2010年8月31日

2010年8月の読書記録

●ダニエル・ピンク『フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか』(ダイヤモンド社、2002)
8年前の本だが、今にも、いや、今こそ読むべき本だと思った。そして、フリーエージェント人口が増えると、coworkingが絶対に必要となるだろう。フリーエージェント経済をまとめているのは、互恵的な利他主義というフレーズが印象的だった。

●NHK「あすの日本」プロジェクト『"35歳"を救え-なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか』(阪急コミュニケーションズ、2009)
タイトルに惹かれて読み始めた。35歳の年収は10年前より平均すると低いのかもしれないが、チャンスは増えてると思う。規範が崩れたときに何をすべきかわからないのは、視野が狭すぎる。同世代と社会を変えたい。まずは自分の認識を変えるだけ。会社から追い出されたら、フリーエージェントになるチャンス。

●都あきこ『パパ抜き子連れ旅―赤道越えちゃいました』(幻冬舎、2007)
面白い。パパ抜かないで~と思うが。子供を連れて旅をするのは、現地とのかかわりを持ちたかったらオススメする。子供の力はすごい。みんな子供を連れて旅するといいんだよね。

●三宅耕二『頭金ゼロではじめる〈高速〉収益不動産投資成功法-実践編-ーお金に縛られない自由人の暮らしを早期に実現する方法』(ぱる出版、2009)
分かりやすい本。でもサラリーマンから「お金に縛られない自由人」になったとタイトルからして書かれているが、不動産を事業にするというだけの話。リタイアではない。お金に縛られないではなく、組織に縛られないというのが正しい表現だろう。

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2010年7月31日

2010年7月の読書記録

●フィル・ロマーノ『HMRの旗手-イーチーズの挑戦―食ビジネスの次世代戦略を探る』(柴田書店、1999)
食に関わる者として非常に刺激を受ける反面、彼以外の人がこのような発想をあまり持たないことにとても疑問を感じる。

●クリストファー・マクドゥーガル『BORN-RUN-走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の"走る民族"』(日本放送出版協会、2010)
脚が痛むほど走ったことはないが、最近ランニングを続けているので、ランナーのみなさんのオススメを受けて読んだ。走ることについての価値観が変わった。始めたころはしっかりしたクッションつきシューズをそのうち買おうと思っていたのだが、それにより生じる怪我等の話を知ってベアフットランニングにチャレンジしようと思った。靴がない時代のことを考えれば合点がゆく。

●アラン・M・ウェバー『魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ-飛躍のルール52』(英治出版、2010)
友人の市川裕康さんが訳した本。クリエイティブに仕事をする上でのヒントが満載。

●中村仁『小さなお店のツイッター繁盛論-お客様との絆を生む140文字の力』(日本実業出版社、2010)
実際の事例が豊富。約1年本人と豚組のツイートを見てきたので、それぞれの背景もわかって面白かった。

●中村三郎『肉食が地球を滅ぼす』(双葉社、2003)
動物が自然でなく工場にされている。食べ物のでき方として知っておいたほうがよい情報と思う。しかし、肉食を否定するのは現実的でない。どのように肉と付き合っていくかを考える面白い本。

●マルコム・グラッドウェル『天才-成功する人々の法則』(講談社、2009)
天才とoutliersは訳としてどうだろう。少し違和感を感じた。成功は一人の才能でなく、環境やコミュニティから生じるという意見は面白い。時代の流れの中で活躍する人が出てくるのは確かだが、自分が成功するための時代の流れをつくる人こそが天才だと思う。

●伊藤志歩『畑のある生活』(朝日出版社、2008)
農業を志す人の生活を描写した本。こだわりの農産物を流通させようとしている人の視点から書かれていて興味深かった。

●塩見直紀『半農半Xの種を播く』(コモンズ、2007)
農業をしながら、やりたいことをやりぬいている人たちの記録。自分の知り合いの中にも、同じような試みをしている人がいる。僕自身はそういうことに少し憧れる部分もあるが、今は事業をしながら農にちょっとずつ触れられるようになりたいと思っている。

●井上和幸『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版、2010)
どうしてこの本を買ったのか思い出せない。家にあった。よくあるビジネス書。なんかしら学ぶことはあるのだが、惰性で読んでいる感じがした。惰性で読むならビジネス書以外を手に取ろうと思った。


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2010年6月30日

2010年6月の読書記録

●Todd Sundsted、Tony Bacigalupo、Drew Jones 『I'm outta here!  How coworking is making the office obsolete』(Not an MBA Press、2009)
世界のCoworking事情について書かれた本。いろいろな事例と考え方が書かれていて非常に参考になった。まだ発売から半年ちょっとなのに、絶版(?)なのは残念。注文から手元に届くまで1カ月半もかかった。でもCoworkingを事業化する直前に届いたのは何かの縁!

