株式会社旅と平和でやっている2つの事業が、2日連続でNHK番組で紹介された。最初は11月5日(土)の「土曜スタジオパーク」。パクチーハウスのスタッフがパクチー料理を教えるというネタ。そして2つ目が6日(日)の「サキどり↑」。コワーキングが特集され、最初のVTRのほとんどがPAX Coworkingのコアメンバーで構成された。
どちらもそれなりに力の入ったコーナーだった(各10分程度)。自分たちがやっていることがそれなりに注目され、認められた結果ではあると思うので素直にうれしい。店名が出ないのは以前パクチーハウスと鳥獣giga(現在は閉店)がNHKに取り上げられたときと同様だった。”パクチー料理専門店”とまで書くのなら「パクチーハウス」と書いてもいいんじゃないかなぁ。
店名が出ないのはほぼ承知していたので、前日にTシャツを拵えた(笑)。店名を書くのもイヤらしいので、パクチーの葉っぱマークと”paxi”のスペルのみ。シンプルな構成で、なかなかいいのができた。そして、見事NHKに”paxi”という文字の露出に成功。やったね。
シャツを作っちゃえという話がスタッフとの話で出てからの展開が面白かった。発注先をスタッフに調べてもらいつつも、PAX Coworkingのメンバーに話をして布の印刷が専門の堀江さんに相談。複数の取引先に相談してくれ納期やロットについてあっという間に調べてくれ、1時間後には「自作が一番」との結論を下しT-シャツプリンターを発注していた。出演前日に堀江さんの指導の下、そのときいたメンバーの協力を得て作成。「ものづくり」の面白さを体験し、はしゃぎながら作っているうちに、「俺も、俺もつくる」ということになり、PAX CoworkingのTシャツプロジェクトが生まれた。「サキどり↑」の特集もよかったが、そんなところでコワーキングが力を発揮していたことは、もちろんテレビでは分からない。

「土曜スタジオパーク」は生放送だったので、結構緊張した。10日ほど前に話があって、ぜひともうちの正社員2人と共演したいと思い、皆で一緒に行くことにした。テンションを上げて行こうと、渋谷の象徴であるハチ公前に集合。そこから3人で歩いてNHKを目指した。画面に出たのは2人だけだったが、生放送中のバタバタする中、臨機応変に変わる先方の指示に従ってパクソースのパスタを出したのがのむっち。めちゃめちゃ緊張したと言いながら、VTRを見る限り落ち着き払った宙さんが、石原さとみさんとビビる大木さんにパクチー料理を教えた。僕は段取りが決まっている中でいかに小ネタを出すかに注力したが、流れに流された感はある。もっと慣れたい。パクチー帽を持っていったが、リハーサルではOK出たのだが、昼食を食べているときNGが出た。明確な理由はなかったが「NHKですから」と。残念だった。が、裏方を務めてくれたのむっちが生放送中ずっとパクチー帽をかぶっていてくれた。
ところで、番組の中で”paxi”のスペルについて触れた。小田切千アナウンサーが「これでパクチーと読むんですね」と聞かれたので「そうです」と答えた。この単語は僕の造語で、タイ語の”パクチー”のスペルが”phakchi”と難しすぎるので簡単にかけるようにこうした。パクチーは和名(学名)でコエンドロということになっているが、定まった言い方はない(コリアンダー、香菜、パクチーなど)。なので、日本パクチー狂会やパクチーハウスでの活動を通じて”パクチー”ということを決め、スペルを”paxi”としたというのが真実だ。日本パクチー狂会の権威を以て勝手に命名⇒少しずつ定着ということだ。
“paxi”のスペルを作ったのは6年以上前。日本パクチー狂会を旗揚げした時だ。上述の通り難しいスペルを避けたいと思い、親しみのある短いものを探した。1週間以上各国言語を調べ、いろいろなスペルを書いた。その上で決めたのが”paxi”だ。ご存知の方も多いと思うがラテン語の”pax”(平和)と” i “(人、というか旅人の象形文字)を組み合わせた。当時は株式会社旅と平和という会社を作るということは夢にも思っていなかったが、”旅と平和”というコンセプトはすでに僕の頭の中にあった。
番組内で頑張ったのは「緑」へのこだわり(パクソースには根っこを入れない説明)だ。「パクチー100%を目指す」というのもそうした趣旨だ。そして、「最低89%」と無理矢理発言したのは、89(パク)をアピールするため。流れの中では一般のお客さんには分からなかったかもしれないが、パクチーハウスや僕のことを知っている人ならニヤリとしたはずだ。

「サキどり↑」についてはすでに収録していたので、放送日を待つのみだった。結構念入りで、ディレクターや撮影陣は、PAX Coworkingだけでも5回以上来ている。J-waveの収録に行かねばならなかったので途中までしか見れなかったのが残念。後で見たい。自宅や行きつけのファーストフード店でも撮影したメンバーもおり、取材の大変さを皆で味わった感じだ。メンバーおよびドロップイン・ビジターの協力に感謝したい。僕が主宰する個人飲食店経営者の勉強会「飛部会」にも撮影が来たのだが、全く一言も触れられず…残念。僕もほとんど出なかったが、いつも机を並べ、食事をともにするメンバーが入れ代わり立ち代わり出てくるのは感慨深かった。そして、小ネタとしては、メドックマラソン2011のシャツを着ていた。ちなみに、女性のためのコワーキングスペース「cococi」も、PAX Coworkingのインターンをした方が開いたスペースであり、それぞれの生活状況にあわせて素晴らしいスペースができつつあるなと嬉しく思った。
スペースの名前こそ出なかったものの、数件問い合わせが来たのは嬉しい。そして、一年前は誰も見向きもしなかったコワーキングという言葉が、twitterやfacebookで数時間氾濫したことに心躍った。”交流する飲食店”も”コワーキング”もようやくスタート地点に立ったと思う。僕がひとりごちてたまたま周りにいる人が面白がる時期をようやく終えて、スタッフやメンバーどころか全く見たことのない人が、こうしたことを発信し、創造することがどんどん増え