだろうケド、読書傾向が偏ってないかい?
「内側から見た」と「若者はなぜ」には首を傾げたんだけど、「どこにいったのか」も読んでみようかな。
Posted by こうの at 2008年5月14日 00:28 | 返信
> 偏ってないかい?
そうかもね。
いくつか積ん読があって、一つ読み終わると似たような本を手にとってしまうというのもあるからね。
面白い本があったら紹介してください。
Posted by Kyo at 2008年5月14日 01:24 | 返信
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