●斎藤智文『世界でいちばん会社が嫌いな日本人』(日本経済新聞出版社、2010)
会社に対する態度が、確かに日本人は一般的にカタイと思う。自分が会社員にいたときもそうだった。そういう空気があった。意図せずに、旅の最中にいくつもの会社を訪れたことがあるが、それとのギャップを感じながら毎日通勤していた。いい会社を作りたい。だって、毎日楽しみたいもの。みんなが楽しんでくれるにはどうすればいいか、考え実践し続けなくては!

●山川博史『1店舗目で成功したオーナーはなぜ2店舗目で失敗するのか』(アーク出版、2008)
現時点の自分に非常にためになる本。自分のやりたいことを実行しながら、自分の存在感を薄くする。頭で必要と分かりながらも寂しさを感じる業務の移管。しかし、個人でできること以上のことをするために会社を作ったのだから、現場のヒーローはスタッフであるべきだ。複数の事業を安定させるまで、手元に置いて時々めくるべきだな。

●子安大輔『「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ』(新潮j社、2009)
飲食店の成り立ちについて分かりやすく書かれた本。実際に経営していると少し物足りないが、これから始めようとする人や未経験の方にはお勧め。よくわかる。日本の食文化を海外に輸出するという意見には大賛成。ただし、安易に利益追求した業態が世界に出て食文化を壊す可能性もあり、業界全体のモラル向上も必要だと思った。

●鬼頭宏昌『耳かきエステはなぜ儲かるのか? 成功する「超ニッチビジネス」のカラクリ』(講談社、2010)
いろいろなビジネスを著者ならではの視点で切り取っており気持ち良い本。著者とは数年付き合いがあり、ブログや直接に話を聞いたりしているので目新しさはそれほどないが、ひたすら行動することにより得てきた実体験がもとになっているので、普通の飲食コンサルの方の本とは一線を画すものだ。

●アレックス・ニコルズ・シャーロット・オパル『フェ アトレード-倫理的な消費が経済を変える』(岩波書店、2009)
フェアトレードについて詳しく理解したい人向けの本。ボリュームがあるので最初から読むと大変かもしれない。基本書を読んで関心を持った人が、10章の 「フェアトレードの未来」などを参考に行動していくといいのだが。

●清水正『世界に広がるフェアトレード-このチョコレートが安心な理由』(創成社、2008)
フェアトレードの基本を知るにはよい一冊。短くて読みやすくもある。日本国内でどう広めるかという視点がほしいが、現状その解がないといのが事実だろう。個人がフェアトレードに取り組むステップも分かりやすく書いてあるのだが、段階が飛躍しているので「とりあえず一回買ってみて」というところでとどまってしまっている。

●辻村英之『おいしいコーヒーの経済論』(太田出版、2009)
自分が食べたり飲んだりしているものの現実を知るにはいい本。自分の口に入る瞬間までになにが起こっているか、それを理解してなお美味しく飲食できるか。コーヒーを習慣的に飲んでいる人は一度目を通すといい。

●村田武『コーヒーとフェアトレード』(筑波書房、2005)
ベトナムとブラジルのコーヒーの話。食料自給率が低いからこそ日本でフェアトレードをという終章の提言がいかに実行されるか。興味のない人の興味をどう喚起するか。

●井澤岳志『7つの超低リスク戦略で成功する 飲食店「開業・経営」法』(日本実業出版社、2009)
とても分かりやすい。販促スケジュールの立て方などは、店長に長期的な視点を持たせるにはよい手法と思った。キャッシュフローと実際に残る利益の関係なども、創業前には読んでおくべきだな。このレベルの本はスタッフ全員でシェアしたほうがよいかもしれない。

●ねこまんま地位向上委員会『おとなのねこまんま-あったかごはんを極うまに食べる136』(泰文堂、2009)
手食関連でほかのツイッターユーザーとの会話で出てきた本。とにかく、何でもねこまんまにしているだけという印象。あと、マヨネーズ使いすぎじゃないか?ねこまんまは手食できると聞いてなんとなく図書館で借りたのだが、これ手食しにくいでしょ!

