1年を振り返ってみる

年の瀬なので1年を振り返ってみます。書き方の手法は、PAX Coworking松田顕さんのブログを参考にしています。

1月: 会社の先行きが見えないまま年明け。でも希望を胸に、友人の結婚式でのベトナム訪問を機にサイゴンと台北でコワーキング関連の人と積極的に会う。この一手がヨーロッパのコワーカーとの出会いを生み、来年1月のWorldwide #JELLYWEEKで僕がアジア最初のAmbassadorになるきっかけともなる。

2月: 前年に立ち上げたばかりの鳥獣gigaを閉鎖し、創業直後から関わってくれたスタッフに会社都合で退職してもらうという苦渋の決断をした月。

3月: 毎年恒例の自分の誕生日パーティを開催。事業を始めた意義を再確認した翌日に、地球が揺れた。店舗が営業できない状態になり、動揺しつつ、自分ではどうにもできない事象に対応する必要性の中から多くを学んだ。資金完全ショート。想像を超えた事態になって初めて知ることがたくさんあった。

4月: とにかく自分ができることを続けるしかないと、パクチーハウスの営業時間を拡大。ランチとコワーキングを組み合わせ、一人でも多くのお客さんに直接語ることを心掛けた。他人の感覚からたくさんのことを学んだ。

5月: 関西のコワーキングスペースを初訪問。まだ光の見えない状況でもがくことで見えてきた実感を伝えているうちに、全力で頑張らねばと決意。この後、関西でもJellyの波が。また、震災ボランティアのマネジメントを依頼され、一週間仙台と南三陸町に滞在。自らの目で被害を見た。

6月: テレビや雑誌の取材が一気に増えた。また、契約上家賃を払い続けていた鳥獣gigaでのビジネスプランがいくつも持ちかけられるが、すべて決定とはいかず。そして内装をすべて解体。そのときの虚しさは絶対に忘れない!

7月: コワーキングの面白さを初期から感じてくれた藤木穣さんが、コワーキング起業でPAX Coworkingに入居。事業開始から1年で、光が見えてきた。またキャボス会議にゲストとして出席。行動することの大切さを、多くの人から教えてもらう。

8月: New Work CityのTonyさんが来日。コワーキングを広めるイベントが開催できた。また、初めて会う外国の人と、同じ事業をしているということで瞬時に通じ合える面白さを実感。いろいろな国で事業をしたいと思った。

9月: メドックマラソン出場。世の中にはスケールが違いすぎることがたくさんあるのだなと感心。スペインで多くのコワーカーとディスカッションし、感覚を磨く。自分が持っている枠を常に打ち破る必要性を痛感。コワーキングが日本のメディアに出始める。

10月: コワーキングの見学者・取材が激増。毎日の半分以上を新しい人の出会いで費やすことになった。「働き方」に関する講演依頼なども出てきた(2011年後半で、中学生、高校生、大学生、社会人向けにそれぞれ1回ずつ行った)

11月: なんやかんやでパクチーハウスは4周年を迎えることができた。パクチーとコワーキングで、2日連続NHK出場の快挙。またコワーキングスペースで始めた読書会をきっかけにより幅広い層の人と出会うことになった。資金調達や事業拡大に関して、より深く考えるようになった。

12月: すでに上場したり、事業基盤がしっかり完成して安泰ともいえる状況にある友人たちから新たなチャレンジの話を聞いて、触発された。いつも順風満帆とはいかない。でも自分が思い描く世界を創り上げるために、やることたくさんあるから、やらなくては!

2012年は、パクチーハウスとPAX Coworkingのレベルを上げたいと思います。表面上は飲食業とオフィス事業なのですが、どちらも”交流する”ことがベースで、今の日本に決定的に欠けているものを提供するものです。僕がやっているこの2つは現在は「特殊な空間」として捉えられていると思います。その特殊さが当たり前になるように働きかけて行きます。僕の手でも、他人の手でもいいので、”交流する飲食店”と”パーティするように仕事するオフィス”を日本中、アジア中、世界中に広めていきます。

僕は自分が事業をやるうえで得たノウハウ等はすべて公開し、同じようなことをやりたい人を支援したいと思っています。講演・コンサルの依頼は大歓迎。起業を志す人は、一瞬のためらいもなく連絡下さい。

パクチーハウスで働きませんか?

