2010年6月16日

パクチーのうた、J-waveでオンエア

13日(日)の朝、J-waveロハスサンデーの「サラヤ・エンジョイ・ナチュラル・スタイル」というコーナーにゲスト出演した。パクチーハウスと手食について。約20分の番組なので、たっぷりお話しすることができた。

対談相手はそのコーナーを担当する、フードディレクターの野村友里さん。昨年、彼女が監督を務める『eatrip』の配給会社から連絡をいただき、協賛したことがあったので(といっても、パクチー銀行からパクチーの種を渡しただけなのですが)、試写にも行って勝手に親しみを感じていた。しかし、映画の公開前レセプションに行ったときも、本人が超多忙な様子で会話できずじまいだったので、ひょんなことからゆっくりお話しする機会をいただき嬉しかった。

収録の際にJ-waveに入ってすぐ、「リクエストは?」と言われビビった。六本木ヒルズ内のクリエイティブな感じのオフィスで緊張が高まっていたのもあって、「ロハスサンデーにふさわしい曲」が全く思いつかなかったのだ。一方で、「パクチーハウス」や「手食」にふさわしい曲はすぐに思いついた。

その曲の名を口にするなどおこがましいと思ったのだが、その曲のことが頭に浮かんだ途端、ほかの楽曲のことなど頭に思い浮かばない。何度か「決まりました?」と促された後、急に思いついたように切り出した。



『パクチーのうた』ってのもあるんですがね」

「何それ!聞きたい!」
ネット上に置いてあるこの曲を再生し、番組プロデューサーが即OK。かくして、急な話だが、『パクチーのうた』のオンエアは決まってしまった。

放送当日、ラジオを聞きながら軽く震えてしまいましたよ。

「ミュージシャン以外で、自分が唄っている曲を流した人、初めてです」
そりゃそうだろう...。

というわけで、J-waveでアーティストデビューしました。

jwave_paxisong.jpg
07:41「パクチーのうた」佐谷恭
中孝介さんらと並んでしまった...(笑)


2010年6月10日

外パク

パクチーハウスは"商圏20000km"構想を実践しており、来店客数の1割程度を海外からの旅行者にしたら面白いだろうなと思っているので、二店舗目は出さないと何度も述べた。

しかし、パクチーハウスの雰囲気を、外に持って行くことには非常に興味がある。相席を気に行ったお客さんがほかの店でもいろいろな人と交流してくれればそれもよしだし、スウェーデン生まれの「ビラビラビーラ」を多少アレンジしながらも広めようとしているのもその一環だ。

また、他店舗とのコラボにも興味がある。他店舗のシェフが、パクチー料理にチャレンジするお手伝いをする。パクチーハウスの常連さんが初めてそこを訪れたら面白いし、先方のお客さんが思わぬところでパクチーハウスに触れる。そして、料理だけでなく雰囲気を持ち込めれば最高だ。

そんな"お出かけパクチーハウス"を「外パク」と名付けよう。6月に2回の外パクが予定されているので、ここにお知らせします:

6月12日(土) 劇パク!
浅草のアサヒ・アートスクエアで11日から14日まで行われる劇団 reset-N の『視野』という作品の会場で、12日のみパクチー料理の屋台が出ます。15:00~と19:30からの2回。開演の1時間前からパクチー料理を販売予定です。この演劇には、パクチーハウス元アルバイトで男前役者の平家和典さんが出演します。詳しくは、reset-Nのウェブサイトにて。

6月19日(土) ベルパク!(ビルパク!)
赤坂のデリリウムカフェ・レゼルブにて、同店の武居シェフが、ベルギービールにパクチーをアレンジします。佐谷恭プロデュースということになっており、『ぱくぱく!パクチー』をシェフに熟読してもらったほか、ちょっとだけアドバイス(注:好き勝手な意見のこと)をさせていただきます。美味しいパクチー入りベルギービールとパクチー入りベルギービールをお楽しみください。詳しくはこちら

地方でもじゃんじゃん開催したいと思います。なかなか東京に行く機会がないというあなた!数十人集めていただければ、パクチー料理だけでなく、パーティの面白さを伝えるイベントが実行できるよう考えます。遠慮なくご連絡ください。


『ぱくぱく! パクチー』
『ぱくぱく!パクチー 悪魔的においしい食べ方・育て方and MORE!』

2010年5月17日

タイフェス・タイ航空ブースで早川大地さんとUSTREAM

16日午後4時ごろから、スイートバケーションの早川大地さんがタイフェスティバル入口に近いタイ航空のブースで行っているustream中継に出演させてもらいました。以下の動画で、30分ぐらいから出ています。


2010年3月17日

タイ人はパクチーを食べないか?