●村上敦伺、四方健太郎『世界一蹴の旅-サッカーワールドカップ出場32カ国周遊記』(双葉社、2010)
友人の元同僚ということで早速購入。もう一つのワールドカップ(未完成)を8年前にやっていた自分としては、このようにワールドカップと旅のネタを書籍化した2人を素直に尊敬する。内容に関しては、ブログだと面白いだろうな。でも、書籍にするには考察が甘い気もする。


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2010年5月31日

2010年5月の読書記録

●ムハマド・ユヌス『ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家』(早川書房、1998)
世界を動かすにあたって大切な信念を貫く過程があますところなく書かれている。まず常識の殻を崩すこと。ありえないと言われながらもそれを実現するための大いなる勇気となる。

●山本謙治『日本の「食」は安すぎる-「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない』(講談社、2008)
やまけんさんの名前は聞いたことがあったが、ブログも著作もあまり読んだことがなかった。初めてきちんと読んでみて、内容には共感。飲食店を経営する立場として、ここに書かれていることはきちんと受け止めて、消化したい。今後の店作りに、ここに書かれている知恵を利用したい。

●西川治『世界ぐるっと朝食紀行』(新潮社、2007)
旅の本も食の本もたくさんあるけれど、この本は秀逸と思う。臨場感もあるし、いろいろな知識を得ることができる。こういう情報を、みんなもっと吸収するといいな。経堂でタイ料理のソンタナをまもなく開業予定のフミさんに借りた。

●山本皓一『日本人が行けない「日本領土」-北方領土・竹島・尖閣諸島・南鳥島・沖ノ鳥島上陸記』(小学館、2007)
学生時代、陸路国境を越えることに喜びを感じていた。日本にはないものに感動したりした。しかし、日本にも境目に関する争いは存在する。ほとんどの日本人が知らない事実は怖い。「ロシアや韓国...政府が国民を巻き込んでの"領土権の既成事実化"を図っているのに対し、日本政府は"国民に隠し通す国境政策"をとっている。」(p.205)読みやすいし、状況がよくわかる写真もある。必読の書。

●さかはらあつし『サリンとおはぎ-~扉は開くまで叩き続けろ』(講談社、2010)
他人から見たら不幸で大変なできごとを繰り返し、しかし前向きに生きる姿勢に感動。自分がなりたい状態にひたすら向かい、ゴールにたどり着く。この姿勢は人生を楽しみたいすべての人に不可欠だ。



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2010年4月30日

2010年4月の読書記録

●K・ブランチャード『1分間顧客サービス―熱狂的ファンをつくる3つの秘訣』(ダイヤモンド社、1994)
顧客を満足させるだけでなく熱狂させる。パクチー"狂"会から始まっているパクチーハウスはもちろん「熱狂」が目的なのであるが、この本を参考にどんどん改善していきたい。毎日毎日一つ余分に実行せよ!

●小泉武夫『くさいはうまい』(毎日新聞社、2003)
素晴しい本。発酵食品を開発してきた人類はすごい。そして、こんなに素晴らしい叡智を利用せずに食をないがしろにしていることは罪だといえる。食文化は多様性を持ち続けるべきで、「いつでもどこでも同じ味」というのには異議を唱えるべき。いろいろな食文化を学びながら、地域にあったものを自作するのが楽しい。

●日下公人『大人の国のための戦争学―日本人が知っておきたいこと』(PHP出版、2004)
人口論と戦争の関係について述べたくだりが興味深かった。明快な論調で日本人の平和や戦争に対する思考停止に警鐘を鳴らす。

●佐々木俊尚『ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術』(宝島社、2010)
ネットを活用したセルフブランディングについて分かりやすくまとめられている。やっているひとにとっては至極当たり前のことなのだが、各種サービスの活用法も載っているので一読して損はない。エゴサーチって単語は何とかならないか。もっといい用語を求む。

