2006年11月15日

フィンランド・カフェ

アークヒルズで開催中のフィンランドカフェを取材夏休みの渡航先を偶然フィンランドに決めて以来、ものすごく気になる国になっている。

フィンランド政府観光局の日本局長と話をしていて、僕自身が“はめられた”ことに気づいた。映画『かもめ食堂』をバックアップするなど、今年はとくにフィンランドに関心のなかったひとに注目してもらうため、さまざまなプロモーションをしていたとか。今まで一度も渡航先の候補にあがったことのないフィンランドに行くことになったのは、いつの間にかそういう気分を刷り込まれたからかもしれない。

開催の主目的は、「フィンランド好きの人のためではない」と言っていたのが印象的だった。フィンランドと接点のなかった人に、デザインとか音楽に触れる過程でフィンランドを知って欲しいということらしい。5年前は“北欧大好き少女”みたいな人ばかりが来たそうだが、最近ではカフェの雰囲気が気に入ったり、口コミで知った人が多く来ているそう。

「フィンランドだからいい」ということではなく、気に入ったデザインや雰囲気がフィンランドから来たものだった、というところがフィンランドの魅力だと思う。旅行中にもそう思った。フィンランド旅行で何がよかったかと問われると、何より先に「雰囲気」と答えたくなる。

局長も言っていたが、フィンランドの歴史的遺産としての“見栄え”は他のヨーロッパ諸国に劣る。しかし、現在の文化は受け入れやすい。なんというか、自己主張が強くなく、シンプルなので、商品や考え方で気に入ったものを輸入したとして、日本文化の中で溶け込みそうな気がするのだ。

これも局長と合意したことだが、フィンランドの魅力は「旅行」者には分かりにくい。ガイドブックに書かれたものを確認しにいく「旅行」をするためにフィンランドに行くと、「ドイツやフランスの方がよかった」という感想を抱くだろう。しかし、行った先で未知なる物を発見したいという「旅」人の感覚を持っていれば、その魅力が分かると思う。

取材していて、カフェのメニューは僕の友人でもあるフード・クリエイターの植松良枝さんが監修していると分かった。彼女の料理は想像力/創造力があって、うまいですよ!

2006年10月29日

船旅はエンターテインメント

9月下旬、タリン⇔フィンランド間で乗ったフェリーはゴージャスだった。

バルト海クルーズ船の中にピアノバー!

5年前も、バルト海を走る船の豪華さに驚いたものだが、レベルは格段に上がっており、満足度はさらに高くなっていた。船はすでに移動の手段ではなく、楽しむ場だと思う。連載していた北ヨーロッパ紀行の最終回にこの船のことを書いた。旅行記をこんなに早く書き終えたのは初めてと思う。今回の旅で気づいた4つのことがうまく伝わっただろうか。

■特集・晩夏のひと時――北ヨーロッパ紀行
(1)トナカイ肉は美味しい!
(2)世界遺産なのに落ち着ける島
(3)フィンランドの"未来委員会"
(4)船旅はエンターテインメント

2006年10月18日

パイプオルガン

岩の教会とも呼ばれるテンペリアウキオ教会。岩の中に作られている。音響効果が優れており、コンサートなどにもよく利用される、ヘルシンキの観光スポットの1つだ。

テンペリアウキオ教会

暗くて見えにくいが、写真の左端にパイプオルガンがあり、たくさんの人が集まっている。ドイツ発のパイプオルガンを巡るツアーの観光客たちが、熱心に曲を聴いていた。ドイツから船でマルメ、ストックホルムを経由して、ヘルシンキにやって来たという。各地のオルガンを見て、音を楽しむのだとか。そういう高尚な観光があるんだなぁ。

弾いている人は、なんと日本人だった。横浜・戸塚や鎌倉を拠点に活躍するオルガニストで、そのツアーに参加しているという。あたりに日本人が多いと感じたオルガンツアーの主催者の方が、彼女を指名して「弾いてみなさい」ということになったらしい。4-5曲だったろうか。すばらしい音色だった。

弾き終わったのを見計らって少し話しをすると、僕が世話になっている明治学院大学の教授の知り合いということが判明。驚いた。そのオルガニストは、明治学院大学戸塚キャンパスのチャペルに勤務している。


…で、昨日。UCLA学生向けレクチャーのために同大学を訪れたので、そのチャペルを訪ねてみた。少しあいさつをするだけのつもりだったが、ずいぶん親切に対応してくれ、パイプオルガンの説明をしてくれた上、弾かせてくれた。

鍵盤を触るのはかなり久しぶりなので、曲は全然出てこなかったが、和音を押さえるだけで教会中に響く音のすごいことすごいこと・・・。すっかり魅了された。

ぜひチャンスを見つけて、彼女の演奏を聴きに行きたい。

2006年10月 9日

ベビーカー

フィンランドでは、ベビーカーで子どもを連れた人をよく見かけた。以前スウェーデンでも、やけに子連れが多いと思ったことがあり、育児・少子化政策が進んでいることをなんとなく実感できる。

フィンランドノベビーカー(WBS風)

ベビーカーもしっかりしたものが多い。

タイヤがものすごく大きいので、石畳もへっちゃらだ。帰国後、日本のベビーカーは軟弱そうだなと思うようになった。街歩きには支障がないだろうが、長距離移動には適さない。子どもを旅に連れて行くには、北欧型のベビーカーがいい。

2006年10月 7日

マネキン

フィンランドのマネキン

フィンランドのマネキンは表情豊か。

この人たちなんて大笑い。

2006年10月 5日

コリ類(?)

ヘルシンキの市場で見かけたこの野菜。

ロマネスク

初めて見た。名前はロマネスク。ブロッコリーとカリフラワーの親戚とのこと。アブラナ科でキャベツの変種らしい。味はカリフラワーに近い。

スペイン語が専門のによると、キャベツは「col」。ブロッコリーの「コリ」と、カリフラワーの「カリ」はここから来ているのではないか。ざっと調べても分からなかったが。

佐谷家ではこれらを「コリ類」と名づけた。ちなみに「コリアンダー」(パクチー)は「コリ類」ではない。

ゲイシャ・チョコ

フィンランドでものすごく頻繁に見かけた商品。

ゲイシャ・チョコ

よく売れているようだ。板チョコ型以外にも、個別包装のものや、お徳用のものがあり、非常に買いやすくなっている。

しかも、ピンクのパッケージが目立つこと目立つこと…。

2006年10月 4日

トナカイ

フィンランドとエストニアの旅行記は、すぐにでもまとめるつもりだけど、そう言って結局まとまらなかったことも多いので、今日から少しずつ写真を小出しにしてエピソードでも書こうと思う。

今回の旅でこの動物が好きになった!

トナカイ(正面図)

そう、そう。トナカイですよ。

サンタクロースの橇(ソリ)を引くことで有名、というか、それぐらいのイメージしかなかったトナカイだが、フィンランドではしばしば目にした。もちろん、ホンモノがヘルシンキの街に歩いているわけはなく、一度も見たことはないが、aarikkaなど街のいたるところでそれがデザインされているのを見た。

そして、この肉がオイシイ!

燻製も、ソテーも、シチューにしても、クセがなく食べやすい。日本では食べられないかなぁ。またフィンランドに行く機会があれば、ぜひ食べたい。というか、トナカイを食べにフィンランドに行ってもいいぐらい。

ちなみに、トナカイの缶詰を1缶買ってきたので、タイミングのいいときにうちに遊びに来れば食べられます。トナカイ缶は高いよぉ~。カニ缶並み。