一昨日のこと。twitter界隈では極めて有名な大井町のすし処さいしょの税所さん @SushiSaisho が、同姓の税所夫妻と、前者の税所さんを僕に紹介してくれたインフォテリアの平野社長 @pinahirano と来パクして下さった。

後者の税所夫妻がタイ人学生を連れてきてくれ、僕を含め6人で非常に楽しい時を過ごさせてもらった。

会話の中の一つの話:

一緒に行ったタイの学生の「タイではパ クチーは飾りで食べません。日本のパセリのように除けて食べます。」という話には一同びっくりでした:)

を、平野社長がツイートしたところ、昨日一日中リツイート(RT)が繰り返されたもよう。このことについて感想を述べてみたい。

この話を聞いた時、すごく興味深い話だと思った。タイでトムヤムクンを注文すると、レモングラスやバイマックルーなど"噛めない"ものがたくさん入っており、それとは別に海老やフクロダケ、パクチーなど"噛める"食材も入っている。タイ人学生の彼女は「トムヤムクンで食べるのは海老だけ」というのだ。この発言には驚いたし、面白いなと思った。

彼女は、パクチーは飾りなので全部どけると言っていた。レモングラスのように、香りを出しておしまいというのだ。「食べる人もいますがね」と前置きした後、みじん切りのパクチーを箸でつまむと、これぐらいの大きさのもどけますよ、と。タイ料理は捨てるところばかりだとも言っていた。

すごく意外な話だった。しかし、タイ料理に入っているパクチーの量(デフォルト)を考えると、どけるのが面倒でないぐらいの量かもしれない。上にかかっていたりして目立つ存在ではあるが、気合い入れて食べようとすると、意外と少ないのがタイ料理におけるパクチーなのだ。

この発言をRTしたのは、パクチー好きの人も、パクチー嫌いの人もいた。前者は「ショック」「意外」「おいしいのに」というものが多かったが、後者は「自分は正しかった」(笑)などというもの。しかし、僕が思ったのは好きでも嫌いでも、みんなパクチーを意識しまくっているということ(ふふふ)。

パクチーはタイ料理のイメージが強い。実際、コリアンダー、シラントロ、香菜、ダニャなどさまざまな呼び方があるにもかかわらず僕が「パクチー」の呼称を選んだのは、"旅人(i)が平和(paxi)を創る"というフレーズへのこじつけもあったが、それよりなにより「パクチーは嫌い。コリアンダーと香菜は食べられる」などという人が多かったため。本質的に同じものなのに、地域差なのか料理との組み合わせの差なのか分からないが、「パクチー」となるとオトナでも好き嫌いを公言していいことになっているからだ。

しかし、パクチーの研究をすればするほど、パクチーはタイのものではないと感じてきた。その発祥は地中海とされているし、タイはじめ東南アジアだけではなく、ヨーロッパ、アフリカ、中南米でも大量に食べている国がある。パクチーハウス東京をタイ料理かアジア料理の店だと思ってくる人もいるが、世界の料理にパクチーは入っている。店の内装も、どちらかというと、ヨーロッパの夏の広場をイメージしており、パクチー=タイと思って来店した人は、入った瞬間にイメージを覆される、旅で初めての場所に行ったときと同じような感覚を味わうことになる。

さて、タイ人の多くがパクチーを食べないのかどうかは分からない。しかし、タイで使われているパクチーの量なんて大した事がないのですよ。僕の実感ではモロッコ、ポルトガル、メキシコ、ペルー、中国あたりがパクチー大量摂取国だと思う。そしてこれらの国ではパクチーはどける存在ではなく、食べまくる存在だ。