●三浦由紀江『1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス』(ダイヤモンド社、2009)
パートから初めて大宮駅所長にまでなった方の振り返り。どんな仕事でも「楽しむ」姿勢が、よりやりがいと責任ある仕事を呼ぶという好例だ。どんな仕事でもルーチンだと思って手を抜く人は多いが、その発想を変えるだけで相当仕事ができるようになる。相手の視点に立って仕事をするかどうか。楽しさの鍵はそこにある。

●松村劭『戦争学』(文藝春秋、1998)
古代からの戦争について分かりやすくまとめられている。ビジネスに通じるという意見には同意しようと思わないが、やり方によっては応用できるだろう。

●デヴィッド・バック『自動的に大金持ちになる方法 オートマチック・ミリオネア』(白夜書房、2004)
予算を組み、計画どおりに実行できない人間の性に頼らず、自動的にお金を貯めていく仕組みづくりのための本。何気なく買ってしまうジュースなどの気づかぬ浪費を抑えるかどうかで人生が変わるとか。住宅ローンの返済に関する記述は参考になった。

●Rachel Halstead、Struan Reid『Everyday Life In The Ancient World: Learn About Homes, Houses And What Food The Romans,Celts, Egyptians And Other People Of The Past Used To Eat』(Southwater Pub、2009)
古代の文化について知ってみようと思ってぱらぱらめくってみた。興味深い記述がある反面、"オニギリ"についてのページを見て、なんだか情報の危うさを感じた。

●ジェフ・M・ブラウン『ジョニー君のレモネード屋台』(バジリコ、2006)
子ども向けという触れ込みでビジネスについて網羅的に解説している。子供が最後まで読めるか?起業しようという人が参考にしてもいいと思う。事業売却やフランチャイズなどのことまでも書かれているのが子供らしくない気がするが、北米ではそんなもんなのかな?


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2010年3月31日

2010年3月の読書記録

●山口絵理子『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記』(講談社、2007)
彼女のことは、いろいろな媒体から断片的に知っているつもりでいたが、この本からはかなり刺激 を受けた。根性ある。フットワークの軽さとあきらめないこと、そして自分の信念を信じることが大事!

●ローザ・セイ『アロハ・マネジメント』(講談社、2009)
ハワイの人の考え方をビジネスや組織に応用するというとても興味深い本。大急ぎで読むとハワイ語の意味を覚えきれず、途中で混乱してしまった。ゆっくりと腰を落ち着けて読むべき一冊である。


●石川雅之『もやしもん(8)』(講談社、2009)
農大を舞台にした漫画。ビール特集ということで読んでみた。ビールに関する基礎知識が学べる。執筆過程でおおくの地ビールメーカー等に協賛を得た模様。漫画執筆においてああいう手法もあるのだなぁ。

●本田直之『人を動かすアフォリズム 90』(小学館、2009)
本田さんの著作を久しぶりに読んだ。紹介されているアフォリズムもよいが、それが収録されている本を読んで、当人との視点の違いを見極めたい。何度も読んだ小説はあるが、何度も読んだビジネス書は僕にはまだ少ない。そういう本に出会いたい。

●横田正弘『博物館はマーケット―個人経営ミュージアムの集客と黒字経営のしくみ』(春日出版、2009)
この本の舞台になっているミュージアムに行ってみようと思って読み直した。ミュージアムというハコモノを個人の発想で黒字化したすごいところ。あらゆる人を楽しませるとして増やしたアトラクションは、何でもアリの雑多な感じなのだが、確かに著者が言うようなワクワク感のある場所だった。

●宗次徳二『日本一の変人経営者』(ダイヤモンド社、2009)
CoCo壱番屋を一代で築き上げた経営者の話。変人と言うが、真面目にコツコツと積み重ねた結果が大成功につながったという話。小さな工夫とその継続が成功をもたらした典型的な例で、そのストイックさは本を読んだだけでも驚くべきもの。


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2010年1月31日

2010年1月の読書記録

『iPhone情報整理術~あなたを情報''強者''に変える57の活用法堀正岳』(技術評論社、2009)
iPhoneの使い方事例がアプリの紹介とともに書かれていて便利。せっかくの機器を有効に使いたい人は、最初に目を通すとよいと思う。へーそんなことも、といった発見も多い。そこまでやるか...というものも含めて。

