最近、CoworkingやJellyという単語をようやく多くの人が話すようになったことはいろいろなところで書いているが、日本でのその歴史はまだ1年強と短い。そして、その単語を広めるのに一役買っている”Jelly saikoo!”の歴史はさらに浅いが、おそらくCoworkingやJellyの発展に役立っているしこれから海外とつながるためのノリとしてすごく重要になると思うので、その短い歴史を振り返る。
まず、初めて「Jelly最高!」と言ったのは、European Jelly WeekにPAX Coworkingが東京からゲスト参加した今年の1月20日。そこに来ていたまるごんがデジタルストーリーテリングでまとめる意義を説き、「じゃあヨーロッパの人でもわかるように英語で発信しなよ」という一言で作ることになった。その動画の〆をどうするかと数人で話し合い、分かりやすく叫ぼうということになった。

録音状態も良くないので、「あれはなんて言ってるの」という問い合わせが殺到。「Jelly最高!」ですよ、と説明して回った。その後、「いいね!」の代わりにCoworkingがらみのことについては「Jelly最高!」と書いているうちに少し浸透した。Jelly後の打ち上げは、「Jelly最高!」で乾杯することになり、Jellyの日は一日数回「Jelly最高!」と叫ぶようになった。
3月10日、毎年恒例で僕の誕生日パーティをパクチーハウスで開いた。友人が書家を連れて来てくれ、その人が僕のために一筆書いてくれることに。鳥獣gigaを冬眠状態にして飲食事業はやや縮小しつつも、これをチャンスととらえてパクチーハウスとコワーキングスペースを融合させたいと思い、その当時のプチ流行語であった「Jelly最高!」と書いてもらった。
この書をPAX Coworkingに掲示すると、ますます多くの人が「Jelly最高!」を気にし始めた。東京コワーキング研究会やNHK研修生の取材で、〆にこの言葉を言ってみたりした。いつしか、節目節目は僕の号令で「Jelly最高!」をいうような空気になった。
6月22日、下北沢のオープンソース(OSS)カフェでの夏至Jellyで、Jelly主催者が複数人集まることになった。そこで日本で最初にJellyを始めた僕がその短い歴史を振り返る話題提供をすることになったのだが、そのときにOSSの河村さんがその時間を「Jelly最高!会議」と名付けた。PAX Coworkingの常連に比べてOSSカフェは大人しい人が多いと思うが、せっかくのネーミングを活かそうと話をしている最中に「Jelly最高!」を連呼。僕の「Jelly最高!」はお決まりの言葉となった。
この「Jelly最高!会議」に日本語がそれほど分からない外国人の方がいたので終わった後話していたら、「最高!」とはどういう意味かと問われた。彼は「Psycho」かと思ったらしく、いい意味も悪い意味もあるよねと。だから「the best」だよと説明するとともに、この言葉は世界に広げなければと思った。そこですべてをアルファベット表記にしようと決めた。「Jelly saikoo!」としたのはこのときだ。
スペルについては「saiko!」と「saikoo!」で少し迷ったが、応用編で「saikoooooooooooooooo!」と表記するときのことも考えてとりあえず「saikoo!」を選んだ。
その数週間後、8月3日にNew Work Cityからトニーが来ることが判明。彼に「Jelly saikoo!」を伝えようと思い、日本のコワーキング事情を話す役回りに立候補した。東京で初のコワーキングの運営者だし、日本初のJelly主催者でもあるので、まぁ適役ではあると思うけど、意地でもプレゼンしたい理由はここにあった。
そして、プレゼン後の「Jelly saikoo!」。
「叫んだ!」というツイートがある通り、会場のみなさんも呼応して「Jelly saikoo!」「Jelly saikoo!」。タイムラインにも「Jelly saikoo!」が並んだ。その後、トニーにも「Jelly saikoo!」の説明。
彼の心には、「レストラン+コワーキング」というのが響き、そして掛け声が面白かったらしい。「いつか必ずお前のレストランに行くよ」と。
そして、昨日午後8時過ぎ、トニーから突然電話があり「今から行きたい」と。僕は予定変更して、すぐにパクチーハウスへ。8時半には「Jelly saikoo!」でカンパク。そして改めて、「saikoo!」の意味について伝えると、「paxi saikoo!」「paxi house saikoo!」「PAX Coworking saikoo!」と吼えた!
一年前、Jellyという単語を誰も使っていなかったこと、自分がJellyを主催しながらも、「Jelly!」という単語を使うことが気恥ずかしかったことなどを話した。しかし、「僕はJellyという単語をそのまま輸入した」。だから「トニーは、saikoo!を持ってニューヨークへ戻ってくれ」。
こうして「Jelly saikoo!」は国際語になった。←イマココ
(つづく)