店を開いてから、パクチーハウスでタイ人としゃべったのは3回目だった。いつも「パクチーすごいね~!」と言われていたので、タイ人がパクチーを食べない可能性については考えたことがなかったので、上の発言は衝撃的であったが、世の中の奥深さを学ぶという意味では感動に違い気持ちを抱いた。

そして、"パクチーの国"と思われているタイ人の方が、パクチーを薬味として捉えているところに、殴り込みをかけているのが「パクチーを薬味から主役へ!」と訴え続けている日本パクチー狂会であり、パクチーハウス東京である。

いつもはどけるパクチーをむしゃむしゃ食べながら、「こんなにいろいろな食べ方があるんですね!」と美味しそうに食べてくれたのは嬉しかった! その味わい、栄養価などの面から、ますます注目されるのは間違いない、というか、注目させますよ。

2010年2月24日

乾杯のために

ナチュラルハーモニーの代表・河名秀郎さんの話を聞きに越谷レイクタウンまで行ってきた。当人の活動は地球を救う手食オーガニックカレーライスの立ち上げをしている最中に知ったのだが、つい先日『自然の野菜は腐らない』という本を読み、ますます興味を覚えた。。

有機栽培はいいものだと思い、オーガニックカレーライスを広めたいと考えた。しかし、つきつめていくと定義があいまいだし、「有機JAS」がつけられた商品の中には、作り方を知ると食べたくなくなるものもあり、たいそう驚いた。選ぶにあたっての基準を自分なりに作る必要はあるが、情報を集めれば集めるほど分からなくなると感じていた。

河名さんの話は、非常に説得力のあるものだった。どこかの自然食品屋さんみたいに不健康な顔をしていないし、「自然⇔反自然」という観点から分かりやすく話をしてくれた。肥料を使わない自然栽培にはとても興味を覚える。肥料がないと育たない、連作すると障害が出るという現代農業の"常識"は、自然界には当てはまりにくい。何年でも果樹は実をつけるし、野の草は連作する。また、無農薬の種なしブドウとか、オーガニックのサプリメントなどの中途半端な商品も一刀両断。話に引き付けられた。

先日京都で出会い、その足で東京まで来てくれた谷野さんも、化学調味料をできるだけ身体に入れない努力をするだけで、味覚が研ぎ澄まされるという話をしていた。「健康のために」という言葉はあまり好きではないが、「おいしく、楽しく」食べ続けるために、自分たちの食のあり方を考えるべきであるなと強く感じた。

世界の多くの"乾杯の音頭"は、「健康のために」という意味を含むと聞いたことがある。もうすぐ35歳の僕は、乾杯を続けるためにいろいろ始めたいなと思う。これは個人的な話であり、かつ、事業化の中にも発想を取り入れていくということだ。


【告知】3月7日に、毎年恒例の誕生日パーティをします。パクチーハウス東京にて。来てね。

2009年11月24日

2周年パーティシリーズ、ありがとうございました

パクチーハウスの2周年を記念した5日間連続パーティシリーズが無事終了した。11月から定休日をなくし、社員の休みを増やしてから最初の大きなイベント! 来てくれた皆さん、本当にありがとう。そしてタイとなスケジュールをこなし、休みの日も参加者として来てくれたスタッフ一同にも感謝したいです。

最終日は山下シェフが休みの日にもかかわらず、いつもにないメニューを出すというチャレンジをしたのだが、期間中の最大客数を達成し、笑顔があふれたのが印象的。"なんとか"こなせたので皆自信がついただろう。そしてシェフの機転の利かせ方を学びたいとも。それぞれその日の役割を明確にして、レベルアップして行くぞ~。僕らはやっと2年の経験を得た。

久しぶりに朝から厨房で調理をした。ペルー料理で代表的なセビーチェとアロス・コン・ポジョを作ったのは実は僕です。セビーチェはとくに難しいと思ったが、多くの人からお褒めいただき、嬉しかった!