●庄司智子『うーらのオーガニックレシピ手帖2』(エンターブレイン、2009)
パクチーハウスで出版の打ち上げをしてくださり、著者からいただいた本。僕はほとんどレシピ本を読んだことがないが、素材に対するアイデアなど、非常に参考になった。美味しい一冊です。前作にも目を通してみたい。

●金森重樹『1年で10億つくる不動産投資の破壊的成功法』(ダイヤモンド社、2005)
不動産に関してはほとんど知識がないのだが、事業をやっている者の教養としてめくり始めた。事業融資の担保としての不動産の価値を改めて思い知らされると同時に、住宅ローンと不動産投資にかかる税金に関する差を初めて知った。無知はこわい。

●柏木珠希・高樹公一『副業で始める「飲食店ビジネス」-会社を辞めずに年商2億円のノウハウ公開』(講談社、2009)
サラリーマンが副業で飲食店を始めるという視点で、事例と方法論を書いた本。立場は違うけれども、非常に参考になる本だった。ケースの中にあった島居里至さんの例とやり方は興味深い。また、「平日の昼は本業をしている人」がいかに店舗を管理するかという点も興味深かった。

●Tim O'Reilly、Sarah Milstein『The Twitter Book』(Oreilly & Associates Inc、2009)
twitterの使い方が網羅されている。使いながらいろいろなことを身につけたり、発見するほうが楽しいと思うが。やたらとマスコミで連呼されているtwitterの面白さが少し使っても分からないけれど、それでも理解したいという方はページをめくってみてください。

●加藤ひろゆき『借金ナシではじめる激安アパート経営 不動産投資でつとめ人を卒業スル方法』(ぱる出版、2008)
不動産投資について学ぼうと適当に選んだ本。カタカナの混ぜ方と文章が好きではなかったが、内容は分かりやすく読んでよかった。不動産投資について知りたい人が最初に開ける扉として最適と思う。

●井寄奈美『小さな会社のトクする人の雇い方・給料の払い方』(日本実業出版社、2009)
人事の基本がわかりやすく書いてある。一応僕も人事の職歴はあるので、知っていることも多いが、自分の会社にあてはめようとするとき、参考になりそうだ。

●吉田信康『これならできる 小さな会社の超簡単経理―もう悩まないもう困らない会社の経理がらくらくわかる』(ぱる出版、2005)
前に買った本を確認をこめて目を通した。会社設立直後の事務を簡単に説明した本。現実的な解決法が書いてあるが、自分の会社はこの段階をこえて次のステップを踏まねばならない。税理士が書いた「税理士の選び方」は、交渉時の心構えとしてやや参考になった。

●「フォーチュン」編集部『シークレットアドバイス 世界トップの企業家・CEOが明かした「私の働き方」』(幸福の科学出版、2008)
世界の名だたる経営者の言葉が並べられている。印象に残る言葉も多いが、抜粋の仕方がよくないのだろう、全く魅力を感じない項目も多かった。この一冊を読むよりも、きちんと時間をかけてそれぞれの経営者の著作を読むべきと感じた。

●中村伸一『感動が共感に変わる』(こう書房、2008)
やけにアマゾンの評価が高い本。「俺」の考え方はわからないこともないのだが、そこにのめりこめない人は同社のツアーをどう捉えるのだろうか。強いコミットを求めるツアーを開催しているだけに、その反動も大きいのではないかと、読書の途中から思った。


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2009年12月の読書記録

●伏木亨『おいしさを科学する』(筑摩書房、2006)
「日本のカレーは和食である」。日本のダシ文化について、わかりやすく論じた本。うまさのポイントは、身体によくない影響があるとされる砂糖と油。そしてもう一つが、日本でいうところのダシである。ダシは美味しさと健康を両立させる素晴らしいもの。砂糖不使用、油も極限まで減らした"地球を救うカレー"は、ダシが味の決め手となっている。「スパイシィ、ヘルシィ、オイシィ」を実現する商品を出している者として、本書はその根拠となる本だった。

●森枝卓士『手で食べる?』(福音館書店、2005)
小学生が世界のさまざまな食文化を学びながら手食にトライしている。行儀作法をその形としてではなく、本質として学べれば食育として非常に価値があるだろう。必見。子ども向けの本であり、買えとは言わないが、パクチーハウスに置いとくので見といてください。

