09年3月の読書記録
●フィル・ロマーノ『外食の天才が教える発想の魔術』(日本経済新聞出版社、2007)
店舗コンセプト立ち上げについてのヒントが満載の本。これだけ充実した読了感のある本も珍しい。リチャードブランソン並だ。ロマーノ氏の発想力に驚かされるだけでなく、自分自身の経験と重ね合わせることで、新しい飲食店のコンセプトが浮かびまくった。次なる事業は飲食以外と決めているのだが...。飲食業界は極めて魅力的な産業だと改めて感じた。にしはらグループ(三島)の西原宏夫社長にいただいた本。
●小山薫堂『考えないヒント―アイデアはこうして生まれる』(幻冬舎、2008)
アイデアの生み出し方に対する考えには納得した。一見関係のないことを考えているときこそ、発想できるから。「締切はどうにかなるもの」「不便さこそアイデアの源泉」「成果の見せ方」という考え方は秀逸。ぜひ参考にしたい。また繰り返し読みたいと思う。
●南清貴『究極の食』(講談社インターナショナル、2008)
You are what you eat。「風邪をひかない丈夫な身体」は鈍感かも知れなく、風邪をひくこと自体が重要なメッセージ、という考え方に驚いた。いろいろな食品に関する知識が、経験的・科学的に書かれていてとても読み応えがあった。食に関する"常識"に疑問を呈する内容もあり、非常に参考になった。
●堀江貴文『徹底抗戦』(集英社、2009)
絶対的な真実は分からない。でも矛盾する証言をするほかの被告と違い、徹底的に戦おうという彼の精神的なタフさはすごいと思う。実は彼が正しいのかなとも思う。しかし、「不正していない企業なんてほとんどないのでは」という認識と、それを表現しちゃうことは、無邪気さの表れであり、信用されない原因なのかもしれない。
●柳澤大輔『この「社則」、効果あり。』(祥伝社、2008)
●柳澤大輔『面白法人カヤック会社案内』(プレジデント社、2008)
個性を存分に発揮している"法人"の事例を集めた本。すでに廃止になった制度を含めて、紹介しているところがよかった。そのときの状況に応じてルールを変更していく柔軟性。これは面白いかそうでないかを決める要素ともなる。
●稲盛和夫、梅原猛『人類を救う哲学』(PHP研究所、2008)
日本を代表する経営者と哲学者の対談。利他の心、江戸時代以前の日本人の美学について論じ、現在の日本や世界の問題点をあぶりだしている。すごくよい対談。CDとかで実際の様子を聞いてみたい。
●安藤百福『インスタントラーメン発明王 安藤百福かく語りき』(中央公論新社、2007)
大きな市場を創った人の偉大な言葉。短い名言がひたすら羅列されているだけだが、それだけにわかりやすく氏の言わんとすることがわかる。
●内田和俊『「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか』(日本実業出版社、2006)
組織を運営する際に必要な心理学を学びたいと思って読んだ。リーダーの心構えは、常に重要であると再認識。
●柳田邦男『この国の失敗の本質』(講談社、2000)
歴史は繰り返す。第二次大戦の軍による支配と、現在の官僚制度の腐敗の共通点をいろいろな事例から明示している。10年以上前に出た本だが、本質をついているためか、論が全く色褪せない。
●田中靖浩『数字は見るな 簿記があなたの会計力をダメにする』(日本実業出版社、2006)
確かに日本人は数字に苦手意識を持つ人が多い。会計伝票を完成できるのに、月の売上になると分からなかったり...。感覚を養うのに必要な情報が書いてはある本。p.125からのB/Sの見方は、わかりやすく参考になるか。
●澤田尚美『ゼロから起業で月収100万稼ぐ』(講談社、2006)
著者ご自身の起業経験から、必要なこと=本人がしてきたことが丁寧に書いてある。タイトルの通りゼロから立ち上げた人の体験談として読む価値はある。記述が細かいだけに、起業未経験者は途中でひくかも?
●野村佳代『「見る」と「やる」とじゃ大違い 会社づくりの現実とお役立ちポイント』(日本実業出版社、2009)
取材を受け、掲載してもらった本。ついでに出版記念トークショーにも出させていただいた。著者の野村さんがご自身の実体験から、会社設立の方法論を書いた本には書かれていない"現実"を書いている。
●ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか』(誠信書房、1991)
飛ばし読みしただけだが、学生時代に学んだ行動心理学的な知識を、さまざまな事例に応用して考えるヒントになった。人はいつもちゃんと考えて行動しているつもりでも、自動的に導かれてしまうことが多いのだなぁ。
●金本知憲『覚悟のすすめ』(角川グループパブリッシング、2008)
広島カープ、阪神タイガースで活躍したアニキ金本の苦労や心情を語った本。読みやすいというか、内容が薄いのが残念。ペナントレース中にこれを出した真意は?