パクチーハウス東京では、スタッフを募集しております。(1)調理経験があり、厨房業務を仕切ってくれるコミュニケーション料理人と、(2)店の全体を見てお客さまに飲食以外の付加価値をも提供し、お客さま同士をつなげるカタリストの役割を担える人を探しています。

人が好き、料理が好き、旅が好きな声が大きくて好奇心あふれる方!前向きで世界をよりよくしようという信念の強い方のご応募をお待ちしています!

飲食店の仕事は地道で丁寧な作業の繰り返しです。大きな夢を持ちつつ、笑顔あふれる空間を支えるやりがいのある仕事を、パクチーハウスでしませんか。今回社員候補は、2名の募集。1月15日までにご応募いただいた中から選考いたします。

(1)コミュニケーション料理人
飲食業の現場で実務経験があり、いろいろな料理にチャレンジしている/したい好奇心あふれる料理人を募集します。「外食は旅だ」という文章を以前書いた通り、食事は人と人とがつながる可能性を秘めていますし、人を笑顔にするものだと考えています。その笑顔まで責任を持ってプロデュースしてください。

「パクチー料理」というジャンルはかつては存在していませんでした。今も、ジャンルとして世の中から認められたわけではなく、一部の方がやっとその言葉を使い始めた程度ですが、世界中からパクチーを切り口にいろいろな料理を集め、それをさらにアレンジしてたくさんの料理を生みたいと思っています。そしていつか料理の一ジャンルと認めてもらいたい。そのために意欲的に新しいパクチー料理を創りたい気持ちも重要です。

(2)カタリスト
職業としての接客経験、または旅人として多くの人と飲み語った経験のある方を優遇します。注文を聞いて食事を出すのはもちろんのこと、たくさんの人がさりげなくつながる仕掛けをどんどん作っていただきたいと思います。

パクチーハウスにあるPieceOfPeaceプラザでは、お客さんが写真・絵画その他の展示ができますが、それを見る人と直接つながるということが一つの面白さになっています。樽を囲んでの立飲みスペースはお客さん同士が自然に集まり語る場を目指しています。また、ブログやfacebooktwitterを使ってお客さん同士をつなげたり、店にいないときにもパクチーハウスを楽しめるよう努力しています。

どちらも社員候補として募集します。最大6カ月間の試用期間中は、アルバイトまたは契約社員といたします。また、同時に(3)アルバイトも募集していますので、土日を中心に週3日以上パクチーハウスで働きたい方はぜひご連絡を下さい。

パクチーハウスでスタッフ募集!

Coworking saikoo! (コワーキング、最高!)

今年もコワーキングアドベントカレンダー2011に参加しています。

昨年よりも多くの人が、積極的に参加してくれたのが嬉しい。25の枠が、あっという間に埋まった。昨年のを見てみると、ほとんどが知り合い。コワーキングに参加してほしい人に、無理矢理書かせたものもあった。今年は番外編もやることになり(クリスマスで終わる理由ないじゃない)現時点で30人がコワーキングについて何か書く。

2010年の最後のPAX Jellyは、すでに今回のシリーズで河村さんジャッキーさんが書かれているように、日本のコワーキングや潜在的なコワーカーにとって非常に重要なターニングポイントとなったようだ。Jellyを開けばなんとか人が集まる状態になっていて(逆に言うと、Jellyを開かないと人が来ないというスペースオーナーにとっては非常に苦しい状態=今年の7月までそれは続いた)、アドベントカレンダーでの意欲的な文章群とあわせて、多少の手ごたえはあった。しかし、心の中でコワーキングを広めるにはまだまだ時間がかかると覚悟せざるを得なかった。

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友人や会社の経営についてアドバイスをくださる方にも直接的・間接的にコワーキング事業は成り立ち得ないのではないかと疑問を呈され、自分の頭の中の理想的なイメージをきちんと伝えることができなかった。会社の業績もその他の原因もあり一時不振になり、スタッフを納得させることもできていなかった。