●内海正人『仕事と組織は、マニュアルで動かそう』(クロスメディア・パブリッシング、2008)
会社の基礎作り=マニュアル。チェーンだからではなく、仕組み化を徹底させるために必要な仕事について分かりやすく書かれている。パクチーハウス東京もこの基礎をしっかりさせるときだ。非常に参考になった。

●本吉圓子『あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て―子どもの心にひびく愛ひびかない愛』(カンゼン、2006)
甘えと甘やかしの違い。子供が求めているのは、小さなことという記述に納得。子育ての本はたくさんあるが、これだけシンプルで説得力のある本は少ないのでは。著者の保育経験が、ものすごく参考になる。

●午堂登紀雄『お金の才能』(かんき出版、2009)
よくあるお金についての考え方の本。不動産投資については興味を引く記述があったが、その内容にまでは踏み込めていないので、ほかの書籍を参照する必要がある。広く浅くの本。

●島田昭彦『デキる人は皆やっている 一流の人脈術』(明日香出版社、2006)
目新しいことはほとんどなかった。マメさが肝心。本論とは関係ないが、インドで手食を勧められたというくだりがあり(p.140)、この本にこの時期で会ったのは縁だろうなと感じた。

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2009年11月30日

2009年11月の読書記録

●大林豁史『外食・非常識経営論―今の売上で、2倍の利益を上げる方法』(ダイヤモンド社、2007)
非常に参考になる本だと思った。外食業界の常識とは違うことをやっている。しかし、おかしなことをやっているというよりは至極まっとうであると思った。僕も店を作ると決めて最初に思ったのは外食の常識は必ずしも一般的な常識と合致していないということ。僕は一般的な(というか僕独自の、笑)常識に従ってやってきた。「非常識経営論」の「非」が、表紙では裏文字になっているところにそういう思いが込められてるのではないか。外食経営者必読。

●塚越寛『いい会社をつくりましょう』(文屋、2004)
経営の手法や戦術は柔軟に変わる必要があるが、経営の哲学はいつの時代にも変わるものではない――。「いい会社をつくりましょう」というシンプルな社是は、長期的な視点に立った無理のない成長への確信から来ている。実際訪れて空気感がすごくいいところだったなぁ。健全に経営者として生きていくためには、ビジネス書の合間にこういう本を読んでおくべきと思った。

●丸元淑生『システム自炊法―シングル・ライフの健康は、こう守る』(中央公論社、1987)
タイトルは独身者向けの健康管理法だが、料理の基本・必須栄養素などについて非常に分かりやすく書かれている。外食で摂りすぎているものを減らすだけでなく、現代人に必須なミネラルなどを効果的に摂る方法などもためになる。今月から始めた手食カレー業態「Bij @ paxi house」は、この本に書かれている「必要なもの」を補う手段の一つとなりえそうだ。

●雁屋哲『美味しんぼ(24)』(小学館、1990)
カレー特集。p.86-88は必読。

●柳澤大輔『アイデアは考えるな。』(日経BP社、2009)
「人はある考え方を公言するようになると、それまではそうした考えを持っていなくても、その考え方に従って行動する傾向が際立って強くなる」。面白法人というニックネームをつけた同社はまさにその好例。すごい企画を考える人の裏にはすごくない企画がたくさんあり、だからすごくないアイデアをたくさん出しまくろうという姿勢も参考になる。

●宮台真司『日本の難点』(幻冬舎、2009)
日本の論点を一人で書く、というところから本書が始まっているように、議論は多岐にわたっている。著者自身の主張の強さは分かるが、全体としては理解しにくい。いくつかの事例の選び方にも疑問が残った。

●小川浩『仕事で使える「Twitter」超入門』(青春出版社、2009)
twitterについて現状がよくまとめられている。将来像についてはどうでしょう。歴史の浅すぎるメディアdから...。結構なへヴィユーザーでありながら、ユーザーが世界で2億人を超える来年ぐらいに、メディアとして面白くなくなるかもなと僕は思っているので...。


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2009年10月31日

2009年10月の読書記録

●伏木亨『人間は脳で食べている』(筑摩書房、2005)
「おいしさ学」を学問的に考察した良著。安全・安心を求め「脳で食べる」という見方に大変興味を覚えた。本能的な部分を失った極端な嗜好などについての仕組みがよくわかる。飲食店経営者は必読、毎日ご飯を食べる人は読んでおいて損はない。

