会社設立1周年記念日でもあるパクチーの日を中心に、前後3日間パーティーをやるというチャレンジングな企画が成功のうちに終わった。3日間で約120人が来パクしてくれた。
この企画をしようと思ったのは、パクチーの日が土曜日であると気づいた数カ月前だったのだが、忙しさ(という言い訳)にかまけて、7月末まで告知ができなかった(しなかった)ため、実は集客にかなりの不安を抱えていた。
事業として店舗を開き、そこでパーティーをしている以上、一人でも多くの人に来てもらうのは経営的な至上命題であり、そこに来てくれた人が楽しいと思うことはコンセプトを伝達する上での至上命題であった。どちらに関してもうまくいったというほかない。そして大いに楽しませてもらった。
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初日は「パクの内弁当」という、パクチーハウスのつまみ的料理(+α)を網羅したセットメニューを買ってもらい、交流してもらうという企画。平日なので来店時間がまちまちだろうということで、全く同じものを食べてもらうことによる一体感をはかった。

開店から約1時間、午後7時までは閑古鳥が鳴いていたが、その後来た数人にまとめて大テーブルに座ってもらい、乾杯(カンパク)の号令をかけると、すぐさま打ち解けていた。パクチーハウスの事業プランを書いているときに思い描いていた風景がそこにあった。
その後もテーブルを埋める程度のお客さんが来店。ゆる~い雰囲気ながら、パクチーハウスのよさや、他のレストランや居酒屋との違いを分かってもらえたのではないか。この日入籍をした後に直パクしてくれたカップルもいて、店全体で彼らを祝った。
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2日目は、本番。告知直後は全然参加表明がなく焦ったが、数日前にいろいろな人からの書き込みがあり、参加希望者数は定員に達した。
この日は僕のことをよく知る親友たちと、パクチーやパクチーハウスに興味があるという人たちが参加してくれた。割合的には後者が3分の2ぐらいか。僕の友人たちは、パクチーハウスにより飛躍的に友達のネットワークが広がることを喜んでくれ、初めて会った人たちは「こういう雰囲気は初めてだ!」などと言いながら、僕の親友たちのエネルギーをはるかに超えるぐらいのパワーで、呼応してくれた。

このパーティーには僕の両親も参加してくれたが、彼らと同じ世代の夫婦がほかにもいて、孫連れで来てくれた。会場は1歳から65歳ぐらいまで幅広い年齢層で、まさに世代を超えたパーティーになった。僕がパーティーをいろいろ企画するのは僕自身のいろいろな体験があるからだが、この日のパーティーは僕の体験の中でも理想に近いものだった。
自分よりずっと若い世代と対等に話をしてくれる人たちを僕は尊敬する。会社という場所では、このことをできるだけ避けようとする人が多かったように思う。もちろん、僕自身の力量のなさもあるのだが、仕事の階級により雑談すらしにくい雰囲気はよいものではない。旅だったり、こういうパーティーだったり、自分の立場を最初に明確にする必要のない場所では、他人に対する真摯な態度が人をひきつける唯一のものである。こういうところでは、一人ひとりの“素”が出るんじゃないかな。

ちなみにこの日は“飲みつくせ”パーティーという別名があり、パクチーハウスのビールショーケース(約160本入り)や生ビール(約3樽)、すべて飲みつくされた。やった!
翌日のことがあるので無理はしたくなかったが、終電を(わざと)逃したお客さんやパクチーハウスのメンバーで、近所の店で朝まで飲んだ。
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最終日はパクチー狂会の設立のきっかけになるパクチーを育ててくれた(実は高校の同級生でもある)植松良枝さんが呼びかけをしたパーティー。西麻布の超有名ベトナム料理屋『キッチン』の鈴木シェフのほか、料理関係者がたくさん来ていたので、内心ドキドキしていた。

この日、特別メニューとして用意したのは「煮込みパクバーグ(パクチー入りハンバーグ)」。ハンバーグの具の中にパクチーの根を入れたほか、ミルク系のスープにパクソースを入れて緑に染めてそれを煮込んだのがポイント。出した側が自分で言うのも何だが、本当に旨かった! ハンバーグや餃子ってのは肉に味付けをする途中で味見をするわけにはいかず、初めて目分量で作るときはかなり難しいと思うのですが、我らがシェフ・山下氏は参加者全員の満足を引き出してくれました。ありがとうございます。

立食パーティーが盛り上がるのは、もはや必然なのではないかという感想を持った。「こういうスタイル慣れていないんです」と、はじまって数分間はいろいろな人が僕に言ってくるのだが、1時間も経つと僕の方が「仲間に入れてよ~」というぐらい盛り上がっている。
こういう機会はもっともっと増やしていきたい。そして、いろいろな店でこういうスタイルが行われれば面白いと思う。そうしたら参加者として、そこへ行こう。
大満足のまま、お盆休みへGO!