2011年の年始は非常に悩んでいた。月1−2回の楽しい時間のために、事務所の家賃を払い続けられるわけがないことは分かっていた。でも、その楽しさは、家賃以上の価値があると信じていた。が、どうすればいいのかは分からなかった。
“パーティするように仕事する”オフィスを作ろうと思ったのは、パクチーハウス東京を経営して、お客さまが生み出してくれたさまざまなつながりを見た結果だ。”交流する飲食店”を標榜し、相席やパーティ営業で想いを伝え、「パクチーハウスで面白いことがあった!」と言ってくれる人の言葉を励みにしてきた。そして、人と人とのつながりが、一時的な楽しさや友情を生むだけでなく、ビジネスや社会を変える原動力を生んでいることを目の当たりにした。
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多くの人が一日のうちで最も長く費やすのは、仕事の時間だ。その時間を”パーティ化”することができれば「仕事がつまらない」と言う人が減り、どよーんとして暗い日本の社会を明るく楽しくできるのではないかと考えた。
オフィス事業をやりたいと漠然と思ってからCoworkingという概念に出会うまで8ヶ月かかった。でも、その概念を知ってからPAX Coworking立ち上げまでは2ヶ月強。2010年7月にスペースを開き、半年経ったときに昨年のアドベントカレンダーを書いた。
自分自身の悩みの中に、「コワーキングスペースは日本ではもしかして根付かないかもしれない」という気持ちも正直としてあった。Jellyはある程度流行るだろう。でもスペースはどうかなと思った。しかし、日本にたくさんのコワーキングスペースができなくても、世田谷区の経堂にすごい面白い仕事場があって、そこに人が集まることはありうると思った。パクチーハウスという業態に4年経った今も追随する人が誰もいないように、コワーキングも日本ではほとんど誰もやらないかもしれない。でも、多くの人がやらないことと、そのスペースができないことは同義ではない。
僕は自分が作る最高の仕事場を、もし日本で他に運営する人が増えなくても面白くなるようにしようと考えた。コワーキングという言葉は、今でこそメディアにも多少出ているものの、昨年の今頃はまだ、マイナーワードにも入らないぐらいのものだったと思う。でも、僕が敢えてコワーキングとかジェリーとかいうキーワードを、訳さずにそのまま使おうと決めたのは、コワーキングスペースでの仕事が瞬時に世界とつながれるようにしたいと思ったからだ。
僕が自分のオフィスをコワーキングスペースにしようと思った決定的なきっかけは、coworking visaという発想を知った時だ。「あるコワーキングスペースに属している人は、他のコワーキングスペースも使えるようにしたら素敵じゃない?」という呼びかけに対し、世界中のコワーカーがメーリングリストで「いいね!」「いいね!」と面白がっているのを目の当たりにした。提携したり、資本関係があるわけではない。そこにあるのは(会ったことのない人にたいしても、コワーキングスペースという概念を支持する者同士としての)信頼関係だけだ。「オレは○○にあるコワーキングスペースから来た」と言われたら、諸手を挙げて歓迎する。そういう人たちの一員でありたいと強く願った。
2011年は世界のコワーキングスペースに認知されようと思った。アメリカから始まったコワーキングスペースは、2010年後半にヨーロッパでずいぶん伸びた。日本はどうなるか分からないけど、アジア全体を見ればある程度の数のコワーキングスペースが2011年にはできるんじゃないかと期待した。そして、僕はアジアのコワーキングスペースを勝手に率いようと決めた。
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年初、友人の結婚式がベトナム・サイゴンであった機会を利用し、僕はサイゴンでコワーキングスペースを立ち上げたいと希望する会社を訪問。本当は少ない経験に理想論を運営のノウハウのように語ってアドバイスしてきた。そして、帰りに台湾を訪問し、台北でなんとかJellyを根付かせたいと考えるグループと会い、Jelly運営のコツと日本でのエキサイティングな体験を話してきた。
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そして、大げさなのは承知で「アジアのコワーキングスペースに次々アドバイスしてる