(コワーキング・アドベント・カレンダー2010に参加してます。そのブログエントリです)
コワーキングとの出会いなどについては、以前書いていますので、こちらをご参照: Coworkingとの出会い
静かなことをよしとしないオフィスにいたいと思った。ワクワクする気持ちでオフィスに行く習慣をつけたかった。そして、仕事の後にもっとワクワクする用事が控えていて、仕事は一定の時間で終わらせたいと思っていた。
コワーキングの考え方を知り、しかもそれがすでに海外では数百カ所単位で存在するという事実を知って、僕は非常にうれしい気持ちとなったのをよく覚えている。そして、僕が漠然と”理想のオフィス空間”と考えていたものが、すでに場所によっては認められているとしって勇気づけられた。
一つの目的に向かう集団は効率的に仕事を進められるかもしれないが、突飛な発想を生み出すのは難しい。考え方もやっていることも違う人同士が、時間と空間を共有することで、個人の発想を超えた何かが生み出せるのではないか。漠然とした実感だが、そう信じている。
自分が経営する店舗の上の階が、空き物件となっていたのはラッキーだった。大家さんと交渉して6月に、コワーキングスペースを開くことを決めた。そのときのプレスリリースはこちら。
その前月に神戸で日本初のコワーキング「カフーツ」が始まったと知り、また、このプレスリリースをきっかけに日本のコワーキング事情をまとめていた松田さんと知り合ったのもいい流れだと思った。
8月1日にPAX Coworkingをオープン。不安なままの船出だったが、直後の8月9日が世界的に「Coworking Day」と決まり、驚きかつ嬉しかった。というのも、この日は僕が社長をつとめる株式会社旅と平和の設立日でもあるからだ。不思議な縁を感じた。
なぜ僕が8月9日に会社を設立したかというと…。最初に始めた事業がパクチーに関するもので、この語呂から「8(パ)月9(ク)日」をパクチーの日と決めたからだ。そして、次第に事業を拡大していき、平和にかかわる事業の割合が増えたとき、8月9日は「PAX(ラテン語で平和)の日」と宣言つもりでもあるからだ。Coworkingという働き方は、人の善意が存分に出るものだとも思っているのに、この記念日が重なったことは奇跡であり、でもその現実を重く受け止めたいと思っている。
さて、日本でのコワーキングはまだ認知度も低い。そして、PAX Coworkingの入居者はまだ少なく、正直言って苦しんでいる。しかし、月に1-2回開催しているJellyは想像を超えるほど盛り上がっているし(詳しくはほかの人のアドベントカレンダーに期待!)、ココ・ワーキングという面白い仕組みもできた。コワーキングスペースを創りたいという話をいくつか耳にしてもいる。これからの動きに期待しつつ、動きを創っていくのが自分の責務だと思っている。
2011年は、PAX Coworkingにおいて、アジア留学生の起業支援的なことなどもしたいと思っている。また起業コンテストも開催予定だ。自分らしい働き方という言葉がかつて就職情報誌をにぎわせたが、自分らしい働き方は自分ですべてをコントロールすること。起業はハードルが高く勇気のいるものではなく、誰もができる一つのライフスタイルであることを、コワーキング事業を通じて証明していきたい。