2009年、33回のパーティが終わった。来月もう3回(20日、24日、29日)やって今年はおしまい。しかし、来週から週1ペースでPublic'S'peaceにおける「小さなパーティ」(2-8名程度)を開いていきたいと考えています。最初のうちは僕の友人・知人と語るという企画に参加者を募る"ゲスト・トーク"から始めたいですが、誰か立候補してくれませんか。テーマに興味のある人に加わってもらい、ゆっくり飲みながら楽しいネットワークを広げていきましょう!

2009年11月17日

まもなくパクチーハウスオープンから2周年!

パクチーハウス東京、まもなく2周年です。2周年を前に、11月よりついに定休日を廃止。そして同時に、ランチ業態として「地球を救う"手食"オーガニックカレー」をスタートいたしました。
http://bij.paxihouse.com/

というわけで、みなさまには毎日パクチーを食べていただけます。また、パクチーの種を使った日本でもっともポピュラーな料理のひとつ「カレー」を通じて、食や世界の諸問題を考えていただけます。

さて、2周年だ。

何も分からずに店を開いたその日から、たくさんのことを学んできました。"交流する飲食店"というのが事業計画を書き始めたころからの理想形で、実は店を開く5日前にはこのビジネスプランでかながわビジネスオーディションの「日本起業家協会賞」を頂きました。

その講評において、「あなたのやろうとしていることは面白いけど、果たして実現可能だろうか」という旨のことを言われたのを思い出します。プラン通りに実行できるのかと、掲げたテーマに人がついてくるのかと。

相席とかパーティ営業は絶対に面白いと思っていました。しかし、それをどのように受け入れてもらえるかについてはノーアイデアでした。そして、店をオープンしてみると、慣れない仕事に追われて、プランを実行する余裕はほとんどありませんでした。

・・・そうした中で、お客さんから頂いた意見は、僕の思いを確信にまで導いてくれました。
  「料理が珍しいから隣の人とシェアしてみました」
  「店内が開放的な雰囲気だから、話しやすいですね」
  「パーティは席が決まっていないから、たくさんの人としゃべれて嬉しい!」

僕らが店ですべきことは、僕らの意思でお客さんを動かすことではなく(そんなことは絶対にできない)、お客さんの意思で楽しみを見つけられる環境を作ることだと、次第に気づかされてきました。――"交流する飲食店"であり"交流させる飲食店"ではないのだと。

とにかく場所を提供したいという思いで、いろいろ考えてきました。最初の1年は、月に1回パーティをやってみようと試み、1周年記念に「見知らぬ他人と囲む鍋」という酔狂(しかし今やアタリマエ)な
企画を立ち上げました。毎月1回パーティの企画をするのはネタ的にしんどかったです・・・しかし、来てくれた方の笑顔を見るにつけ、自分たちがやるべき方向が分かってきました。

そこで2009年は、年間36回パーティ宣言で幕を開けたのです。また、"毎日がパーティ"的な状況を実現するため、気軽に話せる立ち飲みスタイルの店舗内店舗「Public'S'peace」を4月にオープン
しました。

2周年を無事に迎えられることを大変うれしく思います。そしてますます場づくりに専心したいと考えております。具体的には、Public'S'peaceの有効活用を、とくに目論んでいます。店全体で行う「パーティ営業」だけでなく、テーマを決めて人が集う"小さなパーティ"を日常化したいと思います。

2周年パーティが終わった後、僕は週に1回以上、この"小さなパーティ"を主催したいと思います。テーマを決めたり、こだわりのある生き方をしている友人を招いて、樽や大テーブルを囲みます。興味あるテーマ、人を見つけたときに自由参加できるようにしたいと思います。また、同様の"小さなパーティ"を主催する方も募集したいと思います。パクチーハウスという場を利用して、それまでにないつながりを作り、みなさんが豊かで楽しい人生を過ごすことを希望します。

では、2周年パーティで会いましょう!

(2009年11月15日発行のパクチーハウス会員向けメルマガ『ビラビラビーラ』のコラム「佐谷恭のぱくぱく日和」より)

◆パーティに来る方(それはあなたです!)は、こちらから概要をご覧ください
◆パクチーハウスの会員になりたい方は、こちらの書類(pdf)を印刷して書き込んだ上、パーティ会場へお越しください。
◆仕事が立て込んで忙しい方は、5日間のうちに隙を見つけてパーティに参加して、できるビジネスマンであることをアピールしてください。

2009年9月19日

20000人!