●松下一郎『本当は危ない有機野菜―リサイクル信仰が生み出す「恐怖の作物」』(徳間書店、2009)
有機野菜は定義があいまいだ。しかしほとんどはそれを善ととらえている。本書の警鐘がどこまで真実かはわからないが、有機に興味のある人は目を通して損はないだろう。以前、リサイクルワンで食品リサイクルに関わっていた時、コンビニ弁当を堆肥化することに疑問を覚えたことがある。弁当を食べたくないと思っている人が、それでできた野菜を食べたいのかなと。「泥つき野菜は危ない」「虫食い野菜はより危険」など、一般的な思い込みを覆す発言も多く、読んでいて刺激になる。

●李登輝、小林よしのり『李登輝学校の教え』(小学館、2003)
"22歳まで日本人だった"李登輝氏の幅広い見識がわかる本。大きなことを成し遂げる人は、物事を大きく捉えてる。目先のことにとらわれない。李登輝氏のような人物を生んだのは日本の教育だ。李登輝氏のようになれる人物が現れない理由はない。

●ヨーラム"ジェリー"ウィンド『インポッシブル・シンキング 最新脳科学が教える固定観念を打ち砕く技法』(日経BP、2006)
メンタルモデルという概念を用いて、人間の思考について解説した本。現実は脳と世界が共同で作り上げる物語であるという論に納得。同じものを見てそれぞれが違うことを認識している。「世界は通常考えられているより、ずっと柔軟性に富んでいる」。世界平和の実現を妨げるのもメンタルモデルであり、「ありえないと思えることを考える勇気と理解力をもち、それに基づいて行動することが重要である」。

●ダニエル・ピンク『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』(三笠書房、2006)
大学卒業以来、企業に属したり旅をしたりする中で、漠然と考えるに到ったことが書かれており、わが意を得たりという感じだ。自ら会社という組織を作る上で実現したいことがたくさん書かれていた。

●駒崎弘樹『働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法』(筑摩書房、2009)
自分より若い著者が、成功を成し遂げただけでなく、本書のような考え方に到ったことに、素直に感動した。社会の問題に自分の頭で考えて提言をするこの人は、まさに社会起業家の代表だと言えるだろう。日本を変えるのは、誰かではなく「あなた」だ。

●雁屋哲『美味しんぼ-101』(小学館、2008)
久し振りに読んだ漫画本。かなりタメになる。「食の安全」について書かれた一冊で、誰しもが目を通してほしい。それにしても山岡士郎に3人も子どもがいるとは...!

●水野仁輔『カレーの法則―スパイスマジックでつくる』(日本放送出版協会、2006)
カレーの基礎を確認できる一冊。経験で身につけてきた知識を一気に整理することができた。カレー粉+1~2種類のスパイスという形でのレシピ紹介は分かりやすい。「さすがカリ~番長」という感じの一冊。

●みずのじんすけ『東京カリー番長の神様カレーguide150』(文藝春秋、2002)
これだけのガイドを作るってのはホントにすごいことだ。店の特徴が、店主の声とともに分かりやすく紹介している。(カレーに限らず)飲食店は、その創業にものすごいストーリーがあると思う。その一部を垣間見ることができる本。

●丸元淑生『図解 豊かさの栄養学〈3〉最新ミネラル読本』(新潮社、1992)
知らない分野の知識が盛りだくさんで吸収しきれなかったが、とても興味深い内容。食に関わるものとしては手元に置いておきたい一冊だ。というわけで、買おうかと思ったが、絶版みたい。図書館に置いとくしかないか。

●コグレマサト、いしたにまさき『ツイッター140文字が世界を変える』(マイコミ、2009)
僕がtwitterを再開してから3か月で起こったできごとを振り返ったような感じの本。日本でのtwitterの歴史はまだまだ浅いのだな。twitter経験のない人にどうtwitterを伝えるのだろうかと思って買ったのだが、やっぱりそれは難しいようだ。「14年かかってネットはついにここまで来た」という一文に激しく同意。僕が今twitterにはまっているのも、ネットを始めて以来考え続けている「ネット⇔リアル」が実現しやすいツールと考えるからだ。


⇒過去の記録:
09年|12|11|10|987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321