●山平重樹『ヤクザに学ぶ組織論』(筑摩書房、2006)
「組織論」としては特に何も感じなかった。特異と思われているヤクザが、大きな組織を展開しているのには無鉄砲さでは済まないという内容。普段知ることのない世界の話としては「へぇ」と思うことがたくさん書かれている。
⇒過去の記録:
09年|12|11|10|9|8|7|6|5|4|3|2|1|
08年|12|11|10|9|8|7|6|5|4|3|2|1|
07年|12|11|10|9|8|7|6|5|4|3|2|1|
店舗コンセプト立ち上げについてのヒントが満載の本。これだけ充実した読了感のある本も珍しい。リチャードブランソン並だ。ロマーノ氏の発想力に驚かされるだけでなく、自分自身の経験と重ね合わせることで、新しい飲食店のコンセプトが浮かびまくった。次なる事業は飲食以外と決めているのだが...。飲食業界は極めて魅力的な産業だと改めて感じた。にしはらグループ(三島)の西原宏夫社長にいただいた本。
●小山薫堂『考えないヒント―アイデアはこうして生まれる』(幻冬舎、2008)
アイデアの生み出し方に対する考えには納得した。一見関係のないことを考えているときこそ、発想できるから。「締切はどうにかなるもの」「不便さこそアイデアの源泉」「成果の見せ方」という考え方は秀逸。ぜひ参考にしたい。また繰り返し読みたいと思う。
●南清貴『究極の食』(講談社インターナショナル、2008)
You are what you eat。「風邪をひかない丈夫な身体」は鈍感かも知れなく、風邪をひくこと自体が重要なメッセージ、という考え方に驚いた。いろいろな食品に関する知識が、経験的・科学的に書かれていてとても読み応えがあった。食に関する"常識"に疑問を呈する内容もあり、非常に参考になった。
●堀江貴文『徹底抗戦』(集英社、2009)
絶対的な真実は分からない。でも矛盾する証言をするほかの被告と違い、徹底的に戦おうという彼の精神的なタフさはすごいと思う。実は彼が正しいのかなとも思う。しかし、「不正していない企業なんてほとんどないのでは」という認識と、それを表現しちゃうことは、無邪気さの表れであり、信用されない原因なのかもしれない。
●柳澤大輔『この「社則」、効果あり。』(祥伝社、2008)
●柳澤大輔『面白法人カヤック会社案内』(プレジデント社、2008)
個性を存分に発揮している"法人"の事例を集めた本。すでに廃止になった制度を含めて、紹介しているところがよかった。そのときの状況に応じてルールを変更していく柔軟性。これは面白いかそうでないかを決める要素ともなる。
●稲盛和夫、梅原猛『人類を救う哲学』(PHP研究所、2008)
日本を代表する経営者と哲学者の対談。利他の心、江戸時代以前の日本人の美学について論じ、現在の日本や世界の問題点をあぶりだしている。すごくよい対談。CDとかで実際の様子を聞いてみたい。
●安藤百福『インスタントラーメン発明王 安藤百福かく語りき』(中央公論新社、2007)
大きな市場を創った人の偉大な言葉。短い名言がひたすら羅列されているだけだが、それだけにわかりやすく氏の言わんとすることがわかる。
●内田和俊『「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか』(日本実業出版社、2006)
組織を運営する際に必要な心理学を学びたいと思って読んだ。リーダーの心構えは、常に重要であると再認識。
●柳田邦男『この国の失敗の本質』(講談社、2000)
歴史は繰り返す。第二次大戦の軍による支配と、現在の官僚制度の腐敗の共通点をいろいろな事例から明示している。10年以上前に出た本だが、本質をついているためか、論が全く色褪せない。
●田中靖浩『数字は見るな 簿記があなたの会計力をダメにする』(日本実業出版社、2006)
確かに日本人は数字に苦手意識を持つ人が多い。会計伝票を完成できるのに、月の売上になると分からなかったり...。感覚を養うのに必要な情報が書いてはある本。p.125からのB/Sの見方は、わかりやすく参考になるか。
●澤田尚美『ゼロから起業で月収100万稼ぐ』(講談社、2006)
著者ご自身の起業経験から、必要なこと=本人がしてきたことが丁寧に書いてある。タイトルの通りゼロから立ち上げた人の体験談として読む価値はある。記述が細かいだけに、起業未経験者は途中でひくかも?
●野村佳代『「見る」と「やる」とじゃ大違い 会社づくりの現実とお役立ちポイント』(日本実業出版社、2009)
取材を受け、掲載してもらった本。ついでに出版記念トークショーにも出させていただいた。著者の野村さんがご自身の実体験から、会社設立の方法論を書いた本には書かれていない"現実"を書いている。
●ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか』(誠信書房、1991)
飛ばし読みしただけだが、学生時代に学んだ行動心理学的な知識を、さまざまな事例に応用して考えるヒントになった。人はいつもちゃんと考えて行動しているつもりでも、自動的に導かれてしまうことが多いのだなぁ。
●金本知憲『覚悟のすすめ』(角川グループパブリッシング、2008)
広島カープ、阪神タイガースで活躍したアニキ金本の苦労や心情を語った本。読みやすいというか、内容が薄いのが残念。ペナントレース中にこれを出した真意は?
●山平重樹『ヤクザに学ぶ組織論』(筑摩書房、2006)
「組織論」としては特に何も感じなかった。特異と思われているヤクザが、大きな組織を展開しているのには無鉄砲さでは済まないという内容。普段知ることのない世界の話としては「へぇ」と思うことがたくさん書かれている。
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09年|12|11|10|9|8|7|6|5|4|3|2|1|
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