さきほど、ついに20000人目のお客さまがご来パクされました。

パクチーで語りたいという軽い気持ちで日本パクチー狂会を創設したのが2005年のこと。
2006年に息子・慧が生まれると分かり、息子の成長に負けないよう、自分のテーマである「旅と平和」で事業を立ち上げようと決意したのが2006年。
半年間いろいろ考えた挙句、旅と平和のコンセプトを伝える場所がほしいと思い、それまで考えたこともなかったレストランの経営を思いつき(3月)、ネタはパクチーしか持っておらず、えいやっとパクチーハウスを立ち上げた(11月)のが、2007年。

それからもうすぐ2年が経とうとしています。そして、会社も3期目に入り、「勝負の年、第二の創業期」と位置付けていますが、その実行のために2人の社員を雇ったこの週に、節目を迎えることができました。

これからも精進していきます。「paxi」に込めた意味「旅(i=旅人の象形文字)」と「平和(pax=ラテン語で平和」を世の中に発信していきたいと思います。


関連記事: (パクチーハウス東京のリアルタイムブログ)
http://paxihouse.com/index.php?itemid=1265
http://paxihouse.com/index.php?itemid=1267

2008年9月 3日

パクチー展から1年...

昨年の今頃、渋谷マークシティーで「パクチー展」をやった。知人の勧めでそのためのスペースを利用できることになったとき、それは突然であったため、完全に0(ゼロ)の状態だった。でもとりあえずやった。「パクチー展」の1週間で約100人と話をすることができた。僕のこれからの構想を語った、というか、話をしながら構想を固めていった。「パクチー展」の期間中に、パクチーハウス東京の物件が内定したのは象徴的なできごとだ。

11月にとりあえず開店に至ったが、ずっと何かに追われているようだった。あっという間に時間が過ぎた。8月にお盆休みで店ごと休みにして、ようやく振り返ることができた気がする。そして、パクチーハウスの今後を象徴するであろう「メンバーシップサービス」「ビール回数券」「世界のビールマラソン」を本格的に開始することができた。

時を同じくして、テレビ番組で最も影響力の強いものの一つとされる「王様のブランチ」で店が紹介された。この効果は確かに大きかった。店のキャパシティが限られているので売上などの伸びは飛躍的というわけではないが、予約のお断りをしなければならない電話も、店の活気を作り出してくれている。以前に増して長居するお客さんが増えた。回転率の低下は、飲食店経営の非常識かもしれないが、僕が最も目指すところである。パクチーハウスは何かを食べるだけの場所じゃない。

またこれも時を同じくして、いろいろな知人・友人がここ数週間毎日のように顔を出してくれている。何の前触れもなく、懐かしい顔が突然目の前に現れたりする。これほど嬉しいことはない。友達の紹介で知り合った人、前職の大先輩、最近参加を始めた経営者の会で同席した人、etc...。この一年ぐらいの出来事を話しながら、その間に起こったことを乗り越えて来たのは、いろいろな人と出会い、話をする過程でアイデアをもらったからだと強く思った。ありがたいことだ。

2008年8月11日

3夜連続パーティー!

会社設立1周年記念日でもあるパクチーの日を中心に、前後3日間パーティーをやるというチャレンジングな企画が成功のうちに終わった。3日間で約120人が来パクしてくれた。

この企画をしようと思ったのは、パクチーの日が土曜日であると気づいた数カ月前だったのだが、忙しさ(という言い訳)にかまけて、7月末まで告知ができなかった(しなかった)ため、実は集客にかなりの不安を抱えていた。

事業として店舗を開き、そこでパーティーをしている以上、一人でも多くの人に来てもらうのは経営的な至上命題であり、そこに来てくれた人が楽しいと思うことはコンセプトを伝達する上での至上命題であった。どちらに関してもうまくいったというほかない。そして大いに楽しませてもらった。

初日は「パクの内弁当」という、パクチーハウスのつまみ的料理(+α)を網羅したセットメニューを買ってもらい、交流してもらうという企画。平日なので来店時間がまちまちだろうということで、全く同じものを食べてもらうことによる一体感をはかった。

パクの内弁当

開店から約1時間、午後7時までは閑古鳥が鳴いていたが、その後来た数人にまとめて大テーブルに座ってもらい、乾杯(カンパク)の号令をかけると、すぐさま打ち解けていた。パクチーハウスの事業プランを書いているときに思い描いていた風景がそこにあった。

その後もテーブルを埋める程度のお客さんが来店。ゆる~い雰囲気ながら、パクチーハウスのよさや、他のレストランや居酒屋との違いを分かってもらえたのではないか。この日入籍をした後に直パクしてくれたカップルもいて、店全体で彼らを祝った。

2日目は、本番。告知直後は全然参加表明がなく焦ったが、数日前にいろいろな人からの書き込みがあり、参加希望者数は定員に達した。

この日は僕のことをよく知る親友たちと、パクチーやパクチーハウスに興味があるという人たちが参加してくれた。割合的には後者が3分の2ぐらいか。僕の友人たちは、パクチーハウスにより飛躍的に友達のネットワークが広がることを喜んでくれ、初めて会った人たちは「こういう雰囲気は初めてだ!」などと言いながら、僕の親友たちのエネルギーをはるかに超えるぐらいのパワーで、呼応してくれた。

08年パクチーの日

このパーティーには僕の両親も参加してくれたが、彼らと同じ世代の夫婦がほかにもいて、孫連れで来てくれた。会場は1歳から65歳ぐらいまで幅広い年齢層で、まさに世代を超えたパーティーになった。僕がパーティーをいろいろ企画するのは僕自身のいろいろな体験があるからだが、この日のパーティーは僕の体験の中でも理想に近いものだった。

自分よりずっと若い世代と対等に話をしてくれる人たちを僕は尊敬する。会社という場所では、このことをできるだけ避けようとする人が多かったように思う。もちろん、僕自身の力量のなさもあるのだが、仕事の階級により雑談すらしにくい雰囲気はよいものではない。旅だったり、こういうパーティーだったり、自分の立場を最初に明確にする必要のない場所では、他人に対する真摯な態度が人をひきつける唯一のものである。こういうところでは、一人ひとりの“素”が出るんじゃないかな。

08年パクチーの日

ちなみにこの日は“飲みつくせ”パーティーという別名があり、パクチーハウスのビールショーケース(約160本入り)や生ビール(約3樽)、すべて飲みつくされた。やった!

翌日のことがあるので無理はしたくなかったが、終電を(わざと)逃したお客さんやパクチーハウスのメンバーで、近所の店で朝まで飲んだ。

最終日はパクチー狂会の設立のきっかけになるパクチーを育ててくれた(実は高校の同級生でもある)植松良枝さんが呼びかけをしたパーティー。西麻布の超有名ベトナム料理屋『キッチン』の鈴木シェフのほか、料理関係者がたくさん来ていたので、内心ドキドキしていた。

後夜祭

この日、特別メニューとして用意したのは「煮込みパクバーグ(パクチー入りハンバーグ)」。ハンバーグの具の中にパクチーの根を入れたほか、ミルク系のスープにパクソースを入れて緑に染めてそれを煮込んだのがポイント。出した側が自分で言うのも何だが、本当に旨かった! ハンバーグや餃子ってのは肉に味付けをする途中で味見をするわけにはいかず、初めて目分量で作るときはかなり難しいと思うのですが、我らがシェフ・山下氏は参加者全員の満足を引き出してくれました。ありがとうございます。

後夜祭

立食パーティーが盛り上がるのは、もはや必然なのではないかという感想を持った。「こういうスタイル慣れていないんです」と、はじまって数分間はいろいろな人が僕に言ってくるのだが、1時間も経つと僕の方が「仲間に入れてよ~」というぐらい盛り上がっている。

こういう機会はもっともっと増やしていきたい。そして、いろいろな店でこういうスタイルが行われれば面白いと思う。そうしたら参加者として、そこへ行こう。

大満足のまま、お盆休みへGO!